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タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[Medium Dark]  200g

TarimeMD


※新作は炭酸ガスが多い珈琲です。松屋式で抽出する時には、蒸らし時間:4分で抽出してください。
 蒸らし時間が短いと珈琲が薄くなります。

 

更に更に、松屋式の蒸らし時間短縮を体感頂きたく、新作珈琲1個以上、ご注文のお客様にプラ金枠を1個プレゼント致します。
※淹れ方は、以下の記事をご参照くださいませ。
【記事】まとめ:プラ金枠レンジのかけ方
レンジレシピ

 

ご希望の方は、ご注文の際、備考欄に「プラ金枠希望」とご記入くださいませ。
 

ちなみに、このプラ金枠、焙煎担当:中川が1個1個心を込めて作るお手製です。
これから製作致しますので、少しお時間を頂くこととなりますが、ご了承くださいませ。
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内容:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[Medium Dark]  200g

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
 
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】
生産国 :タンザニア
エリア :タリメ[ムリバCPU、グルメコーヒードライミル]
生産者 :ドーマン社
標高  :約1700m
品種  :N39
生産処理:ウォッシュド
 
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【動画:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン テスト焙煎】

 
【動画:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン 本焙煎】

 
 

「リベンジ!タンザニア・タリメ・ゴールドマイン」

今回の新作は、タンザニアです。
タンザニアは、当店初となるのですが、この「タンザニア・タリメ・ゴールドマイン」は、
2018年3月、思うような焙煎が出来ず、商品化を断念したコーヒーです。
 

いつかリベンジしたいと思っていましたが、中々、生豆を入手出来ず、機会を待っていました。
そして、今年、ようやくチャンスがやって来ました。
 

4年間、焙煎機の改造、環境整備など、ありとあらゆる見直しと改善を繰り返してきました。
 

では、4年前と今回の焙煎を少しだけグラフを比較しながら、振り返ってみます。
以下は、タリメ・ゴールドマインの2018年焙煎と今回の焙煎のグラフです。
左が「本体温度・排気温度グラフ」、右が「排熱温度・バーナー温度グラフ」です。
本体・排気温度グラフ排熱・バーナー温度グラフ
 

本体・排気温度グラフは、値の差はありますが、グラフの形は同じです。
焙煎プロファイルを変えない限り、形そのものが変わることはありません。
それに比べて、排熱温度・バーナー温度グラフは、形のそのものが違います。
 

次に、排熱温度とバーナー温度のグラフをそれぞれ単体のグラフにしてみました。
排熱温度グラフバーナー温度グラフ
 

排熱・バーナー温度グラフは、通年、2022年の形(排熱温度グラフ:オレンジ、バーナー温度グラフ:赤)になります。
ですが、4年前の2018年時点では、春・秋の季節の変わり目になると、
排熱・バーナー温度グラフは、2018年の形(排熱温度グラフ:水色、バーナー温度グラフ:紺)になっていました。
 

排熱温度もバーナー温度もどちらも水抜き工程で温度上昇が速く、最適な温度を超えて高くなり、
焙煎時間が短くなる現象が起きていました。
結果、香味を充分に引き出せなかったり、焦げやすくなったりと、2018年は販売出来る水準に至らなかったのです。
 

余談ですが、2018年の排熱・バーナー温度グラフを今、見ますと、極力、最適な温度に近づけ、
1ハゼ、焙煎時間等も理想的な時間に合わせていることから、かなり努力していたことが分かります。
 

話を戻しますと、焙煎時間が短くなる現象を解消するには、
予熱のかけ方(生豆を投入する前に、焙煎機に熱をどれだけ蓄えるか)と
排気のコントロール(焙煎機の中をどれだけ熱風を通すか)が最も重要になります。
 

FujiRoyalのような鋳物を使った焙煎機は、熱を蓄えます。
予熱で蓄えた熱量は、焙煎の進行に影響を及ぼします。
生豆投入後、同じ焙煎プロファイルで焙煎するなら、予熱で蓄えた熱量が多い程、焙煎は速く進行します。
予熱で熱を過剰に蓄えしまい、焙煎の進行が速いと分かってから、火力を弱めても焙煎の進行を遅らせることは出来ません。
(火を消すくらいしないと進行速度を極端に遅くすることは出来ません。)
逆を言えば、予熱で蓄えた熱が足りず、焙煎の進行が遅いと分かってから、
火力を上げて最適な焙煎時間に合わせられたとしても、理想の香味を作り出せません。
 

香味を生成するには、「適切なタイミングで、適切な熱量を与え、適切な時間をかけて焙煎する」ことだと考えています。
 

予熱は、焙煎の進行(速さ)を決める重要な工程であり、
「焙煎の成功失敗は、予熱のかけ方で7~8割決まる」と言い続けているのは、ここにあります。
 

そして、この4年間、ほぼ「予熱のかけ方」の検証とそれに伴う焙煎環境の改善・改造に明け暮れました。
 

それでも、道半ばと言った所ですが、焙煎の精度も上がり、
予熱を変化させると、排熱・バーナー温度にどのような変化が表れるかを
正確に捉えられるようになってきました。
 

以下のグラフは、予熱の火力、ダンパー角度を微妙に変化させ、同一の焙煎プロファイルで
同一ロットのガテマラを3回焙煎した比較です。
左:予熱グラフ、右:焙煎中の本体・排気温度グラフ
予熱比較本体排気比較
 

予熱グラフを見ると、「バーナー・排気・本体温度」の線は、3回ともほぼ同じ軌跡を描き、重なり合っていることから
「微妙に変化させた」ということがお分かり頂けるでしょう。。
 

ですが、予熱時間、温度は、人によっては誤差と思える程ですが、違っています。
 

焙煎中の「本体・排気温度グラフ」を見ますと、この微妙な予熱の差によって、
1ハゼのタイミングがハッキリと変わってくることが分かります。
ただ、本体・排気温度の線も重なり合っているので、人によっては誤差の範囲と思える程の違いです。
 

温度変化がもっと分かりやすく表れるのが、次は、排熱・バーナー温度のグラフです。
排熱温度比較バーナー温度比較
 

グラフを見ると温度が20℃以上、変化したり、形が変化したりしていることがお分かり頂けると思います。
 

予熱を変化させることで、排熱・バーナー温度にこのような変化が表れ、
その差が実際に焙煎した珈琲の香味にどのように影響しているのかを
試飲してチェックするのです。
 

最適な焙煎方法を確立しようと、この検証を繰り返してきましたし、これからも続きます。
 

長くなりましたが、このタリメ・ゴールドマインは、これまでの集大成との気持ちで焙煎しています。
 

どうぞ、香味をチェックしてくださいませ。
 
 

「フルーツトマトのような余韻が秀逸!じっくり堪能中深煎り」

タリメ・ゴールドマインは、国境も近いことから、「ケニアのような香味」を持つ珈琲として有名です。
 

「ケニアのような」と言われる限り、「ケニア」ではないのです。
 

ケニアと言えば、「フルーツトマトの様な酸味や香り」が特徴です。
タリメ・ゴールドマインも焙煎直後には「フルーツトマトの様な酸味や香り」がします。
その特徴が経時変化と共に薄れていきます。
雑味がなくクリアで、浅煎りから深煎りまで焙煎幅が広いコーヒーです。
酸味、コク、ボディどれもケニアと比べると優しく「上品なケニア」です。
 

