12月Superb エチオピアセット200g(グジG1 100g、イルガチェフェ・コンガG3 100g)

Ethiopia

12月Superb エチオピアセット200g(グジG1 100g、イルガチェフェ・コンガG3 100g)

販売価格(税込)
¥3,500
在庫状態 : 廃盤



セット内容:グジG1 100g、イルガチェフェ・コンガG3 100g

 

テスト焙煎・試飲情報本焙煎情報

 

写真はサンプルです。

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「コーヒー起源国の香味」

コーヒーの起源、エチオピア。「モカ」の呼称で広く親しまれている珈琲です。
イルガチェフェ地区等の一部を除き、ナチュラル精製(コーヒーの実を果肉の付いた状態で乾燥後、脱穀して種を取り出す方法)で生産されています。
コーヒーは、モカ臭と呼ばれる独特な甘い香が強いのが特徴の珈琲となります。
 

なぜ、「モカ香」、「モカアロマ」など、好印象の呼称でなく、「モカ臭」と言われるのか?
 

ナチュラル精製は、コーヒーの実を果肉の付いた状態で乾燥させます。果肉は水分を多く含んでいるため、乾燥中に腐敗しやすいのです。
これは、個人的な見解ですが、精製技術が乏しく、品質が悪かった昔、生豆に発酵豆等の欠点豆が多く含まれ、質の悪い発酵臭が強く出た結果、
その香を不快に感じた人が多かったからではないかと推測します。
 
発酵臭は、人によって、好みが分かれる香です。
納豆、ワインや日本酒等のアルコール、チーズ等の発酵食品も好き嫌いが分かれることからもお分かり頂けるでしょう。
 

モカは、果実が熟度の絶頂を迎え、腐敗が始まる直前の甘い香りに、発酵臭が加わった芳醇な香りです。
生豆を選定するに当たり、以下の8種類をテスト焙煎しました。
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【ウォッシュド】
・イルガチェフェ ベレカG1
・イルガチェフェ コンガG1
・グジG1
【ナチュラル】
・イルガチェフェ コンガG3
・リムG1
・スイートナチュラル
・カッファ サマサG1
・グジG1
 

品質が悪いと発酵臭がきつく、何とも耐え難い香りを放つのですが、ナチュラル精製が再評価されてきた昨今、
香りが透明感を増し、心地よい甘い香りへと香りの質が向上してきたとテスト焙煎をして改めて感じました。
 
そして、「ゲイシャに近づけている」ようにも感じました。
 
どれも、香りは非常に澄んでいて、ゲイシャに感じる柑橘系の果実の香りがするのです。
ウォッシュドだけでなく、ナチュラル精製でも同様でした。
 
品質が向上して、「コーヒーは本来、果実である」ことを表現しているとも捉えられますが、
これほど洗練されて、フレーバーが綺麗になってしまうと、深煎りにするのは惜しくなります。
逆を言えば、モカ臭という香りも含め、深煎りに耐えられる程の強い個性がなくなってきているようです。
 

そこで、本商品では、
 

最も香味が洗練されていた「グジG1 ナチュラル」を中煎りで仕上げ、果実感あふれる生豆本来の個性を
引き出します。
 

最も香味が強かった「イルガチェフェ・コンガG3ナチュラル」を深めに焙煎し、焙煎の芳ばしさと
モカのフレーバーが織りなすハーモニーを焙煎で作り出します。
 
グジG1の中煎りは、謂わば、今時の流行の香味であり、イルガチェフェ・コンガG3の深めの焙煎は、
一昔前の懐かしい香味です。
 
焙煎度合を変えることで、「モカの今昔」を表現します。
是非、飲みくらべて、お楽しみくださいませ。
 

グジG1
生産国 :エチオピア
エリア :オロミア州 グジゾーン ケルチャ地区
生産者 :Bagersh社
標高  :1,750m~
品種  :不明
生産処理:ナチュラル(天日乾燥)
カッピングプロファイル:オレンジ、レッドアップル、紅茶、クリーンカップ、ロングアフターテイスト
 
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テスト焙煎をした中で、最も香味に透明感があり、洗練された珈琲でした。
密が入った赤りんごのように甘酸っぱく、ジューシーです。
冷めるとTeaフレーバーが顔を出し、ゲイシャに似ているようにも感じます。
珈琲が果実であることを体感ください。
 
イルガチェフェ・コンガG3
生産国 :エチオピア
エリア :イルガチェフェ
生産者 :Y.C.F.C.U. (Yirgacheffe Coffee Farmers Coop.Union)[コンガ農協/ハフーサ農協]
標高  :2500~2600m
品種  :アビシニカ種(エチオピア原種)
生産処理:ナチュラル
カッピングプロファイル:ロゼワイン、フローラル、アプリコット、キャラメル、シルキー、ロングアフターテイスト
 
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テスト焙煎で最もモカフレーバーが強く感じた珈琲です。
モカの芳醇な香りが綺麗でいて、強い。
グジG1に比べると、野性味を感じる珈琲です。
甘さはグジG1より強く、果実酒のように発酵により作り出された甘さのようです。
この強さがあれば、深めの焙煎にも耐えられると判断しました。
 

※テスト焙煎、カッピングの模様などは、随時、情報を公開していきます。

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