9月Superb ブルンジセット200g(COE2013 GISHAMBUSHA WS 100g、COE2014 MAHONDA WS 100g)

Burundi

9月Superb ブルンジセット200g(COE2013 GISHAMBUSHA WS 100g、COE2014 MAHONDA WS 100g)

販売価格(税込)
¥4,100
在庫状態 : 廃盤



セット内容:COE2013 Gishambusha CWS 100g、COE2014 Mahonda CWS 100g

 

テスト焙煎・カッピング情報本焙煎情報

 

写真はサンプルです。

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「最貧国ブルンジの香味」

現在、開催されているCup Of Excellence(以下、COE)は、10ヵ国です。
当店もコスタリカCOEから始まり、今月のブルンジCOEで一通りのCOEをご紹介することとなります。
 

ルワンダのお隣、ブルンジは、西にコンゴ民主共和国、東にタンザニアに挟まれた中央アフリカの国です。
ブルンジ第1王国時代からドイツ植民地時代、ベルギー植民地時代を経て、独立後、ブルンジ共和国となりました。
1962年ベルギーの植民地から独立したブルンジは、内戦が続く、混迷時代に入ります。
内戦が概ね終わったのは、2005年です。途中、一時経済制裁を受けたこと、内戦が長く続いたことにより、経済は低迷しました。
アフリカの中でも経済開発が遅れており、世界最貧国の1つです。
2015年5月にもクーデターのニュースが流れるなど、いまだ、政治的な不安定が拭えない状態です。
 
コーヒーの栽培は、ルワンダ同様、ベルギー植民地時代の1930年に始まり、歴史が浅い国ですが、
外貨獲得の最大産業となっており、国民の55%がコーヒー栽培で生計を立てています。
国土の多くが標高2000mの高原であり、その高地を利用してコーヒーが栽培されています。
主な栽培は、ブルボン種です。
 

コーヒーは、およそ8万もの小規模農家が栽培しています。1農家あたり、平均150~200本のコーヒーの樹を栽培しています。
ルワンダ同様、栽培技術は乏しかったものの、2012年からアフリカ大陸2か国目となるCOEが開催されるまでになりました。
小規模農家がWashing Station(生産処理場。以下,CWS)に持ち寄ってブランドとして出荷されるため、
CWS単位でCOEが開催されています。
 
コーヒー栽培の歴史だけでなく、珈琲の特徴も非常にルワンダに似ています。
主な栽培品種がブルボン種だからということもあるでしょうが、7月SuperbでルワンダCOEを焙煎した時に感じた
独特な甘いスパイシーな香りが特徴です。月餅からほんのり感じる甘いナツメの香りのような香辛料を想わせる香りが
余韻として残ります。酸味を楽しむと言うよりは甘さを楽しむ珈琲です。
ルワンダより日本では知名度が低いですが、今後、さらに伸びていく可能性を秘めており、
ルワンダの珈琲がお好きな方にはブルンジの珈琲もお薦めです。
 

本商品は、2013年度と2014年度のCOE受賞ロットをセットにしました。
COEの順位に差があります。珈琲を召し上がると順位の差が分かり易く香味に出ております。
COEの順位を比較しつつ、ブルンジの大地が作り出した珈琲の香味をご堪能くださいませ。
 
 
ポテト臭について
ルワンダやブルンジの珈琲で懸念されているポテト臭。
珈琲から生のジャガイモを切った時にする香がすることから「ポテト臭」と言われています。
ポテト臭については、害虫が原因と言う説がありますが、明確な原因が解明されていません。
ポテト臭がする珈琲を飲んでも人体に害を与えることはありません。
ただ、この青くさい香りがしますと珈琲本来の香味を阻害してしまい、豆が持つフレーバーをお楽しみ頂けません。
COEではポテト臭がするコーヒーは除外され、審査の対象外になりますので、COE受賞ロットにポテト臭を引き起こす生豆が混入する確率は極めて少ないです。
しかし、COEもロットの一部を審査するため、1ロットに1,2粒混入する可能性もあります。
ポテト臭の豆は、生豆でも焙煎豆でも見た目で他の豆と変わりがないため、判断が付かず、ハンドピックで取り除くことができません。
粉でご購入される場合は、香りを確認して出荷致します。
豆のままでご購入される場合は、万が一に備え、20%程増量して出荷致します。
ミルで挽いた際、ポテト臭がするようでしたら、お手数をお掛け致しますが、その粉を除外してご利用くださいませ。
 

COE2013 Gishambusha CWS(ギシャンブーシャ ウォッシングステーション)
順位  :12位 (Score 86.10)
生産国 :ブルンジ
エリア :MUYINGA県、GASHOHO市
生産者 :SOGESTAL KIRUNDO
標高  :1620m
品種  :ブルボン
生産処理:フリーウォッシュド
カッピングプロファイル:オレンジ、メロン、ハニー、青リンゴ、ライム、フルーティーな後味
 
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ドライの香りは天津甘栗のような甘いスパイスがかった香りが強いです。
メロンのような軽めの甘味、青りんごのような爽やかな酸味は控えめで、
COE2014と比較すると、香味が平たく、さらりとしていて、ポイントが低いことがよく分かります。
熱い内は、甘いスパイシーな特徴的な香りが余韻として心地よく感じられます。
どちらかと言えば、甘味を楽しむ珈琲です。
 
COE2014 Mahonda CWS(マホンダ・ウォッシングステーション)
順位  :6位 (Score 88.71)
生産国 :ブルンジ
エリア :GITEGA (ギテガ県ブラザ)
生産者 :Sogestal Kirimiro (ソゲストラル キリミロ)
標高  :1932m
品種  :ブルボン
生産処理:フリーウォッシュド
カッピングプロファイル:ラズベリー、ストーンフルーツ、ローズ、コンプレックス、スウィート、クリーンカップ
 
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ドライの香りは、最初に何とも柔らかい甘いフローラルな香りがします。
揮発性が高いのか、心地よい香水のような香りは持続せず、甘いブラウンシュガーのような香りに変わります。
一口飲むと月餅のような甘くスパイシーな香りが一際印象的に長く続きます。
甘さの中にドライトマトのような酸味が感じられ、香味の幅があることを実感しました。
熱い内に、フローラルな香りが時折、とても繊細に感じられ、意識しないと感じ取れないだろうと思う程でした。
コンプレックスというカッピングコメントもうなずけました。
この上品な香りを焙煎度合を変えることでもう少し引き出すことができるか、テスト焙煎で検証してみます。
COE2013よりジューシーさを楽しめる珈琲です。
 
最後に、この商品説明をまとめるにあたり、「当店ができるサスティナビリティは、何か?」と考えました。
珈琲産業に関わるすべての方が持続可能な発展に少しでも貢献できる活動を当店もしていきたいと思います。
ただ、真に価値ある活動で在りたいと思うと、具体的な活動内容がまとまりませんでした。
今後、当店の課題として、取り組んでいきたいと思います。

※テスト焙煎、カッピングの模様などは、随時、情報を公開していきます。

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