11月Superb ケニアセット200g(KIANDINO AA 100g、KANGUNU AA 100g)

Kenya

11月Superb ケニアセット200g(KIANDINO AA 100g、KANGUNU AA 100g)

販売価格(税込)
¥3,700
在庫状態 : 廃盤



セット内容:KIANDINO AA 100g、KANGUNU AA 100g
 

 

テスト焙煎・カッピング情報本焙煎情報

 

写真はサンプルです。

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「多彩なケニア」

 

2年目を迎えた第1弾は、ケニアです。
 

ケニアとエチオピアに関しては、オープン以来、どこでご紹介しようかと考えておりました。
というのも、どちらも浅く焙煎しても、深く焙煎しても、それぞれに個性がある香味に仕上がる
ポテンシャルの高い豆だからです。
 
この1年間、焙煎に向き合ってきた集大成として、11月、12月でご提供する運びとなりました。

 
ケニアは、浅く焙煎すると、
「ベリー系(ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー)の酸味、フローラルな香、ワインのようなボディ...」
 

深く焙煎すると
「ベルベットな舌触り、ダークチョコレートのような余韻、重厚感あふれるコク...」
 

などなど、実に多彩なキャラクターです。
カッピングをしたことがある方は、1度は目にしたり、耳にしたりしていることでしょう。
 

カッピングという香味評価が行われるようになって、明るい酸味を高く評価する方も現れました。
数年前、ケニアの焙煎は、酸味やフローラルな香を強く引き出した浅い焙煎と
甘さと苦さを引き出した深い焙煎に大きく2極化していたように感じます。
 

ですが、最近は、極端に浅い焙煎が減ってきているように感じます。
浅めの焙煎をしていた方々が、やや深めよりに近い焙煎に仕上げる傾向になってきているように感じます。
 

浅く焙煎すると香・酸味が強く出ますが、あまりに短時間焙煎を行うと豆に水が残った状態、所謂、生焼けになります。
生焼けの珈琲は、舌を突き刺すような強い酸味や唾液を伴う渋味を感じます。
勉強のため、いくつか浅煎りのケニアを飲みましたが、生焼けの珈琲が多かったです。
特に松屋式で淹れると生焼けの強烈な酸味や渋みが強調されます。
そんな酸味を豆が持つ個性と誤解されている方も多いように見受けられます。
 

私個人としては、深めの焙煎でダークチョコレートのような風味が感じられるケニアが好みでございます。
珈琲に興味を持ち始めた頃、ケニアの珈琲から商品説明と書いてある「チョコレート」をまさに感じた時、
非常に驚き、珈琲の面白さを知りました。
 

そこで、今回は、多彩な個性を持つケニアをお楽しみ頂くべく、2種類のケニアを焙煎で焼き分けて
ご提供することに致しました。
 
1種類目:カンヌグは、浅い焙煎で、フローラルな香とケニアらしい果実感あふれる酸味を楽しめる珈琲に、
2種類目:キアンディーノは、深い焙煎で、チョコレートのような甘苦くいて芳醇なコクを楽しめる珈琲に
 

仕上げます。
 

適切な焙煎をした本商品で、ケニア本来の多様な香味をご堪能くださいませ。
 

Kiandino AA(キアンディーノAA)
生産国 :ケニア
エリア :中央州 ティーカ
農園名 :キアンディーノ・コーヒーファクトリー
生産者 :責任者 ステファン・ワウェル
標高  :1770m
品種  :SL28、Ruiru11
生産処理:ケニア式
カッピングプロファイル:ピーチ、ラズベリー、シトリック&タータリック、バタリーマウスフィール、スウィート
 
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テスト焙煎では、最初に浅めの焙煎をしました。
とても明るい酸味は健在でカンヌグよりポテンシャルがあると判断。
次に、深めの焙煎をしました。
カンヌグ同様、ドライの香りは力強く、スモークを伴った深煎りらしい甘い香りが漂います。
重厚感あるボディと苦味が上質な珈琲であることを物語ってます。
深みのある香味の中に、ベリー系の酸味が煌めき、珈琲が酸味と苦味を楽しむ飲み物であることに納得します。
冷めるとブランシュガーのような甘さが増して、カカオフレーバーの印象が強くなって、ダークチョコレートのようです。
 
Kangunu AA(カングヌAA)
生産国 :ケニア
エリア :中央州 マティオヤ
農園名 :カングヌ・コーヒー・ファクトリー
生産者 :責任者 チャールズ・チェゼ
標高  :1750m
品種  :SL28
生産処理:ウォッシュド
カッピングプロファイル:プラム、ブラックベリー、パッションフルーツ、ピーチ、ブルーベリー、レッドカラント
 
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ドライの香りは甘く力強い。
テスト焙煎は、色づきが早くやや焙煎度合が予定よりやや深くなってしまったが、涼しげな花を連想する酸味を伴った香は上質。
ベリー系というよりは、プラムのような酸味は艶やかで、飲み終わると残り香がすーっと鼻腔を抜ける。
冷めるにつれ、蜂蜜のような優しい甘さは増し、ジューシー。より果実に近づく印象。
透き通ったシルクが風に揺らめくかのように珈琲は滑らかに吸い込まれます。
カンヌグは、キアンディーノに比べると深い焙煎には耐えられるポテンシャルはなかった。
 

※本商品のために、2種類以外にもう2種類、計4種類の生豆を焙煎して、生豆を選びました。
生豆として、どこまで深く焙煎できるかの許容範囲があるとするなら、テスト焙煎をして、全体として以前より、その許容範囲が狭くなってきたように感じました。
乱暴に言えば、深煎りに耐えられる豆が減ってきているように感じました。(正確に言えば、焙煎度合の幅が狭くなったように感じました。)
 

※テスト焙煎、カッピングの模様などは、随時、情報を公開していきます。

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