SweetsCoffee 貴風の浸水温度と粒度の検証、その後

こんにちは。。
 
昨日、SweetsCoffee 貴風の浸水温度と粒度を検証しました。
【動画:SweetsCoffee貴風の浸水温度と粒度を検証】

 

浸水温度については、時間をかければ最初の水温が低くても、粉全体が水に浸ります。
(水温:10℃、粉:40gで粉全体が水に浸かるまでに3時間かかりました。)
ですが、時間がかかって浸水した場合、濃度は薄い珈琲となり、成分が抽出しきれません。
その最低温度と判断したのが、水温:20℃。
 
水温:10℃、15℃で作った水出し珈琲は、濃度が薄い状態でした。
 
水出し珈琲に関しては、常温(水温:20℃以上30℃くらいが目安)の浄水を使ってください。
 
【水温:20℃の水の作り方】
現在、おおよそ水温:10℃です。
少量の湯を水で薄めるだけで、水温:20℃になります。
手で冷たいと感じない程度が目安です。
(ちなみに、90℃の湯:300cc、10℃の水:1700ccくらいの割合です。)
 

そして、水温:20℃の浄水で粒度:2と2.5で挽いたSweetsCoffee貴風を水出しにして、香味を検証。
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粒度:2の方は、甘味が弱く、味が単調でした。余韻も強くありませんでした。
粒度:2.5の方は、しっかりとした甘味が強く、優しい苦味も感じられ、総じて、チョコレートのような余韻が印象的でした。
 
水出しの珈琲をレンジで温めても香味を確認しましたが、結果として冷たい時に感じた評価と変わりませんでした。
ということで、SweetsCoffee貴風の粒度は、2.5にすることになりました。
 
ここまでが、昨夜の放送内容です。
 
放送後、どうしても気になっていたのが、「甘味と苦味のバランス」。
 
濃さは、水温と粒度を調整することで実現でしたのですが、甘味と苦味のバランスをベストにすることは出来ないかということ。
 
「SweetsCoffee」と掲げる以上、甘い香味が魅力的でなければなりません。
珈琲が苦手な方にも飲んでもらいたい・・
ちょっとだけ苦味が強いように感じたのです。
 

そこで、粒度:3と2.5を作り、もう1度比較してみることにしました。
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粒度:3は、甘味が強く、苦味はほぼ感じません。但し、濃度が薄い。
薄い分、お茶のような軽いテイスト。甘い余韻は魅力的だが、余韻の長さは短い。
粒度:2は、粒度3に比べ、しっかり成分が抽出されていて、濃い。
濃い分、香味は複雑だが、甘味が前面に出ていない印象。
苦味も粒度3より強く感じる。余韻はしっかりとしている。
 

どちらも良さがあり、良いとこ取りが出来ないものか??
現在、粒度:2.5と粒度:3を半々でミックスして抽出中です。
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粒度は、この結果を確認して、決めたいと思います。
 
放送中に、粒度:2.5に決めましたと発表しましたが、もう1回だけテストさせてください。
 

検証しながら、SweetsCoffee貴風のラベルを作っていました。
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普通紙に印刷した時と違うショッキングなピンク色に印刷されました。。
うーん、こちらもどうしようかな〜と迷走中。。

 
 
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