ゲイシャ祭りのコスタリカCOE

2019年7月18日

Filed under: DIARY,NEWS — nagayasachiyo @ 3:18 PM

こんにちは。。

昨日、コスタリカCOEのカッピング会に行って来ました！！

ゲイシャのオンパレードでゲイシャ祭りのようだというのが、率直な感想です。
28ロット中、11ロッチがゲイシャでした。
しかも、28ロット中、15ロットがハニー精製、7ロットがナチュラル精製、3ロットがアナエロビック精製。。
水洗式精製は、3ロットのみ。。
一昔前は、中米でナチュラル精製やアナエロビック精製のコーヒーがCOEを受賞することなんて、なかった。。
コスタリカのハニー精製が注目を集めていた時は、過去のようですっかりハニー精製は定着し、
現在は、ナチュラル精製やアナエロビック精製等の「より濃い風味を豆に付ける」ことに流行は変化してきています。

ここからは、個人的な感想です。。

先ずは、ゲイシャについて。。
やはりどうしてもゲイシャの香味が弱くなっているように感じます。
何か国かのゲイシャをカップしましたが、弱くなっている中でもコスタリカはゲイシャらしさを感じるカップが多かったです。

そして、アナエロビック精製について今回、3ロットがアナエロビック精製でした。
その中で、精製の香味が強く出ているロットが1つありました。。
その1ロットは、密閉に使うタンクの匂いなのかもしれませんが、「生ゴムやプラスティック」のような人工的な香味（工業製品の香味）に感じました。
アナエロビック精製の香味は「スパイシー、シナモン」等のように表現されますが、好みがかなり分かれる香味だと思います。

と同時に、ゲイシャのように特質した香味を持つコーヒーにアナエロビック精製等のように敢えて香味に付加する必要性があるのだろうか？と思うのです。

ゲイシャのナチュラル精製までは、どちらかというとゲイシャのフレーバーとナチュラル精製特有の香味が馴染んでいて、
ゲイシャの香味に付加価値が付いたように感じました。
ですが、アナエロビック精製については、程度によりますが、ゲイシャの香味を損なっている、
もしくはゲイシャの香味に悪影響を及ぼしているように感じます。
嗜好品の香味は、人ぞれぞれと言ってしまえばそれまでですが、
個人としては、「ゲイシャの華やかな柑橘系の香味にアナエロビック精製の香味は付けたくない」というが本音です。

そんなコスタリカCOEのオークションは、本日です。

どんな珈琲が国内に入ってくるか、楽しみです。
ちなみに、当店ではオークションに参加する予定はなく、今のところ、取り扱う予定はございません。

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