1/2にテスト焙煎をして、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
12/9、テスト焙煎した中煎りの珈琲は酸味が強く、甘さ、ボディは乏しかったため、今回は、2ハゼ直前と2ハゼ直後の
2種類の焙煎度合いを用意しました。
（テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり）
カッピング
香は2ハゼ直前の方が強く、2ハゼ直後からは甘い香と共にスモーク臭がしました。
ジャスミン、レッドワイン、ビターチョコレート、レーズン、スイート、ドライトマト、シルキー・・・
どちらからも様々な例えが出てくるのは、さすがトップグレード の珈琲なのだと改めて感じました。
松屋式による試飲
2ハゼ直後の珈琲は、 苦味が強調されていました。
どちらも甘く滑らかでハニーのようなマウスフィール。芳醇な濃くが珈琲に奥行きを出しています。
2ハゼ直前の珈琲は完熟果実のような甘さ、2ハゼ直後の珈琲はブラウンシュガーのような甘さでした。
2ハゼ直前の珈琲は、余韻に酸味を感じるところは、ジュースを飲んでいるかのようでした。
2ハゼ直後の珈琲は、カカオのような苦味を感じられました。
どちらも冷めてくると甘さが増し、珈琲が表情を変えます。冷めてからも楽しめる珈琲でした。
2ハゼ直後の珈琲もとても甘く美味しいです。深煎りの味も捨てがたいのですが、
今回は、スモーク臭を感じない限界の深さで煎り止めして、パカマラをワインのようにお楽しみ頂こうと思います。
2014年のパカマラをご提供する時に深煎りも考えたいと思います。
左：2ハゼ直前、右：2ハゼ直後
テスト焙煎
水分量：9.9％
| 焙煎時間 | 焙煎終了時の本体温度（℃） | |
| 2ハゼ直前 | 16：39 | 221.7 |
| 2ハゼ直後 | 16：43 | 223.6 |
焙煎担当のコメント
パカマラという豆は、どちらかというと素直な豆と感じた。
豆が大粒でほかの豆と比べて挙動が違うのではないかと考えたが
排気ダンパーと連動している差圧もゲイシャと同じ傾向で差圧が下がらないタイプの豆であった。
焙煎時間に関しても少し傾きが早く何か影響が起こるかと心配したがそれほど問題はなかった。
大粒の豆だから熱の入りが悪いかと考えたがそんなことはなく素直な豆であった。