Blend Nero 200g

BlendNero

Blend Nero 200g

販売価格(税込)
¥3,000
在庫状態 : 売切れ


ダイソーコーヒーミル用ハンドル(改良版)をご希望の場合は、
ご注文時に備考欄へ「ダイソーコーヒーミル用ハンドル(改良版)希望」と
必ず、ご記入ください。

 
内容:Blend Nero 200g
原材料:
ボリビア・セベリーノ・サンガ[深煎り]
ボリビア・コパカバーナ・ジャバ[中煎り]
エクアドル・サンタロサ・シドラ[中煎り]

※珈琲は、200g袋でお届け致します。

 

※写真はイメージです。
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【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:300cc(150ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
 
【動画:Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】

 

【動画:Tamaki 2020 Second の試飲】

 
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
Drip$淹れ方
 
 
【ボリビア・セベリーノ・サンガ(深煎り)】
詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
BoliviaCeverinoZangaDark
 
 
【ボリビア・コパカバーナ農園・ジャバ】
詳細については、以下の商品ページをご参照ください。
BoliviaJava
 
 
【エクアドル・サンタロサ農園・シドラ】
生産国 :エクアドル
エリア :ピチンチャ県 ナネガル
生産者 :エドゥアルド・ロモ
標高  :1300m
品種  :シドラ
生産処理:ウォッシュド
カッピングプロファイル:レッドアップル、オレンジ、ブライトシトリック、ブラックティー、チョコレート、スムースマウスフィール

20200306_011742 【エクアドルのコーヒー生産背景】
エクアドルでコーヒーの生産が開始されたのは1860年と言われています。
主な輸出先として約7割がコロンビアへ、2割がアメリカへ、残りをドイツなどの
ヨーロッパへ輸出しています。日本は同国の生産量のうち僅かに1%程度と言われ、
カカオ豆の方が認知されているかもしれません。
同国の輸出量は、1990年代前半の200万袋をピークに減少を続け、
現在では半分以下の生産量まで落ち込んでいます。
こうした中で、現在まで多くの輸出業者が廃業、生産者も減少し続けているのが
エクアドルのコーヒー生産の現状です。
90年代に起こった大規模なさび病の被害は生産量を4割以上減少させ、
山岳地の標高の高いエリアにおいても、乾燥した気候から被害が拡大しました。
 

【CAFECOM社の取り組み】
CAFECOM社は、1982年に設立されたコーヒー輸出業者です。
CAFECOM社は、90年代以降のエクアドルのコーヒー生産の危機的状況に対して、
コーヒーの生産の維持や発展を目指し、いち早く高品質なスペシャルティコーヒー
の伝搬に努めてきた輸出業者の1つです。
2007年から同国で開催されているTaza Dorada審査会においても、彼らがサポート
している生産者たちの栄冠を陰ながら支え、同国のスペシャルティコーヒー協会の
設立にも尽力してきました。
生産者へのサポートに対しても、生産技術のアドバイスから、バリスタやカッピング
のトレーニング、生産者への融資まで多岐に渡るサポートを行っています。
中でもウォッシュドコーヒーの生産処理の改善は、彼らのスタッフが中米まで
足を運び学んだ、現在進行形のスペシャルティコーヒーの生産処理や
クオリティコントロールに基づいてアドバイスが行われています。
彼らの活動拠点は、アンデス山脈を背景とした微気候に優れたエリアで、
エクアドルが生み出すジューシーなコーヒーにとって、ウォッシュドプロセスの
見直しは、品質向上の大きなポイントとなりました。
 

【サンタ・ロサ農園】
サンタ・ロサ農園は、首都キトの西部・ナネガリートに位置しています。
近隣にはアランビ自然公園やブルラワ植物保護区があり、動植物の多様性がとりわけ
豊かな環境と言います。また赤道直下ながらアンデス山脈の中腹に位置するため、
1年を通して冷涼な気候に恵まれ、コーヒーを始めとしてコーンやサトウキビ、
果物など多くの農作物が育てられています。
一般に収穫期の7月前後は雨が少ないながらも、年間を通じて降雨量が多い土地
の為、ビニールハウスでの乾燥が主な乾燥方法として採用されています。
 

サンタ・ロサ農園は、エドゥアルド氏の父親が40年前に始めた農園です。
エドゥアルド氏も父親に習いながらコーヒー生産を勉強してきました。
コーヒーを生産する中で、多くの厳しい状況に直面しましたが、困難な状況を
打破する為にも品質が重要だと感じ、勤勉に品質向上を目指してきました。
その後、エクアドルの国内コンペティションであるTaza Doradaをきっかけに
高品質なコーヒーが評価され、彼らのコーヒーを知る人も少しずつ多くなった
そうです。
 

