環のたしなみーワインの香りがする珈琲を作れるか検証まとめ

こんにちは。。
 

昨夜、環のたしなみーワインの香りがする珈琲を作れるか検証の続きとして、焙煎、抽出の模様を
Facebookライブ動画で配信しました。
【動画:環のたしなみーワインの香りがする珈琲を作れるか検証(焙煎編)】

 
【動画:環のたしなみーワインの香りがする珈琲を作れるか検証(抽出編)】

 
結果から申しますと、
・ワインの香りはするけど、珈琲の味はしない。薄めたワインを飲んでいるようだった。
・香りは、エスメラルダ・ゲイシャ・レオン・ナチュラルのナチュラル精製の香りに似ている。
 濃縮したワインの香りがしっかりする。人によっては、味噌のように感じるだろう。。
・使ったワインの香りが濃縮したような香り。
 
ワインの香りをさせることは出来るけど、珈琲の味がしない時点で「ワインの香りがする珈琲」とは言えない。
目的の半分は達成したと考えれば、50点と言ったところ。。
 
では、どのように焙煎・抽出を進めたかを少しまとめます。
 
12時間程度、業務用焙煎機を空廻しにして、生豆を乾燥させました。
焙煎前の生豆は、含水率:14.7%、重量:401.8gになりました。
 
Discoveryで通常焙煎をしました。
焙煎時間:17分、終了温度:217.3℃、焙煎後の珈琲重量:325.8g
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抽出は、松屋式5杯抽出(50g、抽出量:300cc、全量:600cc)をしました。
浅煎りのように湯の通りがよく(湯溜まりが出来ず)、抽出濃度は薄めになりました。
 

ここからの改善点をまとめると、以下の通り。
・ワインを生豆にしっかり浸透させるため、生豆をワインに浸し、真空状態で一晩放置したが、
 逆にコーヒーの成分が抜けてしまったと思われる。
 コーヒーの成分が抜けたのは、ワインを浸透させる工程(真空、一晩放置)なのか、
 ワインが浸透した生豆を乾燥させた工程なのかは不明。

 ワインの香味が強すぎて、珈琲の香味が消えたように感じる
・生豆に浸透した、もしくは、生豆の表面に付着したワインの成分を焙煎で
 濃縮・乾燥させただけにも思える。
・焙煎によりワインの香りの質に変化があったようには思えず、元々のワインの香りが濃縮したようであった。
 
以上から、
ワインに浸ける必要はないように思われ、生豆にワインを霧吹で焙煎直前に吹きかける程度で
香りが付くのではないかと思われます。
 
但し、ワインの香りの質は、元のワインの香りに依存するため、安くて薄いワインでは今回のような
しっかりとした芳醇な香りは出せなかったと思います。
(ボディが軽いワインや香りが重厚でないタイプだと、そのまま軽い赤ワインの香りが着くだけと思います。)
 
再度、チャレンジするなら、「コーヒーの成分を残して、ワインの香りだけを付ける」方向で試したいと思います。
使用するワインは、香りの質がよく、濃厚なタイプをセレクトしようかと思います。 
 
 
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