10月TopNotch インドネシア・ワハナ農園2014 コピ・ルアクのテスト焙煎・カッピング情報




9/25、10月TopNotchのインドネシア ワハナ農園2014 コピ・ルアクをテスト焙煎をしました。
焙煎終了温度を変えて、3種類をテスト焙煎しました。
9/27、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)

 

カッピング
スパイスのような、ハーブのような、何とも例えようのない香味は、インドネシアのテロワールとルアクが作り出したものなのだが、
エキゾチックと一言で片付けられず、複雑な香味である。
酸味・甘味が特別、強い訳でも、特質した香味を持ち合わせている訳でもない。
特徴的なのは、複雑な香にある。その香は、甘い中国茶やハーブ茶のようでもあり、スパイシーなカカオのようでもある。
また、単に珈琲として考えた場合、クリーンカップで質の良さを感じます。
ちなみに、焙煎担当:中川は、コピ・ルアクの特徴的な香を「コーヒーガム」の香とコメント致しました。
 
焙煎終了温度:216℃は、ドライの香は、スパイシーな中に酸味系の香がする。
青りんごのような酸味と梨のような甘さがハーブのような香と共に感じる。
決して、甘味も酸味も強い訳ではないが、酸味はこの焙煎終了温度が最も強かった。
口当たりはシルキーで油分を感じた。
時折、フローラルな香がしたり、冷めてくるとどことなくTeaフレーバーも感じる。
複雑で香味の変化を楽しめる。ただ、若干、穀物臭にも似た香がするため、化学反応が不十分であると判断。
焙煎終了温度:218℃は、ドライの香はスイートスパイシーの中にライムのような柑橘系の香を感じた。
焙煎終了温度:216℃より酸味は減少し、甘さは増した。梨から洋梨になったようだった。
ウッド系の香も感じ、この時点でも化学反応は不十分と判断。
焙煎終了温度:220℃は、ドライの香はスモーキーな香が微かに加わった印象。
甘さは更に増し、酸味は更に減少。生クリームのような油分の甘さに苦味が重なり、フレーバーはスパイシービターチョコレート。
最も珈琲らしい印象を持った。
 

松屋式による試飲
カッピング同様の評価でした。
焙煎終了温度:216℃の香味が変化する様子をお楽しみ頂きたい気持ちもありますが、プロでも味を取ることが難しいため、
お客様に分かりやすくご理解頂けないと判断しました。
今回は、純粋に珈琲が美味しいと感じる焙煎終了温度:220℃の焙煎度合いで仕上げることとなりました。
 

 
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テスト焙煎
水分量:11.7%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
216.3 16:07
218.2 16:50
220.0 16:54

 

 

焙煎担当のコメント