中深煎りでは、「フルーツトマトのような余韻を楽しむ」珈琲に仕上げました。
ケニア産のように豆を挽いた時から明瞭にフルーツトマトの香りは拡がりません。
ですが、極力、フルーツトマトの香味を引き出しました。
 

中深煎りは、カシスのような酸味は中煎りよりやや和らぎ、その代わりに芳ばしい香りと珈琲らしい重厚感が増します。
完熟フルーツのような甘味もさらりとした粘性を伴ってきます。
飲み干す頃、フルーツトマトのような淡い戻り香が余韻として拡がります。
冷めるにつれ、フルーツトマトの香味は強くなります。
 

是非、一杯をじっくりお楽しみくださいませ。
 
 
 

【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】
 [タンザニア北部産のコーヒーについて]
 タンザニアのコーヒー生産地域としては、大きく分けて北部、西部、南部と分類できますが、
 中でもキリマンジャロ山とメルー山の麓に広がる同国コーヒー生産エリアでは歴史と伝統のある
 北部産のコーヒーが日本でも特に人気があります。
 
 管理された大農園や小規模農家も混在していますが、ここ数年は気候パターンの変動等で
 降雨不足や温暖化など現状維持をするのが難しくなってきているエリアでもあります。
 
 また北部産のエリアを大きく分けると、アルーシャ、モシ、カラツの3エリアに分類できますが、
 新しい農園やコーヒーを探すのは飽和を迎えていて困難であるとも言えます。
 最近では同国アラビカ種の最大生産エリアである南部産に品質と量を求めてシフトしてきている
 動きもあります。
tarimemap
 
 
 [タリメ地区について]
 同地区はもともと伝統的にナチュラルのコーヒーを主に精選する生産地として名が通っています。
 北部産全体のコーヒー約10%程度の生産量がありますがウォッシュドはごく一部で、
 同地区では1 か所のみの精選所にてウォッシュドコーヒーを生産しています。
 
 日本ではタンザニアコーヒーの原料は主にウォッシュドコーヒーなのでナチュラルコーヒーの生産を
 主とする同地区のコーヒーはほとんど流通していなかった過去があります。
 
 しかしながらそのロケーションは同国のコーヒー生産エリアの中でも最も標高が高い位置のひとつと言え、
 また世界的に安定的に高品質コーヒーを生産する隣国ケニアとの国境に近いといった非常に期待が持てるエリアです。
 
 また名称の由来であるゴールドマイン(金鉱)が同エリアから35km 以内にあり、
 コーヒーのみならず様々な商業産物を提供してくれる場所になります。
 
 

 [ゴールドマイン キボーAA について(2016 年1 月時点)]
 ゴールドマイン キボーAA はケニア国境にも近いタリメ地区で生産された原料を輸出業者である
 ドーマン社傘下のCMS 社が保有しているMuriba CPU のみで精選したコーヒーです。
 
 これまで同地区としての差別化された水洗式コーヒーとしてはほとんど流通しておりませんでしたが、
 同地区のポテンシャルに着目したドーマン社が2014 年に精選所を買収、傘下に入れることで
 高品質水洗式の開発に努めました。
 
 また水を多く使用するためドーマン社として地下水を掘り、精選に使用するのみならず近隣住民へ
 きれいな水を無料で提供して地域貢献も行っています。
 精選後はドーマングループが保有するモシ市内にあるグルメコーヒードライミル指定で選別を受けて
 プレミアムコーヒーとして仕上げられます。
 

 [ゴールドマイン キボーができるまで]
  ●ムリバCPU での作業
  果肉除去、ミューシレージ除去(アクアパルパー使用後、発酵槽)、水洗(比重選別)、乾燥(アフリカンベッドでの天日乾燥。ハンドピック。)
 
  ●グルメコーヒードライミルでの作業
  異物除去、脱殻、スクリーン選別、比重選別、ハンドピック
 
 

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タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[Dark]  200g

TarimeD


※新作は炭酸ガスが多い珈琲です。松屋式で抽出する時には、蒸らし時間:4分で抽出してください。
 蒸らし時間が短いと珈琲が薄くなります。

 

更に更に、松屋式の蒸らし時間短縮を体感頂きたく、新作珈琲1個以上、ご注文のお客様にプラ金枠を1個プレゼント致します。
※淹れ方は、以下の記事をご参照くださいませ。
【記事】まとめ:プラ金枠レンジのかけ方
レンジレシピ

 

ご希望の方は、ご注文の際、備考欄に「プラ金枠希望」とご記入くださいませ。
 

ちなみに、このプラ金枠、焙煎担当:中川が1個1個心を込めて作るお手製です。
これから製作致しますので、少しお時間を頂くこととなりますが、ご了承くださいませ。
20220331_233644
 

内容:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[Dark]  200g

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
 
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】
生産国 :タンザニア
エリア :タリメ[ムリバCPU、グルメコーヒードライミル]
生産者 :ドーマン社
標高  :約1700m
品種  :N39
生産処理:ウォッシュド
 
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【動画:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン テスト焙煎】

 
【動画:タンザニア・タリメ・ゴールドマイン 本焙煎】

 
 

「リベンジ!タンザニア・タリメ・ゴールドマイン」

今回の新作は、タンザニアです。
タンザニアは、当店初となるのですが、この「タンザニア・タリメ・ゴールドマイン」は、
2018年3月、思うような焙煎が出来ず、商品化を断念したコーヒーです。
 

いつかリベンジしたいと思っていましたが、中々、生豆を入手出来ず、機会を待っていました。
そして、今年、ようやくチャンスがやって来ました。
 

4年間、焙煎機の改造、環境整備など、ありとあらゆる見直しと改善を繰り返してきました。
 

では、4年前と今回の焙煎を少しだけグラフを比較しながら、振り返ってみます。
以下は、タリメ・ゴールドマインの2018年焙煎と今回の焙煎のグラフです。
左が「本体温度・排気温度グラフ」、右が「排熱温度・バーナー温度グラフ」です。
本体・排気温度グラフ排熱・バーナー温度グラフ
 

本体・排気温度グラフは、値の差はありますが、グラフの形は同じです。
焙煎プロファイルを変えない限り、形そのものが変わることはありません。
それに比べて、排熱温度・バーナー温度グラフは、形のそのものが違います。
 

次に、排熱温度とバーナー温度のグラフをそれぞれ単体のグラフにしてみました。
排熱温度グラフバーナー温度グラフ
 

排熱・バーナー温度グラフは、通年、2022年の形(排熱温度グラフ:オレンジ、バーナー温度グラフ:赤)になります。
ですが、4年前の2018年時点では、春・秋の季節の変わり目になると、
排熱・バーナー温度グラフは、2018年の形(排熱温度グラフ:水色、バーナー温度グラフ:紺)になっていました。
 

排熱温度もバーナー温度もどちらも水抜き工程で温度上昇が速く、最適な温度を超えて高くなり、
焙煎時間が短くなる現象が起きていました。
結果、香味を充分に引き出せなかったり、焦げやすくなったりと、2018年は販売出来る水準に至らなかったのです。
 

余談ですが、2018年の排熱・バーナー温度グラフを今、見ますと、極力、最適な温度に近づけ、
1ハゼ、焙煎時間等も理想的な時間に合わせていることから、かなり努力していたことが分かります。
 

話を戻しますと、焙煎時間が短くなる現象を解消するには、
予熱のかけ方(生豆を投入する前に、焙煎機に熱をどれだけ蓄えるか)と
排気のコントロール(焙煎機の中をどれだけ熱風を通すか)が最も重要になります。
 

