Private Roast パナマ ハートマン・タイガー2014 ゲイシャ・ウォッシュド 200g(送料込)
内容量:パナマ ハートマン・タイガー2014 ゲイシャ・ウォッシュド 200g
テスト焙煎・カッピング情報、本焙煎情報
生産国 :パナマ
エリア :チリキ県カンデラ地区サンタクララ
農園名 :オホデアグア農園(タイガーブロック)
生産者 :ハートマン・ファミリー
標高 :1600m
品種 :ゲイシャ
生産処理:ウォッシュド(天日乾燥)
「優しいゲイシャ」
ゲイシャの販売も今回で7回目となりました。今回は、5月TopNotchで販売したハートマン・タイガー・ゲイシャのウォッシュド精製版です。
世界から人気を集めるゲイシャですが、パナマはゲイシャの一大生産地となりつつあります。
先日、Best Of Panama2015(パナマのコーヒー品評会)を受賞した全珈琲をカッピングしてきました。
今年度は、エキゾチック・ウォッシュド(EW)、エキゾチック・ナチュラル(EN)、トラディショナル・ウォッシュド(TW)、トラディショナル・ナチュラル(TN)の
4部門で構成され、計46ロットが受賞していました。
エキゾチック部門は、ゲイシャのような特質したフレーバーを持つコーヒー、トラディショナル部門は、ティピカのような伝統的に作られているコーヒーと
部門分けされているようでした。
その内訳は、EW:16ロット、EN:16ロット、TW:6ロット、TN:8ロットです。
エキゾチック部門の32ロット中、パカマラ・ナチュラルの1ロット以外、すべてゲイシャ種でした。
数年前まではトラディショナル部門の受賞数が過半数を占めていましたが、現在ではゲイシャ種の受賞が増加し、
Best Of Panamaは、さながらゲイシャ種の品評会のようにも感じました。
30を超えるゲイシャを一度にカッピングする機会は、なかなかございません。
今回のカッピング会は多数のゲイシャを比較することが出来ました。
比較するものがあると、フレーバーの強さや特徴の違いがよく分かります。
上位に入賞するロットは、ゲイシャ・フレーバーが強く、個性的な物があります。
そんなパナマから、今回は、ハートマン・オホデアグア農園のゲイシャです。
ゲイシャ特有の香味は名匠エスメラルダ・ゲイシャに比べると控えめですが、一般的なゲイシャと比較すると良質なゲイシャ・フレーバーが感じられます。
エスメラルダが「香のゲイシャ」ならば、ハートマンは「味のゲイシャ」と言ったところです。
華やかな酸味は強過ぎず、雑味がなくクリアです。
レモンやオレンジといった柑橘系の酸味が特質しているというよりは、穏やかな酸味と円やかな甘味のバランスが良く、フローラルな香が加わって
非常に上品です。余韻もふんわりとしており、一言で表すと「優しいゲイシャ」です。
走りの極上煎茶がお好きな方にお薦めのゲイシャです。
ゲイシャ種でも香味の特徴は一様でなく、様々です。
これまで6度ゲイシャを販売してきましたが、お客様好みのゲイシャを探す一助になればと考えています。
優しいゲイシャをお楽しみくださいませ。
なお、本商品は、当店初の短時間焙煎で仕上げます。
オホデアグア農園
ハートマン・ファミリー所有の農園:オホデアグア。
直訳すると「水の目」ですが、「湧水、スプリングウォーター」のこと。
農園内に地下水が湧き出ているポイントがあることから命名されました。
オホデアグア農園は、ハートマン・ファミリーが約45年に購入した農園。
この農園は三代目の5人兄弟姉妹(ラティポールJR、アラン、アレクザンダー、アリス、ケリー) が運営管理を
手分けして担当しています。これまでのハートマン農園よりも標高が100mほど高い位置にあります。
「オホデアグア」、直訳すると、「水の目」になります。
実際の意味は、「湧水」です。農園内に地下水が湧き出ているポイントがあることから名付けられました。
オホデアグア農園の総面積は110ヘクタール(東京ドーム23 個分)ありますが、コーヒーが栽培されているのは
16ヘクタールのみです。残りは原生林であるため栽培できないのです。
ハートマン家の農園は原生的な自然環境を保全したエコツーリズム農園です。