PauaNewGuinea KIGABAH 200g
内容量:PauaNewGuinea KIGABAH 200g(200g袋×1個)
写真はイメージです。200g袋でお届けいたします。
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:5分
抽出量:150cc
全量:290cc~300cc(140cc~150ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】
【動画:Drip$ de 松屋式 25gレシピ(トリコロールセット編)】
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
生産国 :パプアニューギニア
エリア :Western Highland州 Wahgi Valley地区
農園名 :Kigabah農園
生産者 :Bill Gardner
標高 :1,650m~1,700m前後
品種 :Typica、Arusha *一部Bourbon(Hybrid不使用、剪定と生育環境の工夫で収量を維持。大半は樹齢50-60年のヴィンテージ)
生産処理:フリーウォッシュド[水温20℃、発酵時間:30-36時間 *レスティング:Dry Parchmentを木製タンクにて20~25日 *精選キャパ:約100~120mt(赤実ベース)]
カッピングプロファイル:Bright Acidity, Sweet, Honey, Black Cherry, Mellow
【動画:パプアニューギニア・キガバ テスト焙煎】
【動画:パプアニューギニア・キガバ 試飲】
【動画:パプアニューギニア・キガバ 本焙煎】
「上質如水」
パプアニューギニア産コーヒーは、当店初登場です。
パプアニューギニア共和国は、オーストラリアの北に位置するニューギニア島の東側です。
ニューギニア島の西側はインドネシア領となります。
パプアニューギニアには1930年前後、宣教師によりジャマイカからブルーマウンテンの苗木が持ち込まれ、
1950年ごろから本格的なコーヒー生産が始まったと言われています。
ニューギニア島の中部山岳地帯には、最高峰マウント・ウィルヘレム(4,508m)をはじめ、マウント・ギルウェイ(4,367m)、
マウント・フィニステラ、マウント・ハーゲンなど、4,000m級の19の山がそびえ、その周辺の高原地帯がコーヒー産地です。
東西に長く伸びたニューギニア島中央部には標高4,000m級の峰々が連なる広大なハイランド地方が広がります。
このハイランド地方に伸びるビスマーク山脈とクボー山脈に挟まれた標高1,500m~1,600mの高地の谷が
ワギバレー(Wahgi Valley)です。
この一帯のハイランド地方は南緯5度という赤道付近に位置しているにもかかわらず、標高が2,000m弱と高いため、
冷涼な気候、適度な雨量、肥沃な土壌、病害虫の影響を受けにくい環境にあり、古くは9,000年前から耕作が行われ
枯れ草を巧みに利用した伝統的な高地農業により、高い生産性でサツマイモなどを栽培していました。
ワギバレーなどのハイランド地方に人々の暮らしがあることが知られるようになったのは、100年ほど前と言われています。
オーストラリアの植民地時代にこの地へつながる道路が作られ、外界との交流が始まり、コーヒー栽培が広がりました。
昼夜の気温差が大きな気候が、ティピカ種やブルボン種のアラビカコーヒーの生育にとって理想的であることから
コーヒー栽培は急速に広がり、この地で収穫される芳醇なコーヒーは世界で高く評価されています。
バード・オブ・パラダイスなど野鳥が生息する豊かな森が広がるワギバレーにキガバ農園は存在します。
キガバ農園は、収穫から袋詰めまで一元管理で高品質なコーヒーを生産しています。
農園主であるBill Gardner氏はオーストラリア系移民二世で、生まれも育ちもパプアニューギニアのワギバレー地区。
父親より引継いだ農園に自身の検証・理論を加え、樹々の生育、土壌管理、発酵、乾燥、保管、各工程において
厳格かつ理論的なコーヒー生産手法を用い、樹齢60年以上の原種の風味、収量を維持したスペシャルティコーヒー作りを
情熱を持って実践し、地域住民と協力してスペシャルティコーヒーブランドを立ち上げました。
本商品は、ブルーマウンテンに通じる卓越したクリアさとしなやかな甘味・酸味が魅力的な珈琲です。
ジャマイカのブルーマウンテンは、2012年10月のハリケーン「サンディ」による被害に続き、
2013年さび病が流行し、生産量が激減しました。
生産量は復活の兆しがあるものの、さび病やハリケーン被害以前の収量には程遠く、品質も低下したと言わざるを得ません。
そんな現在のブルーマウンテンと比べますと、ややとろっとした触感、綺麗で優しい酸味の質は
現状のブルーマウンテンをも凌ぐ質の良さを感じました。
そして、つくづく上質とは水のような清らかな透明感があるなと改めて実感しつつ、思い浮かんだのが、「上質如水」。
上質は、水のように清らかな透明感がある。
新しい精製方法を開発したり、品評会でコーヒーの品質・香味を競ったりせず、
古来から続く豊かな自然と共存しつつ、伝統的な製法を極めた中に本来の上質をみたような気がしました。
コーヒー産業の近代化とは対照的な「自然の恵み」を感じられる珈琲です。
順位という評価がなくても、良質を感じる珈琲はございます。
是非、お試しくださいませ。