FujiRoyalのような鋳物を使った焙煎機は、熱を蓄えます。
予熱で蓄えた熱量は、焙煎の進行に影響を及ぼします。
生豆投入後、同じ焙煎プロファイルで焙煎するなら、予熱で蓄えた熱量が多い程、焙煎は速く進行します。
予熱で熱を過剰に蓄えしまい、焙煎の進行が速いと分かってから、火力を弱めても焙煎の進行を遅らせることは出来ません。
(火を消すくらいしないと進行速度を極端に遅くすることは出来ません。)
逆を言えば、予熱で蓄えた熱が足りず、焙煎の進行が遅いと分かってから、
火力を上げて最適な焙煎時間に合わせられたとしても、理想の香味を作り出せません。
 

香味を生成するには、「適切なタイミングで、適切な熱量を与え、適切な時間をかけて焙煎する」ことだと考えています。
 

予熱は、焙煎の進行(速さ)を決める重要な工程であり、
「焙煎の成功失敗は、予熱のかけ方で7~8割決まる」と言い続けているのは、ここにあります。
 

そして、この4年間、ほぼ「予熱のかけ方」の検証とそれに伴う焙煎環境の改善・改造に明け暮れました。
 

それでも、道半ばと言った所ですが、焙煎の精度も上がり、
予熱を変化させると、排熱・バーナー温度にどのような変化が表れるかを
正確に捉えられるようになってきました。
 

以下のグラフは、予熱の火力、ダンパー角度を微妙に変化させ、同一の焙煎プロファイルで
同一ロットのガテマラを3回焙煎した比較です。
左:予熱グラフ、右:焙煎中の本体・排気温度グラフ
予熱比較本体排気比較
 

予熱グラフを見ると、「バーナー・排気・本体温度」の線は、3回ともほぼ同じ軌跡を描き、重なり合っていることから
「微妙に変化させた」ということがお分かり頂けるでしょう。。
 

ですが、予熱時間、温度は、人によっては誤差と思える程ですが、違っています。
 

焙煎中の「本体・排気温度グラフ」を見ますと、この微妙な予熱の差によって、
1ハゼのタイミングがハッキリと変わってくることが分かります。
ただ、本体・排気温度の線も重なり合っているので、人によっては誤差の範囲と思える程の違いです。
 

温度変化がもっと分かりやすく表れるのが、次は、排熱・バーナー温度のグラフです。
排熱温度比較バーナー温度比較
 

グラフを見ると温度が20℃以上、変化したり、形が変化したりしていることがお分かり頂けると思います。
 

予熱を変化させることで、排熱・バーナー温度にこのような変化が表れ、
その差が実際に焙煎した珈琲の香味にどのように影響しているのかを
試飲してチェックするのです。
 

最適な焙煎方法を確立しようと、この検証を繰り返してきましたし、これからも続きます。
 

長くなりましたが、このタリメ・ゴールドマインは、これまでの集大成との気持ちで焙煎しています。
 

どうぞ、香味をチェックしてくださいませ。
 
 

「水あめのような甘味!優しい深煎り」

タリメ・ゴールドマインは、国境も近いことから、「ケニアのような香味」を持つ珈琲として有名です。
 

「ケニアのような」と言われる限り、「ケニア」ではないのです。
 

ケニアと言えば、「フルーツトマトの様な酸味や香り」が特徴です。
タリメ・ゴールドマインも焙煎直後には「フルーツトマトの様な酸味や香り」がします。
その特徴が経時変化と共に薄れていきます。
雑味がなくクリアで、浅煎りから深煎りまで焙煎幅が広いコーヒーです。
酸味、コク、ボディどれもケニアと比べると優しく「上品なケニア」です。
 

深煎りでは、「水あめのような甘味を楽しむ」珈琲に仕上げました。
タリメ・ゴールドマインの深煎りは、
黒糖やチョコレートのような癖のある濃厚な甘味でも
シロップのようにさっぱりした甘味でもありません。
蜂蜜のような粘性の強い甘味でもありません。
 

タリメ・ゴールドマイン深煎りの甘味は、「水あめ」という表現がしっくりきます。
 

さらりとした粘性を伴う癖のない優しい甘味は、水あめそのもの。
甘さだけを強調してしまうとぼやけた香味になってしまうため、
極力、苦味を抑えつつ、輪郭のある優しい深煎り珈琲に仕上げました。
 

どうぞ、ホットで召し上がりくださいませ。
 
 
 

【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】
 [タンザニア北部産のコーヒーについて]
 タンザニアのコーヒー生産地域としては、大きく分けて北部、西部、南部と分類できますが、
 中でもキリマンジャロ山とメルー山の麓に広がる同国コーヒー生産エリアでは歴史と伝統のある
 北部産のコーヒーが日本でも特に人気があります。
 
 管理された大農園や小規模農家も混在していますが、ここ数年は気候パターンの変動等で
 降雨不足や温暖化など現状維持をするのが難しくなってきているエリアでもあります。
 
 また北部産のエリアを大きく分けると、アルーシャ、モシ、カラツの3エリアに分類できますが、
 新しい農園やコーヒーを探すのは飽和を迎えていて困難であるとも言えます。
 最近では同国アラビカ種の最大生産エリアである南部産に品質と量を求めてシフトしてきている
 動きもあります。
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 [タリメ地区について]
 同地区はもともと伝統的にナチュラルのコーヒーを主に精選する生産地として名が通っています。
 北部産全体のコーヒー約10%程度の生産量がありますがウォッシュドはごく一部で、
 同地区では1 か所のみの精選所にてウォッシュドコーヒーを生産しています。
 
 日本ではタンザニアコーヒーの原料は主にウォッシュドコーヒーなのでナチュラルコーヒーの生産を
 主とする同地区のコーヒーはほとんど流通していなかった過去があります。
 
 しかしながらそのロケーションは同国のコーヒー生産エリアの中でも最も標高が高い位置のひとつと言え、
 また世界的に安定的に高品質コーヒーを生産する隣国ケニアとの国境に近いといった非常に期待が持てるエリアです。
 
 また名称の由来であるゴールドマイン(金鉱)が同エリアから35km 以内にあり、
 コーヒーのみならず様々な商業産物を提供してくれる場所になります。
 
 

 [ゴールドマイン キボーAA について(2016 年1 月時点)]
 ゴールドマイン キボーAA はケニア国境にも近いタリメ地区で生産された原料を輸出業者である
 ドーマン社傘下のCMS 社が保有しているMuriba CPU のみで精選したコーヒーです。
 
 これまで同地区としての差別化された水洗式コーヒーとしてはほとんど流通しておりませんでしたが、
 同地区のポテンシャルに着目したドーマン社が2014 年に精選所を買収、傘下に入れることで
 高品質水洗式の開発に努めました。
 
 また水を多く使用するためドーマン社として地下水を掘り、精選に使用するのみならず近隣住民へ
 きれいな水を無料で提供して地域貢献も行っています。
 精選後はドーマングループが保有するモシ市内にあるグルメコーヒードライミル指定で選別を受けて
 プレミアムコーヒーとして仕上げられます。
 

 [ゴールドマイン キボーができるまで]
  ●ムリバCPU での作業
  果肉除去、ミューシレージ除去(アクアパルパー使用後、発酵槽)、水洗(比重選別)、乾燥(アフリカンベッドでの天日乾燥。ハンドピック。)
 
