6/25、26テスト焙煎をしました。
それぞれ、焙煎終了温度を2℃ずつ変えて3種類(焙煎終了温度:216、218、220℃)をテスト焙煎しました。
6/27、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎、カッピングの詳細は、以下のとおり)
COE2013ルワタノ
カッピング
ドライでは、ナツメグのようなスパイスかかった香が印象的でした。酸味は控えめで、この珈琲は冷めると甘さが増します。
焙煎終了温度:216℃は、酸味はなく、甘味・コクも軽い。化学反応が充分ではないように感じた。
焙煎終了温度:218℃は、スパイスががった甘い香。香にすずらんのようなフローラルさもある。
バターのようなとろっとした触感。冷めるとマロンのような軽めの甘さが増した。
焙煎終了温度:220℃は、青りんごのような酸味はかなり弱く、キャラメルようなちょっと焦げた甘さがありました。
甘さと苦さが際立ち、珈琲としては平たい印象。
松屋式による試飲
ナツメグのようなスパイシーさは焙煎度合いが深くなるにつれ、減少します。この独特な香が特徴です。
触感が滑らかで舌に1枚のベールがかかるようです。
熱い内は爽やかな軽めの酸味が感じられますが、冷めると甘さが増します。
焙煎終了温度:218℃が非常に強くフレーバーが出ていました。
本焙煎では、独特なスパイシーが消えず、極力、甘さを引き出すよう、焙煎終了を出来る限り、遅くすることにしました。
COE2014 ドゥフジンバラガ
カッピング
ドライでは、ブラウンシュガーやラム酒のような甘い香が強かった。こちらは冷めると酸味が増します。
焙煎終了温度:216℃は酸味はかなり控えめで、ボディはミディアム。甘さはメロンのようだった。
ほのかにTeaフレーバーを感じる余韻は長め。
焙煎終了温度:218℃はラム酒のような甘い香が強い。珈琲もプリンのような甘さが際立つ。
チョコレートのようなほろ苦さが余韻として長く残る。216℃のフレーバーはそのままに甘さが少し増し、酸味が減少した印象。
焙煎終了温度:220℃は218℃同様、甘く余韻も長い。焦げ感だけが増した印象。焦げ感がキャラメルように良い意味で甘い苦さを珈琲に与えている。
果実味溢れる甘さにはあわないが、砂糖などの糖類の甘さには焦げ感が良く合う。
松屋式による試飲
余韻はCOE2013より長く、珈琲お濃さもCOE2013より濃い。
赤りんごのような酸味は控えめで、カッピング同様、甘さが際立ちます。
こちらも甘さを楽しむ珈琲です。本焙煎では、COE2013と焙煎度合いを合わせ、極力、焙煎度合いを深くし、甘さを引き出すように仕上げます。
テスト焙煎
COE2013ルワタノ
水分量:11.1%
焙煎終了時の本体温度(℃) | 焙煎時間 |
216.6 | 15:13 |
218.2 | 15:39 |
220.0 | 16:00 |
COE2014ドゥフジンバラガ
水分量:11.0%
焙煎終了時の本体温度(℃) | 焙煎時間 |
216.3 | 14:58 |
218.1 | 15:44 |
220.3 | 16:04 |
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