エスメラルダ リノ・ナチュラル(Esmeralda Special 2015 ES-NAT-4 Lino Natural 1個:10g)
内容量:エスメラルダ リノ・ナチュラル(Esmeralda Special 2015 ES-NAT-4 Lino Natural 1個:10g)
写真はイメージです。
「珈琲香炉でゲイシャを楽しみ尽くす」
ゲイシャは、香りを楽しむ珈琲です。
そんなゲイシャのとっておきの楽しみ方は、珈琲香炉!
香炉の香りは、珈琲の品質に依存し、香炉を炊いた時の状態そのものの香りがします。
珈琲の品質が悪ければ、悪いなりの香りになります。
特に、欠点豆の香りは不快な香りが元々、非常に強く、炊くことでより強くしてしまうため、向いていません。
また、珈琲を淹れた後の出がらしは、既に良質な香気成分は珈琲として抽出されているため、
炊いても出がらしの香りしかしません。
ですが、ゲイシャだけは、出がらしでもゲイシャ特有の華やかな香りがします。
珈琲として香りを喫んだ後、出がらしの珈琲香炉で最後まで香りを楽しむ。
香炉で炊いたゲイシャは、ジャスミンのようなどこかフラワリーであり、
柑橘系果実のようなどこかフルーティーな香りです。
まるで、香水のように感じるでしょう。
「暑い夏の夜涼みは、ゲイシャの極上アロマでリラックス」、お薦めです!!
【動画:珈琲香炉をちょっとだけ試す】
【動画:環のたしなみーエスメラルダのドリップバッグで珈琲香炉】
【Drip$ de ドリップバッグレシピ】
蒸らし時間:3分
【動画:Drip$ de ドリップバッグ(香りの花束編-珈琲香炉でゲイシャを2度、楽しむ)】
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
生産国:パナマ
エリア:チリキ県 ボケテ、カーニャベルデ地区
農園名:エスメラルダ Lino Natural RA認証
生産者:プライス ピーターソン
標高 :1654 – 1700m
品種 :ゲイシャ種
精製 :ナチュラル
カッピング評価:フローラル、グアバ、スパイス、ミルクチョコレート、スムース、ロングアフターテイスト
【動画:エスメラルダ・ゲイシャ・Lino Naturalテスト焙煎試飲】
【動画:エスメラルダ・ゲイシャ・Lino Natural本焙煎】
「しばしの別れーエスメラルダ・ゲイシャ ナチュラルー」
再始動、第1弾の珈琲として、2017年1月に「エスメラルダ・ゲイシャ 2016 ES-W-5-2 Noria San José」を販売致しました。
また、エスメラルダ・ゲイシャのナチュラルについても、過去2度、販売してきました。
毎年、5月~6月は、中米のコーヒー品評会(Cup Of Excellence、Best Of Panama、エル・インヘルト、エスメラルダ農園のオークション)が
目白押しです。
今年もそんな季節がやって来ました。
6/27(火)、エスメラルダ・オークションのカッピング会に参加する予定です。
開店、オープン1周年、再始動と当店の節目にご提供してきたエスメラルダ・ゲイシャですが。。
毎年、感じていること。。
それは、「エスメラルダのゲイシャフレーバーが弱くなっている」ということ。
過去の記憶が美化され印象良く残ることはあります。それを差し引いても感じるのです。
当店が取り扱いを始めるようになったのはエスメラルダの2013年産からです。
それ以前のエスメラルダ・ゲイシャを取り扱っていた方々は、もっと如実に感じているかもしれません。
華やかなフローラルな香やフルーティーな酸味が注目される影響なのか定かではありませんが、
個人的には、特に、紅茶テイストは薄れてきているように感じます。
冷めると「果実味溢れるジューシーな甘さ」や「紅茶感」が増すという変化も弱くなってきているように感じています。
これは、Washedに限ったことではなく、ナチュラル精製のゲイシャでも感じていることです。
ナチュラル精製においては、ナチュラル特有の甘いフレーバーを強くしようとしているようにもみえ、
生豆のシルバースキンの色も薄黄色から茶色がかった色へと濃くなってきました。
当然、ゲイシャフレーバーが弱くなっている上、ナチュラル特有の甘い香味が強くなった分、
余計にゲイシャフレーバーは感じづらくなってしまいます。
今年第1弾で販売したゲイシャを焙煎・試飲して、
「2016年産エスメラルダ・ゲイシャを最後にエスメラルダ・ゲイシャを取り扱いをしばらく見送る」
という決断をしました。
勿論、カッピング会には参加して、毎年、香味をチェックし続けていきますが、
エスメラルダ・ゲイシャのナチュラルについては、本商品が最後となります。
今回は、「ナチュラル特有の香味とゲイシャフレーバーのバランス」をテーマに焙煎・商品化することにしました。
香りと酸味を楽しむなら短時間焙煎ですが、ナチュラルの香味を和らげ、紅茶感を出すには
焙煎の前半は緩やかに温度上昇させ、焙煎時間を若干、長めに焙煎しました。
ナチュラル特有の香味と酸味はやや穏やかになり、ゲイシャらしい紅茶感が増しました。
穏やかになっても洗練されたトロピカルフルーツを想わせる甘い香りが立ち昇り一際、印象的です。
パッションフルーツを想わせるような果実味溢れる酸味は円やかでいて麗しい。
雲一つない真夏の青空のように香味は澄み渡り、ゲイシャらしい紅茶テイストも顔を出します。
一言で例えるなら、「スイートハイビスカスティー」。
最後のエスメラルダ・ゲイシャナチュラルは、上品でありながら、南国情緒漂う真夏にピッタリな魅惑の逸品に仕上がりました。
いつかまたゲイシャフレーバーが色濃く出たエスメラルダ・ゲイシャ ナチュラルを販売出来ることを願って
「しばしの別れ」と題しました。
暫くお目にかかれないエスメラルダ・ゲイシャ ナチュラルを是非、ご堪能くださいませ。
ゲイシャの最高峰と言われるエスメラルダ農園。
その成功の歴史については、これまでにもご説明してきた以下のページをご参照ください。
【エスメラルダ農園ゲイシャの歴史】
2014年11月TopNotchのパナマ エスメラルダ ゲイシャ 2013 ES-04 マリオ・サンホセをご参照ください。
11月TopNotch パナマ エスメラルダ ゲイシャ 2013 ES-04 マリオ・サンホセ
前回のエスメラルダ・ゲイシャ Lino Naturalについては、2016年1月TopNotch パナマ エスメラルダ ゲイシャ 2015 ES-NAT4 Lino Naturalをご参照ください。