  ●グルメコーヒードライミルでの作業
  異物除去、脱殻、スクリーン選別、比重選別、ハンドピック
 
 

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【小さな初恋 TAMAKI Version】Little First Love[Medium Blend] 200g

LittleFirstLove


※新作は炭酸ガスが多い珈琲です。松屋式で抽出する時には、蒸らし時間:4分で抽出してください。
 蒸らし時間が短いと珈琲が薄くなります。

 

更に更に、松屋式の蒸らし時間短縮を体感頂きたく、新作珈琲1個以上、ご注文のお客様にプラ金枠を1個プレゼント致します。
※淹れ方は、以下の記事をご参照くださいませ。
【記事】まとめ:プラ金枠レンジのかけ方
レンジレシピ

 

ご希望の方は、ご注文の際、備考欄に「プラ金枠希望」とご記入くださいませ。
 

ちなみに、このプラ金枠、焙煎担当:中川が1個1個心を込めて作るお手製です。
これから製作致しますので、少しお時間を頂くこととなりますが、ご了承くださいませ。
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内容:【小さな初恋 TAMAKI Version】Little First Love[Medium Blend] 200g
原材料:
タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[中煎り]
タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[中深煎り]
コロンビア・エル ナランホ[中深煎り]
ブラジル・カクェンジ・ブルボン・ナチュラル[中深煎り]

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
IMG_1849LittleFirstLove_R1LittleFirstLove_R2
 
【動画:新作珈琲の試飲】

 
 

【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「小さな初恋TAMAKI Version」

新作タンザニア・タリメ・ゴールドマインの香味は、「上品なケニア」です。
キリマンジャロとは似つかわしい香味で対照的です。
 

そこで、このキリマンジャロらしからぬタリメ・ゴールドマインを多くの方にお値打ちにお試し頂きたく、
タリメ・ゴールドマインを使ったブレンド作ることに致しました。
 

折角ならば、本家キリマンジャロと飲み比べてもらえるよう、
フレーバーコーヒーのブレンド「小さな初恋(キリマンジャロベース)」と
同じくブレンド「深い初恋(キリマンジャロベース)」の
当店バージョンを作ることに致しました。
 

是非、この機会に一味違うタンザニアをお試しくださいませ。
 
 

「環の小さな初恋は、甘酸っぱいフルーツジュース」

フレーバーコーヒーの小さな初恋は、キリマンジャロ、ブラジル、コロンビアが使用されています。
それに合わせ、タリメ・ゴールドマインの香味を阻害しないよう、ブラジル、コロンビアをセレクトしました。
ブラジルは「カクェンジ・ブルボン・ナチュラル」、コロンビアは「エル・ナランホ」です。
 

どちらも中煎りにすると明るい酸味があるコーヒーです。
今回は、タリメ・ゴールドマインの酸味を綺麗に引き出したかったため、
スモーク臭が付かない限界まで深く焙煎し(中深煎り)、酸味を極力、消しました。
 

タリメ・ゴールドマインの方は、フレーバーコーヒーの小さな初恋とは違う珈琲にしたく、
タリメ・ゴールドマイン中煎りの「カシスの様な酸味とフルーツ感」を感じるよう、
中煎りと中深煎りをブレンドして使うことにしました。
 

ブレンドの比率は、中煎り3:中深煎り7。
不思議なことに中深煎りを多くした方がよりフルーツ感が際立ち、ジュースのように感じられるのです。
 

そして、小さな初恋のブレンド比率で、タリメ・ゴールドマインの中・中深煎りブレンドとブラジル、コロンビアをMIXすると
8割程度は中深煎りなのに珈琲ではなく、タリメ・ゴールドマインのジュース感がそのまま綺麗に出せました。
 

カシスを想わせる酸味は優しく、甘酸っぱい。
軽やかな口当たりで香味はジュースそのもの。
初恋の甘酸っぱい記憶が淡く蘇ってきそうな優しいフルーツテイストです。
 

是非、フレーバーコーヒーの小さな初恋と飲み比べてみてくださいませ。
 
 
 

各商品の詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】[中煎り]
TarimeM
 
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】[中深煎り]
TarimeMD
 

【深い初恋 TAMAKI Version】Deep First Love[Dark Blend] 200g

DeepFirstLove


※新作は炭酸ガスが多い珈琲です。松屋式で抽出する時には、蒸らし時間:4分で抽出してください。
 蒸らし時間が短いと珈琲が薄くなります。

 

更に更に、松屋式の蒸らし時間短縮を体感頂きたく、新作珈琲1個以上、ご注文のお客様にプラ金枠を1個プレゼント致します。
※淹れ方は、以下の記事をご参照くださいませ。
【記事】まとめ:プラ金枠レンジのかけ方
レンジレシピ

 

ご希望の方は、ご注文の際、備考欄に「プラ金枠希望」とご記入くださいませ。
 

ちなみに、このプラ金枠、焙煎担当:中川が1個1個心を込めて作るお手製です。
これから製作致しますので、少しお時間を頂くこととなりますが、ご了承くださいませ。
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内容:【深い初恋 TAMAKI Version】Deep First Love[Dark Blend] 200g
原材料:
タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[中煎り]
タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[中深煎り]
タンザニア・タリメ・ゴールドマイン[深煎り]
コロンビア・エル ナランホ[中深煎り]
ブラジル・カクェンジ・ブルボン・ナチュラル[中深煎り]

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
 

【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「深い初恋TAMAKI Version」

新作タンザニア・タリメ・ゴールドマインの香味は、「上品なケニア」です。
キリマンジャロとは似つかわしい香味で対照的です。
 

そこで、このキリマンジャロらしからぬタリメ・ゴールドマインを多くの方にお値打ちにお試し頂きたく、
タリメ・ゴールドマインを使ったブレンド作ることに致しました。
 

折角ならば、本家キリマンジャロと飲み比べてもらえるよう、
フレーバーコーヒーのブレンド「小さな初恋(キリマンジャロベース)」と
同じくブレンド「深い初恋(キリマンジャロベース)」の
当店バージョンを作ることに致しました。
 

是非、この機会に一味違うタンザニアをお試しくださいませ。
 
 

「環の深い初恋は、昔懐かしい黒棒」

フレーバーコーヒーの深い初恋は、キリマンジャロ深煎りと小さな初恋のブレンドです。
週刊フレーバー500回記念に限定品として作られたブレンドで大変、好評だった珈琲です。
 

当店バージョンの小さな初恋を作るならば、深い初恋も作ってみたいとの思いから、
深い初恋を当店限定で特別に復活させてもらう事になりました。
 

タリメ・ゴールドマイン深煎りの水あめの様な優しい甘さが口の中にベールを作るように拡がります。
飲み干す頃、Little First Loveのジューシーな酸味がほのかに香ります。
深煎りが入ってもクリアで抜群な透明感です。
重過ぎず、軽過ぎない適度な重厚感と珈琲としてのまとまりは、新作珈琲の中で最も優れているブレンド。
 

一言で例えるなら、「昔懐かしい黒棒」。
甘くほろ苦い初恋の記憶が蘇ってきそうです。
 

小さな初恋、深い初恋、キリマンジャロがお好きな方には飲み比べてもらいたいブレンドです。
 

是非、フレーバーコーヒーの深い初恋と飲み比べてみてくださいませ。
 
 

各商品の詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】[中煎り]
TarimeM
 
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】[中深煎り]
TarimeMD
 
【タンザニア・タリメ・ゴールドマイン】[深煎り]
TarimeD
 
【Little First Love】[中煎りブレンド]
LittleFirstLove
 
 

【リニューアル】Winter Full Set(新作4珈琲[合計:850g]+ Home Blend[Limited Edition ]100g)

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大変、ご好評頂き、完売となりました「Winter Full Set」。
オマケ「HOME BLEND」を新しく作り、リニューアル販売することに致しました。
 

本Full Setも2,500円引きのまま、ご提供致します!
更に、最後のエスメラルダ・ゲイシャ・オークションロットMIXを惜しげもなく45%以上使い、
FullSetのために特別に作った限定ブレンドHome Blend 100g[5,000円相当]1袋
オマケでお付けします!!
 
