11月TopNotch パナマ エスメラルダ・ゲイシャ2015 MARIO ENERO テスト焙煎・カッピング情報




10/28〜11/3、11月TopNotchのエスメラルダ・ゲイシャ2015 MARIO ENEROをテスト焙煎をしました。
投入量を365gに減らし、昨年のエスメラルダ・ゲイシャ煎り止ポイントである焙煎終了温度:214℃を軸に
焙煎終了温度:212℃、213℃、214℃(4回)の3種類(計6回)をテスト焙煎しました。
11/3、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)

 
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【珈琲カッピング】
全体に言えることは、フローラルでいて、マンダリンオレンジのような甘酸っぱい香は、いつもながら珈琲を超越した存在感を放ってます。
心地良くて、いつまでも嗅いでいたくなる香です。
ちょっと早熟な白桃のように甘さの中に若々しさを感じる酸味です。液体はオリーブオイルのように滑らかな触感です。
身体が欲していたかのように吸い込まれていく喉越しで、一点の曇りを感じさせない透明感は卓越しています。
スイートレモンのような柑橘系の香が余韻として残ります。
冷めるとTeaフレーバーが増して、さながらスイートレモンティーのように様変わりします。
熱くても冷めても楽しめるので、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい
 

焙煎終了温度:212℃では、ドライの香は最も強く感じられるものの、時折、穀物臭を微かに感じます。
珈琲の濃さは、やや薄めです。冷めると微かな穀物臭が強さを増します。
 
焙煎終了温度:213℃では、ドライの香は強く感じます。甘味もやや増して、酸味とのバランスが取れていました。
珈琲の濃さは、焙煎終了温度:213℃と同程度で薄めです。微かな穀物臭はない。
 
焙煎終了温度:214℃では、ドライの香は焙煎によって強く感じる物と弱く感じる物とに分かれる。
焙煎時間が14:35秒以上かかるものに香が弱くなる傾向にあった。
甘さは増しましたが、焙煎によっては苦さ、微かなスモーク臭を感じた。
大幅な酸味の減少はなかった分、甘味・酸味のバランスは崩れることはなく良好であった。
珈琲の濃さが増した分、Teaフレーバーも強くなった。
 

【松屋式による試飲】
概ねカッピングと同様の評価であった。
極力、甘さを引き出すために、煎り止ポイントを焙煎終了温度:214℃とすることにした。
だが、焙煎終了温度:214℃は、苦さ・スモーク臭がフレーバーに加わり、香が弱くなる可能性があるため、
焙煎を14分35秒以内に終了することとなった。
 

 

テスト焙煎
水分量:9.8%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
212.3 14:39
213.5 14:57
214.0 14:17
214.0 14:39
214.0 14:54
214.1 14:56

 

 

焙煎担当のコメント