4月TopNotchテスト焙煎・カッピング情報




3/21、11月TopNotchで焙煎したエスメラルダ・ゲイシャ2013の焙煎プロファイルを元にテスト焙煎をしました。
1回目はゲイシャ2013よりほんのちょっと焙煎終了温度を上げて、本体温度213℃で焙煎を終了しました。
2回目は本体温度215℃で煎り止して試飲をしたところ、215℃珈琲はフレーバーが弱く、明るい酸味も減っていました。
2013年のゲイシャより今回のゲイシャは水分量が約1%多く、焙煎時間が延びたことに起因する部分もあります。
そのため、焙煎プロファイルを再考し、3回目は本体温度214℃で焙煎を終了しました。
翌日、3/22、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)
 

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カッピング
ドライの香は、すずらん、ゆりのようなフローラルな香とレモン、オレンジなどの
柑橘系の香がして珈琲とは思えないくらい華麗な香がしました。
香、フレーバー、酸味は焙煎終了が213℃がもっとも強く、甘さは焙煎終了214℃、215℃で強く感じました。
甘さが加わるとオレンジジュースのような感覚が増します。
焙煎終了213℃、214℃は残り香に柑橘系の香りが鼻から抜けて、余韻が心地よいです。
フレーバーや酸味は焙煎終了213℃が最も強かったですが、若干の渋味を感じる点、
甘味と酸味のバランスを考慮すると焙煎終了214℃が最も高い評価となりました。
 

松屋式による試飲
カッピングの結果と同様、松屋式の試飲でも焙煎終了214℃が好評価でした。
カッピングでは感じなかったキャラメルのような甘い香が珈琲が飲み頃の温度に落ち着いた時に
ほのかに感じられ、浅煎りは甘味が乏しく物足りない印象でした。中煎りは、キャラメルのような甘さが
加わり、珈琲に厚みを出していました。
深めの焙煎はゲイシャフレーバーは弱いものの、冷めると甘さとフレーバーが増して香味の変化を楽しめます。
水出しアイス珈琲で楽しめそうでした。
本焙煎では、フレーバーが色濃く出て甘味を感じる中煎りで仕上ることにしました。
 

 
左:浅め、中:中煎り、右:深め
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テスト焙煎
水分量:9.9%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
213.2 15:21
214.0 14:50
215.4 16:09

 

 

焙煎担当のコメント
今回ディスカバリーでも、過熱水蒸気の自動ドレンを使っての焙煎となった。
実際にディスカバリーでどのような影響が出るかがちょっと不安であった。
しかし、自動ドレンを使用すると蒸気がドライになり過熱水蒸気化には効果的なのがわかった。
焙煎は、前回のゲイシャを参考にして焙煎をした。
前回の2013の豆よりもおとなしい感じがした。
その分どちらかというと焙煎で味を付け加えてもいいかなぁと思った。