合計:7,500円のお買い得です!!!

 

内容:
イエメン・イエメニア・ナチュラル[浅煎り] 200g【通常価格:12,500円】
イエメン・イエメニア・ナチュラル[深煎り] 50g
Winter Blend Pink[中煎り] 200g【通常価格:4,000円】
Winter Blend Black[深煎り] 200g【通常価格:4,500円】
TAMAKI Wiener Coffee[深煎り] 200g【通常価格:2,500円】
 
オマケ:FullSet限定 Home Blend 100g【通常価格:5,000円】
 

※写真はイメージです。
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オマケ
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【動画:新作珈琲の試飲】

 

 

【動画:環のたしなみーWinter Blend Pinkでカフェラテ】

 

【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。
【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「2022年はイエメニアからStart!」

大変、大変長らくお待たせ致しました。
今回の新作は、初物イエメニアです。
 

2020年夏に発表された「母体新種:イエメニア(イエメン固有種)」。
どんな香味の珈琲なのか?と関心を持っていましたが、今回、商品化することが出来ました。
 

イエメニア以外にも
エチオピア・シェカ・カヨカミーノとエルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニーも
焙煎しましたが、イエメニアがあまりにも個性が強かったため、
イエメニアをメインで商品化することに致しました。
 

本フルセットは、存分にイエメニアを堪能出来るラインナップとなっています。
 

この機会に、初物イエメニアをトコトン、飲み尽くしてくださいませ。
 

また、前作のFull Set同様、Full Set限定ブレンド「Home Blend」に力を入れました。
 

最後のエスメラルダ・ゲイシャ・オークションMIXを45%以上使用し、
ルワンダ・レメラCWS・ブルボン・Washedと
ブルンジ・ブジラCWS・ブルボン・ナチュラルで
ゲイシャの香味を綺麗に引き出した珈琲を作りました。
 

前作のオマケは、ゲイシャの甘い味の部分を引き出し「フルーツジュース」の様でしたが、
今回は、ゲイシャらしい華やかな香味を綺麗に引きだし、
「誰もがゲイシャだと分かる」ブレンドになっています。
 

ブルンジ・ブジラCWS・ブルボン・ナチュラルの強い個性でゲイシャフレーバーを殺すことなく、
引き出し、ブジラの甘さだけを加えました。
 

是非、最後のゲイシャをお楽しみくださいませ。
 
 
 
 

各商品の詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】[浅煎り]
Yemenia
 
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】[深煎り]
YemeniaD
 
【Winter Blend Pink】[中煎り]
WinterBlend_M
 
【Winter Blend Black】[深煎り]
WinterBlend_D
 
【TAMAKI Wiener Coffee】[深煎り]
WienerCoffee
 
 
 

Winter Full Set(新作4珈琲[合計:850g]+ Home Blend[Limited Edition ]100g)

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大変、ご好評頂き、あっという間に完売となりました。
オマケ「HOME BLEND」を新しく作り、リニューアル販売することに致しました。
 
再販でも2,500円引きのまま、ご提供致します!
更に、最後のエスメラルダ・ゲイシャ・オークションロットMIXを惜しげもなく45%以上使い、
FullSetのために特別に作った限定ブレンドHome Blend 100g[5,000円相当]1袋
オマケでお付けしています!!
 
合計:7,500円のお買い得です!!!

 
以下より、ご注文頂けます。
【リニュアル:Winter Full Set】
2022_01-2_Full
 
 
 
===========================================================

新作珈琲の販売が遅れ、お待たせしてしまいました。
お詫びの気持ちを込めて、通常価格23,500円のところ、2,500円引きでご提供致します!
更に、あのエスメラルダ・ゲイシャ・オークションロットMIXを惜しげもなく6割以上使い、
FullSetのために特別に作った限定ブレンドHome Blend 100g[6,500円相当]1袋
オマケでお付けします!!
 
合計:9,000円のお買い得です!!!

 
更に更に、珈琲合計:5,000円以上のご注文で「メリタ・ラテカップ」をプレゼント中です!
ご希望の方は、ご注文の備考欄に「メリタ・ラテカップ希望」とご記入くださいませ。

20220108_155638
 

内容:
イエメン・イエメニア・ナチュラル[浅煎り] 200g【通常価格:12,500円】
イエメン・イエメニア・ナチュラル[深煎り] 50g
Winter Blend Pink[中煎り] 200g【通常価格:4,000円】
Winter Blend Black[深煎り] 200g【通常価格:4,500円】
TAMAKI Wiener Coffee[深煎り] 200g【通常価格:2,500円】
 
オマケ:FullSet限定 Home Blend 100g【通常価格:6,500円】
 

※写真はイメージです。
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オマケ
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【動画:新作珈琲の試飲】

 

 

【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。
【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「2022年はイエメニアからStart!」

大変、大変長らくお待たせ致しました。
今回の新作は、初物イエメニアです。
 

2020年夏に発表された「母体新種:イエメニア(イエメン固有種)」。
どんな香味の珈琲なのか?と関心を持っていましたが、今回、商品化することが出来ました。
 

イエメニア以外にも
エチオピア・シェカ・カヨカミーノとエルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニーも
焙煎しましたが、イエメニアがあまりにも個性が強かったため、
イエメニアをメインで商品化することに致しました。
 

本フルセットは、存分にイエメニアを堪能出来るラインナップとなっています。
 

この機会に、初物イエメニアをトコトン、飲み尽くしてくださいませ。
 

また、お待たせしてしまった分、今回はFull Set限定ブレンド「Home Blend」に力を入れました。
 

あのエスメラルダ・ゲイシャ・オークションMIXを6割以上使用し、
インドネシア・ワハナ農園・ロングベリー・ナチュラルと
エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニーで
フルーツジュースの様にジューシーな珈琲を作りました。
 

是非、心ばかりではございますが、お詫びの気持ちをお受け取り下さいませ。
 
 
 
 

各商品の詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】[浅煎り]
Yemenia
 
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】[深煎り]
YemeniaD
 
【Winter Blend Pink】[中煎り]
WinterBlend_M
 
【Winter Blend Black】[深煎り]
WinterBlend_D
 
【TAMAKI Wiener Coffee】[深煎り]
WienerCoffee
 
 
 

【箱なし】Winter Gift「Black & Pink」(Winter Blend Pink[中煎り] 200g + Winter Blend Black[深煎り] 200g)

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より多くの方にイエメニアを体験頂きたく、ギフトボックス不要の方に限り、ドーンと1,000円引きでご提供致します!

