焙煎データによる再現性の検証【ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1】




12月TopNotch ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1は、「香味の再現」がテーマでした。
3月TopNotchで販売したブルーマウンテンNo.1の香味を再現することです。
 

焙煎データによる再現性の検証をしてみました。
 

以下、3月と12月の様々な焙煎データを抜粋してみました。

3月 12月 誤差
外気温(℃) 5.7 11.3
室温(℃) 26.5 22.6
湿度(%) 30 32
含水率(%) 10.7 10.7
投入量(g) 3800 3800
出来上がり量(g) 3214 3220 +6
目減り率(%) 15.4 15.3 -0.1
中点(℃) 89.9 89.8 -0.1
中点時間 1:38 1:31 -0:07
1ハゼ(℃) 171.4 170.8 -0.6
1ハゼ時間 12:58 12:52 -0:06
終了温度(℃) 195.5 195.9 +0.4
終了時間 16:28 16:25 -0:03

 

以下、焙煎データをグラフにしたものです。
※青色:3月本焙煎データ、赤色:12月本焙煎データ
スクリーンショット 2015-11-29 13.41.02
 
排気温度の最大誤差は、4.6℃、本体温度の最大誤差は、4.9℃(中点以降の最大誤差は、1.2℃)でした。
ダンパー操作を行うと、グラフ上、ダンパー操作の線が上下します。
ダンパー操作の上下している箇所を見ると、1箇所を除き、ほぼダンパー操作のタイミングが同じになりました。
※当店のダンパー操作は、焙煎時間で操作するのではなく、本体温度を元に操作します。
 
当店では、キーポイント(1ハゼ、中点、焙煎終了等)となるタイミングが、10秒以上の誤差が生じた場合、焙煎に問題があると判断します。
その観点からは基準内にあり、焙煎データ上は、ほぼ再現出来たと言えます。
また、様々な温度についても、排気温度を除く、誤差2℃以内であることから、こちらの点からも、焙煎データ上は、ほぼ再現出来たと結論付けました。
 
排気温度については、誤差がない焙煎に近づけていくことが、これまでも、これからも課題です。