こんにちは。。
只今、テスト焙煎真最中です。
その後、エクアドル・ニーニャエルモサ・ゲイシャも2回程、テスト焙煎しました。
最後に焙煎した豆をみますと、ゲイシャの特徴的な豆(先が尖った細長い粒)がやや多く見受けられました。
It’s Mocha(エチオピア・ゲレザG3・ゲイシャ[以下、ゲレザ])の時に検証しましたが、
ゲイシャの特徴(先が尖った細長い粒)があり、より大粒の方がゲイシャフレーバーが強く出ます。
【It’s Mochaスペシャル】
【スクリーン選別の模様】
そこで、It’s Mochaスペシャルを作った時、同様、ゲイシャの特徴がある大粒の豆を集めて、香味を確認してみました。
微かではありますが、珈琲からはゲイシャの香味を確認しました。
ゲレザは、モカの香味と重なりあって鮮明ではないにしろ、
選別するまでもなく、そのままでゲイシャフレーバーを感じ取れました。
一方、ニーニャエルモサ・ゲイシャは、選別して初めて微かに感じられる程度です。
最初は別品種のコーヒーではないかと疑ってしまう程でしたが、
選別した一部からは微かでもゲイシャのフレーバーを感じられましたので、
「まったくの別品種」ではないと考えを改めました。
この原因は、
・ゲイシャに別品種をMIXしたのか、
・ニーニャエルモサ農園の環境がゲイシャの栽培に適していない(ゲイシャ特有の香味が強く出せない気候風土)のか、
等々、いくつか考えられます。今後、品質が向上していくことを期待しています。
そして、「今回のこのゲイシャは、どうするか?」・・・
ゲレザ同様、選別して「ゲイシャフレーバーをより強く感じられる」単品スペシャルバージョンの珈琲を作ることも考えました。
ですが、ゲレザと違い、大粒・肉厚でスクリーンサイズも揃いが良いため、選別するとなると、
ゲイシャらしい豆を手選別でピックアップするしかありません。
あくまでも「ゲイシャらしい豆」であって、確実性が低く、先の確認作業の結果を考慮すると、
ゲイシャフレーバーが強くなるとは思えません。
単品スペシャルバージョンの珈琲を作ることは現実的ではないため、
やはり「リメイク」する方向で商品化の可能性を探っていきたいと思います。
残念ながら、エクアドル・ニーニャエルモサ・ゲイシャについては、
当店における「ゲイシャの販売基準」に見合うコーヒーではございませんでした。
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