 

内容:Winter Blend Pink[中煎り]200g、Winter Blend Black[深煎り]200g
[Winter Blend Pink](中煎りブレンド)
・イエメン・イエメニア・ナチュラル[浅煎り]
・ケニア・キアンヤンギAA-TOP[中深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[中深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[深煎り]
 
[Winter Blend Black](深煎りブレンド)
・イエメン・イエメニア・ナチュラル[深煎り]
・エチオピア・カヨカミーノ・ナチュラル[深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[深煎り]
 

※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
【動画:環のたしなみーWinter Blend Pinkでカフェラテ】

 
 

【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:300cc(150ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
【動画:環のたしなみーWinter Blend Pinkでカフェラテ】

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「珈琲通にも胸を張って贈れるGift」

今回の新作は、初物イエメニアをメインに商品化致しました。
 

2020年夏に発表された「母体新種:イエメニア(イエメン固有種)」。
まだまだ、知名度は低く、希少な珈琲です。
 

母体新種発見のニュースは珈琲通なら周知の事実ですが、
実際に香味を確認している人はまだまだ少ないです。
WBrC世界2位の畠山さんですら、週刊フレーバー内でテスト焙煎のイエメニアを飲んだのが初めてでした。
 

そう言った意味でも珈琲通の方へのプレゼントには最適です!
 

また、イエメニアは「香りを喫む」珈琲です。
Winter Blendは、イエメニアの香りの特徴を見事に引き出すことが出来ました。
 

Winter Blend「Pink」は、華やかなストロベリー香。
少し冷めるとアルコール香が加わり、香りが「ストロベリーカクテル」に変化します。
 

Winter Blend「Black」は、芳醇な甘味と淡い洋酒香。
ラム酒やブランデーを想わす戻り香の余韻は秀逸です。
 

「これ以上、香り高い珈琲のセットはございません。」と
自信を持って、お薦めするコーヒーギフトです。
 

試験・試合等を控えている方へのプレゼントやお祝いに「素敵な香(幸)の贈り物」は、最適です!
 

どうぞ、ご利用くださいませ。
 
 
 
各珈琲の詳細につきましては、以下の商品ページをご参照くださいませ。
【Winter Blend Pink(中煎り)】
WinterBlend_M
 
【Winter Blend Black(深煎り)】
WinterBlend_D

Winter Gift「Black & Pink」(Winter Blend Pink[中煎り] 200g + Winter Blend Black[深煎り] 200g)

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日頃の感謝の気持ちを込めて、ギフトボックスを無料でサービス致します!

 

内容:Winter Blend Pink[中煎り]200g、Winter Blend Black[深煎り]200g
[Winter Blend Pink](中煎りブレンド)
・イエメン・イエメニア・ナチュラル[浅煎り]
・ケニア・キアンヤンギAA-TOP[中深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[中深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[深煎り]
 
[Winter Blend Black](深煎りブレンド)
・イエメン・イエメニア・ナチュラル[深煎り]
・エチオピア・カヨカミーノ・ナチュラル[深煎り]
・エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[深煎り]
 
※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
【動画:環のたしなみーWinter Blend Pinkでカフェラテ】

 

 
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:300cc(150ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
 

「珈琲通にも胸を張って贈れるギフト!」

今回の新作は、初物イエメニアをメインに商品化致しました。
 

2020年夏に発表された「母体新種:イエメニア(イエメン固有種)」。
まだまだ、知名度は低く、希少な珈琲です。
 

母体新種発見のニュースは珈琲通なら周知の事実ですが、
実際に香味を確認している人はまだまだ少ないです。
WBrC世界2位の畠山さんですら、週刊フレーバー内でテスト焙煎のイエメニアを飲んだのが初めてでした。
 

そう言った意味でも珈琲通の方へのプレゼントには最適です!
 

また、イエメニアは「香りを喫む」珈琲です。
Winter Blendは、イエメニアの香りの特徴を見事に引き出すことが出来ました。
 

Winter Blend「Pink」は、華やかなストロベリー香。
少し冷めるとアルコール香が加わり、香りが「ストロベリーカクテル」に変化します。
 

Winter Blend「Black」は、芳醇な甘味と淡い洋酒香。
ラム酒やブランデーを想わす戻り香の余韻は秀逸です。
 

「これ以上、香り高い珈琲のセットはございません。」と
自信を持って、お薦めするコーヒーギフトです。
 

試験・試合等を控えている方へのプレゼントやお祝いに「素敵な香(幸)の贈り物」は、最適です!
 

どうぞ、ご利用くださいませ。
 

※何かご不明な点、ご要望等、ございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
メッセージカード等、出来る限り、ご要望にお応え致します。
 
 
 
各珈琲の詳細につきましては、以下の商品ページをご参照くださいませ。
【Winter Blend Pink(中煎り)】
WinterBlend_M
 
【Winter Blend Black(深煎り)】
WinterBlend_D

イエメン・イエメニア・Natural(浅煎り:200g+深煎り:50g)

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内容:イエメン・イエメニア・Natural(浅煎り:200g+深煎り:50g)

※珈琲は、200g袋と100g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。(左:浅煎り、右:深煎り)
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【動画:新作珈琲の試飲】

 

【動画:週刊フレーバー・横着者のアイリッシュコーヒー】

 


【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】
生産国 :イエメン
エリア :ハイマ・ハリジャ地方
生産者 :バイト・アラル村集落300名の村民
標高  :2300m
品種  :イエメニア
生産処理:ナチュラル
 
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【動画:イエメン・イエメニア・ナチュラル テスト焙煎】


 
【動画:イエメン・イエメニア・ナチュラル 本焙煎】
なし
 
 

「もはやアルコール!」

2020年夏、「イエメン固有の母体新種イエメニアが発見された」とのニュースが流れました。
どんな香味の珈琲なのか?と関心を持っていましたが、その後、珈琲業界であまり話題に上がりませんでした。
 ※Yemeniaの研究論文は、以下のリンクからご確認くださいませ。(英文)
  http://link.springer.com/article/10.1007/s10722-021-01139-y
 
 ※以下、論文PDF(英文)
  Montagnon2021_Article_UnveilingAUniqueGeneticDiversi
 

ならば、実際に香味を確認してみようと新作で取り上げることに致しました。
 

乾燥地帯が多いイエメンでは、ナチュラル精製が主なコーヒーの精製方法です。
以下のイエメン・マタリ・アルマカでもご紹介致しましたが、
イエメン産珈琲の特徴は、
・酸味は優しく、主張しすぎない。
・カヌレのような上品でどこかエキゾチックなスパイシーさを感じる甘い芳醇な香り
・酸味を楽しむ珈琲というより甘くエレガントな香りを楽しむ珈琲
という印象です。
Yemen_Dark
 

では、イエメニアは、前述の特徴を持つコーヒーなのか?ということが最も気になる点でした。
 

結論から申しますと、ナチュラル精製の香味が強くて、断定出来ませんが、
「キレが良い酢酸系の強い酸味」は固有の香味であり、イエメン産珈琲の特徴とは異なる所と感じました。
ここまでハッキリと力強い酸味は、イエメン産珈琲で感じたことはなく、評価出来ます。
 

ただ、昔ながらのナチュラル精製とは異なり、イエメニアのナチュラル精製は、
現在、流行っている嫌気性発酵等のInfused Processと間違われそうな程、香りが強いのです。
ここまで強い香りは、正確な香味を評価しようとする時、判断の妨げにもなり、
今回は、イエメニアの特徴を断定することはやめました。
 

これまで扱ってきた
「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ Lino Natural」然り、
「エチオピア・コチャレ・ナチュラル」然り、
「インドネシア・ワハナ・ロングベリー・ナチュラル」然り、
「コスタリカ・ラス ラハス・SL28 Natural(以下、ラス・ラハス)」然り、
前作の「ブルンジ・ブジラCWS・ブルボン・ナチュラル(以下、ブジラ)」然り・・・
 

洗練された力強いナチュラル香を放つコーヒー達と同様、
生豆の袋を開封すると、瞬く間に部屋中がフルーティな甘い果実香で充満します。
そして、焙煎してもこの「香りの強さ」は変わりません。
珈琲豆を挽き前から薫り、挽いても、湯をかけても、抽出した珈琲からも香りは立ち昇り続けます。
更に、飲んだ後の余韻も、口中香として長く残り続けます。
 

では、香りの質はどうなのか?
 