現在は、選別に多くの時間と労力を掛けて取り組んでおり、チェリーの収穫、
収穫後の再選別、乾燥場でのハンドピックなど徹底した選別を心がけています。
選別は如実に繊細ながらも華やかなフレーバーが明瞭に感じられると言います。
高品質なコーヒー生産を行う事で、家族だけでなく収穫や生産処理をともに
行っている地域の仲間と共に更なる成果を出したいと語ります。
 

 
 
【動画:ボリビア・セベリーノサンガ テスト焙煎】

 
【動画:ボリビア・コパカバーナ農園・ジャバ テスト焙煎】

 
【動画:エクアドル・サンタロサ農園・シドラ テスト焙煎】

 

【動画:ボリビア テスト焙煎試飲】

 
【動画:エクアドル テスト焙煎試飲】

 

【動画:ボリビア・セベリーノサンガ・Dark 本焙煎】

 
【動画:ボリビア・コパカバーナ農園・ジャバ 本焙煎】

 
【動画:エクアドル・サンタロサ農園・シドラ 本焙煎】

 

 

「BlackChocolate」

セベリーノ・サンガが、思いの外、香りが強く、質も良かったです。
これならば、ナチュラルを深煎りにした時の洋酒香も出せるかもしれないと直感しました。
 

逆に、エクアドル・サンタロサ・シドラが、予想以上に豆の質が悪かったのです。
そこで、急遽、セベリーノ・サンガの深煎りを使ったブレンドを作ることにしました。
 

目指すは、「チョコレートフレーバー」。
それも、ビターチョコレートやブラックチョコレート等と表現される「カカオ成分が多く、苦味のある甘さ控えめなチョコレート」です。
 

以前、SNSを見ていた所、「チョコレートと表現された珈琲は、ただ苦いだけ」という投稿を見つけました。
「チョコレート=苦い珈琲」と解釈しているのです。
 

珈琲屋としては、何だか寂しい気持ちになりました。
炭の様に苦い珈琲もありますが、
本当にチョコレートを感じる珈琲もあれば、美味しい苦味も存在するのです。
 

ということで、「チョコレート=ただ苦い珈琲」ではない珈琲を作ることにしました。
 

カカオ成分の多いスイートチョコレート(ミルクを使っていないチョコレートの意味)は、
後味に酸味を感じます。
その酸味をボリビア・コパカバーナ農園・ジャバで表現しました。
 

セベリーノ・サンガ(深煎り)の洋酒香を少し抑え、セベリーノ・サンガ(深煎り)と
コパカバーナ農園・ジャバの香味を繋ぎ、まとめているのが、エクアドル・サンタロサ・シドラです。
 

微かに深煎りの燻り香を感じ、落雁のような甘い香りが鼻に柔らかく抜けます。
程よい重厚感がある液体からは、カカオを彷彿する苦味が滑らかに拡がり、
飲み干すと流れるようにスッキリとした酸味の後味に出会います。
 

香味の質と感じる順番は、カカオをたっぷり使用したブラックチョコレートそのものです。
 

冷めるとセベリーノ・サンガ(深煎り)の香りが豊かになり、洋酒香にも感じます。
どうぞ、松屋式5杯抽出で経時変化もお楽しみくださいませ。
 

セベリーノ・サンガ(深煎り)の洋酒の様な香りは個性的で、好みが分かれます。
この香りはブレンドにより抑えられていますので、ナチュラル特有の香りが苦手な方にもお薦めです。
 

ブレンドで作り出した「ブラックチョコレート」の香味と良質な苦味をお試しくださいませ。
 

エクアドル・サンタロサ・シドラについては、昨年夏のカッピング会で確認した時より
生豆の状態が悪く、枯れ始めていました。
カッピング会の時もやや雑味がありました。
今回業務用で焙煎もしましたが、単品販売出来る香味ではなかったため、単品販売は断念しました。
 

「ゲイシャの次に来る品種」と注目を集めるシドラです。
また別のシドラに出会えたら、挑戦してみたいと思います。
 

Tamaki 2020 Secondでは、ボリビア3種、エクアドル2種の珈琲を焙煎しました。
これだけでは断定できませんが、この5種に関しては、ボリビアの方が生豆の品質が高かったです。
エクアドルについては、2種とも欠点豆が多く、香味もLow Specialtyに分類されるクォリティでした。
エクアドルについても、いつか再挑戦したいと思います。
 
 
 

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