ラス・ラハス、ブジラ同様、浅煎りでは「甘酸っぱい苺の香り」、深煎りにすると「洋酒香」に変化します。
ただ、このイエメニアは、「浅煎りでもアルコール香」があるのです!
浅煎りにしても、深煎りにしてもアルコール感がある珈琲は初めてで、
もはや「Liquor(お酒)」と言った方が、しっくりきます!!
 

そんなアルコール香ですが、浅煎りでは必ず薫る訳ではございません。
1ハゼをしっかり爆ぜさせた時、初めて薫るのです。
ここが、焙煎ポイントであり、腕の見せ所です。
 

時間を掛けて、焙煎機を調整した甲斐あって、香り高い珈琲に仕上がりました。
初物ですから、浅煎りと深煎りの香りをお楽しみ頂きたく、セットに致しました。
 

浅煎りでは、
フレッシュな苺の香りにアルコール香が重なり、キレの良い明るい酸味も加わって
総じて、香味は、甘酸っぱい「ストロベリーカクテル」。
珈琲が冷めるにつれ、アルコール感は増します。
 

深煎りでは、
当店ではお馴染みの芳醇な洋酒香。「ラム酒やブランデー」を連想します。
これまでになく、深煎りでも後味にジューシーな酸味をほのかに感じ、どこかフルーティな余韻です。
深煎りでも強い酸味を持っていることを実感頂けます。
アイス珈琲にしても美味しい逸品です。
 

初物イエメニアの「華麗なアルコール香」を、存分にご賞翫くださいませ。
 
 
 

【Hayma Kharijiya Special Reserve】
Hayma Kharijiya(ハイマ・ハリジヤ)地区のBait Alal(バイト・アラル)村に住む300名のコーヒー農家にとって
コーヒーは彼らの「誇り」と「信仰」の象徴でもあり、数百年にも及ぶ伝統継承の証でもあります。
イエメンのコーヒー農家は類まれな過酷な気候条件の下で、収穫量は他の産地より遥かに少ないのですが、
決して農地を⾒捨てることなく細々と、しかし⼤切にコーヒーを⽣産し続けています。
 

以前は、⽣産者の財政難や認識・知識不⾜を逆⼿に取った国内のコーヒー業者によって買い叩かれていたBait Alal村の⼈々ですが、
2013年にQIMAによって、その⾼い潜在性を⾒出されたBait Alal村の⽣産者は、市場価格の倍価での買取、無⾦利の融資、
そして販売利益の還元を受け、ただ収⼊が増えただけでなく、世界にその品質が認められた事を誇りに思い、
その⾼い品質を損なう事なく、QIMAの指導のもと丁寧な栽培・収穫を⾏っています。
ただ⾼値で買い取るだけでなく、適切な⽊々の管理や収穫、丁寧で管理の⾏き届いた乾燥を⾏い続け、2017年には97点のスコアを獲得しています。
 

【Yemenia】
世界で認知されているアラビカ種の98%以上の品種がイエメンにルーツを持っています。
エチオピアの森の中から発⾒されてアラビカ種は少なくとも600年以上前にイエメンに渡り、初めて耕作作物として広がりました。
エチオピアの深緑の森の中から、圧倒的な乾燥地帯であるイエメンに渡ったコーヒーはその⾃然環境に適応すべく⾃然順化・変異されていきました。
凡そ300年以上の年⽉を経て順化・遺伝的浮動*によってエチオピア原種とは異なる品種に変異していき、その後、世界に広がった多種多様なアラビカ種の「⺟体種」となりました。
(*遺伝的浮動:集団の⼤きさが⼩さい場合、あるいは気候・飢餓などの要因によって集団が⼩さくなった時、偶然性によってある遺伝⼦が集団的に広まる現象。)
 

2020年8⽉14⽇、ACE(Alliance for Coffee Excellence)とQima Coffee、そしてDr. Christophe Montagnon主催によるExclusiveウェブ会議にて
QIMAは世界初の発⾒となる新たな「⺟体品種 YEMENIA(イエメン固有種)」の発⾒を公表しました。
 

「YEMENIA(イエメニア)」語尾のIAは⼥性名詞で、⺟体品種(Mother Population)にちなんで名付けられています。
 

この品種の調査にはQIMA(Yemen)をはじめ、RD2(France)、CATIE(Costa Rica)と共同で⾏いました。
イエメン史上最⼤規模のこの相互検閲調査は範囲25,000㎢に渡り、イエメンのコーヒー史だけでなく、世界の品種史においても⼤きな影響を与え、
GRACE(Genetic Resources and Crop Evaluation)誌にも掲載されています。
 

イエメン各地から137のサンプリングを⾏い、SSR(Simple Sequence Repeat: 別名マイクロサテライト)マーカーを利⽤したDNA品種識別によって発⾒された品種です。
(*SSRマーカーはヒトのDNA鑑定や親⼦鑑定にも実⽤利⽤されている信頼度の⾼い分析⽅法です。)
 

エチオピアを起源とし、イエメンを通じ世界に広まったアラビカ種は300年の年⽉を経て⾃然・⼈⼝交配を経て数多くの品種が全世界で栽培されています。
主にティピカとブルボンは、主要品種の母体となっています。
新たに発⾒された⺟体品種YEMENIAは、現時点でイエメン以外の国々では栽培はおろかその存在⾃体知られておらず、
今後更なる新たな品種の起源となる果てしない潜在性があります。
 

Yemeniaの研究論文は、以下のリンクからご確認くださいませ。(英文)
http://link.springer.com/article/10.1007/s10722-021-01139-y
 
以下、論文PDF(英文)
Montagnon2021_Article_UnveilingAUniqueGeneticDiversi
 
 
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Winter Blend Pink[Medium] 200g

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新作の商品化が遅れ、お待たせてしてしまいました。
お詫びの気持ちを込めて、通常価格4,500円のところ、500円引きでご提供致します!

 

内容:Winter Blend Pink[Medium] 200g
原材料:
イエメン・イエメニア・ナチュラル[浅煎り]
ケニア・キアンヤンギAA-TOP[中深煎り]
エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[中深煎り]
エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー[深煎り]

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
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【動画:新作珈琲の試飲】

 
 
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:300cc(150ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。

【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 
【動画:環のたしなみーWinter Blend Pinkでカフェラテ】

 

 

【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】
生産国 :イエメン
エリア :ハイマ・ハリジャ地方
生産者 :バイト・アラル村集落300名の村民
標高  :2300m
品種  :イエメニア
生産処理:ナチュラル
 
Yemenia_G1Yemenia_G2
 
【動画:イエメン・イエメニア・ナチュラル テスト焙煎】


 
【動画:イエメン・イエメニア・ナチュラル 本焙煎】
なし
 

【ケニア キアンヤンギ AA-TOP】
生産国 :ケニア
エリア :エンブ県Kavutiri
農園  :キアンヤンギ・ファクトリー(Merue Farners Coop.Society)
生産者 :750の小生産者
標高  :1,800 m
品種  :SL28、SL34、Ruiru11
生産処理:Fully Washed
 
KIanyangiKianyangi0
 

【エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー】
生産国 :エルサルバドル
エリア :ケサルテペケ、エル・ボケロン
農園  :ロマ・ラ・グロリア農園
生産者 :アニー・ルス・ピメンタル
標高  :1450-1600m
品種  :パカマラ
生産処理:レッドハニープロセス
 
RomaLaGloriaPacamaraRH_G1RomaLaGloriaPacamaraRH_G2
 
【動画:エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー テスト焙煎】


 
【動画:エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー 本焙煎】

 
 
 

「香りを喫むブレンド」

新作は、初物イエメニアをメインに絞り、ブレンドもイエメニアを使って作ることに致しました。
イエメニアは、何と言っても特質した「香り」です。
 

浅煎りにすると「ストロベリーカクテル」、深煎りにすると「ラム酒やブレンデー」と華やかな香りが秀逸です。
 

そこで、それぞれの香りを活かしたブレンドに仕立てることに致しました。
 

Winter Blend「Pink」は、イエメニアの浅煎りと中煎り珈琲を使用し、「ストロベリー香」を綺麗に引き出しました。
Winter Blend「Black」は、イエメニアの深煎りと深煎り珈琲を使用し、「洋酒香」を戻り香で引き出しました。
 

イエメニアは、強烈とも言える香りの強さと個性がありますが、
ブレンドすることで香味のバランスが良くなり、香味のキャラクターを活かしつつ、単品より飲み易い珈琲になりました。
 

イエメニア単品だけでなく、ブレンドもお楽しみくださいませ。
 
 

「Pink(Medium)は、華やかなストロベリー香」

イエメニア浅煎りのストロベリー香は、少量でも非常に分かりやすく、強いため、
水洗式精製の珈琲と合わせると比較的、簡単に引き出せると思っていました。
 

予想通り、ケニア・キアンヤンギAA(中深煎り)と合わせるとストロベリー香は薫ります。
ただ、口当たりが軽く、甘味が物足りないため、
エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー(中深煎り)を加えることに。
 

エルサルバドル・ロマ・ラ・グロリア・パカマラ・レッドハニー(以下、グロリアRH)は
実は、ブレンドの名脇役です。
 

パカマラと言えば、当店では「El Injertoのパカマラオークション・ロット」が代表的です。
インヘルトに比べると流石にパカマラのキャラクターは弱いものの、
フルーティな香味は健在で非常にコストパフォーマンスの良いコーヒーです。
特に、果実味溢れる甘味は絶品です。
また、深煎りにしても発酵系の芳醇な甘い香りの中にどこかフルーティさが感じられ、
透明感がある澄んだ香りになります。
 

そんなグロリアRH(中深煎り)を加えて、甘酸っぱい香味にはなったものの、
珈琲として、まだまだ口当たりが軽いのです。
 

ブレンドを最終的にまとめてくれたのも、やはりグロリアRHでした。
グロリアRH(深煎り)10%を加えると、適度な重厚感が珈琲に生まれました。
 

挽いた粉からは、フルーティな甘い香りに包まれます。
お湯を注せば、もっと香りは強く立ち昇り、あっという間に部屋中がストロベリーの香りに包まれます。
一口飲むと滑らかに珈琲が口の中を流れていきます。これが、「シルキー」です。
程よい重厚感がある珈琲を飲み干す頃、心地良い酸味の後味が拡がります。
ジューシーな甘味と相まって、正に、香味は「フレッシュな苺」そのもの。
少し冷めてくると、イエメニアのアルコール香が顔を出し、
香味は「ストロベリーカクテル」に様変わりします。
 

イエメニア(浅煎り)1割で、見事にイエメニアの特徴を引き出せた自信作です。
 

是非、香りの変化をお楽しみくださいませ。
 
 
 

各商品の詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
【イエメン・イエメニア・ナチュラル】[浅煎り]
Yemenia
 
【ロマ・ラ・グロリア農園】
ロマ・ラ・グロリア農園は、現在の農園主であるアニー・ルス女史の父であるロベルト氏が1990年代後半にスタートした農園です。
彼の祖父が昔営んでいた農園の名前からLoma La Gloria(Hill of the glory):栄光の丘と名付けられました。
 

開業後、もともと土木技師だったロベルト氏は、2001年に自身のコーヒーを生産処理するミルの建設を始めます。
しかし、中米においてマイクロミルという概念が広まる以前、こうした小さなミルによる流通の確保は難しく、
やむなく地元の大きなミルへコーヒーを納入し、マイクロミルは動く事がありませんでした。
 

風向きが変わったのは2012年。現在の農園主でもあり娘のアニー女史の参加だったと言います。
彼女は、それまでマーケティングの仕事に携わっており、コーヒー生産は未経験だったそうです。
そこで彼女は自分が得意とする分野を活かして『今、コーヒーマーケットに求められているのは何か』とマーケットの把握に努めました。
そうした中でスペシャルティコーヒーという思想を農園に伝え、様々なプロセスや品質の向上に動きます。
そうして、自分たちが生産するコーヒーの品質を上げ、自分たちの手で処理を行うために、ロベルト氏の眠っていたミルが再稼働します。
 

こうした品質への取り組みは、プロセスだけでなく農園の至る所に見られます。
サンサルバドル火山近郊に位置するロマ・ラ・グロリア農園は砂質土壌の為、
農園内にいくつもの雨水を溜める堀が用意されており、保水性を高めています。
また、農園内のシェードツリーに様々な鳥類が生息し、生態系を築いています。こうした生態系の豊かさは、
土壌の微生物の活性化や、有機的な土壌環境を育て、ミネラル豊富なチェリーを実らせます。
 

ロマ・ラ・グロリア農園での主な生産処理は、ナチュラルとハニープロセスが採用されています。
これは農園の立地上、十分な水のインフラが整っていない事もあり、生産処理に使用する水は貯水した水から賄っている為です。
 

フランシスコ・ブレンドではこうした環境要因を逆手に取り、レッドハニーとウォッシュドによるブレンドロットで複雑な風味を生み出しました。
 

一方でイエローハニーは、彼らがスペシャルティコーヒーの生産に根ざす中で最も多くの試行錯誤を費やしてきた生産処理方法です。
彼らはロマ・ラ・グロリアの土壌で収穫したチェリーの分厚いミューシレージを存分に活用しながら、
乾燥速度に注意を払いコンクリートパティオとアフリカンベッドを併用しながら4週間かけてじっくりとスロードライイングを行っています。
乾燥初期はサンドライでスピードを速め、糖を結晶化し、後半にかけて緩やかに乾燥させることで美しいイエローのパーチメントに仕上げられます。
レッドハニーの場合は、ミューシレージの発酵により円熟したフレーバーが生まれますが、イエローはより明瞭なフレーバーと透明感のある甘さ、質感が備わると言います。
 

マーケットの求める風味を常に考えてきたロマ・ラ・グロリア。
生産処理の違いによる風味の多様性を求める姿は、多くのユーザーの期待に応えたいと言う彼らのポリシーを感じさせてくれます。
 
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