ブラジリアン・リロイ 200g
内容量:ブラジリアン・リロイ 200g(200g袋×1個)
写真はイメージです。200g袋でお届けいたします。
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:280cc(130ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
【動画:ブラジリアン・リロイ本焙煎試飲】
【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
生産国 :ブラジル
エリア :ミナスジェライス州 南ミナス地区
農園名 :イルマオス・アルベス・ピンテーウ
標高 :950~1100m
品種 :ローリナ種
生産処理:ドライ製法
※左:ブラジリアン・リロイ、右:ブラジル カクェンジ・ナチュラル
【動画:ブラジリアン・リロイ テスト焙煎】
【動画:ブラジリアン・リロイ本焙煎】
「ルイ王朝が寵愛したローリナ種」
本商品は、ブルボンポワントゥ、リロイ、ローリナ、ラウリーナなど、様々な呼び方がされている珈琲ですが、すべて同一品種です。
ここでは、「ローリナ種」として表記します。
ローリナ種は、1771年フランス領のレユニオン島で発見されたブルボンの突然変異種です。
ローリナの最大の特徴とも言うべき「尖った小さな珍しい形のコーヒー」は、収穫量が僅かながら、味は極上であり、
18世紀、ルイ王朝をはじめとするフランス王侯貴族の宮廷サロンで愛飲されていました。
19世紀を迎える頃、自然災害等によりレユニオン島では2/3のコーヒーの木を喪失し、サトウキビ栽培へと移行していきます。
その結果、1942年の輸出記録を最後にレユニオン島のローリナ種は歴史から姿を消していました。
21世紀に入り、レユニオン島のローリナ種をフランスと日本のスペシャリストが復活させ、
日本では「ブルボンポワントゥ」として広く知らせるようになりました。
そんなローリナ種は、レユニオン島でのみ栽培されていた訳ではなく、諸外国へ伝搬もしていました。
ただ、手間がかかる割に収穫量が少ないため、商業ベースでの栽培に至っていないというのが実情です。
生産国としては、レユニオン島を除くと、パプアニューギニア、ブラジル、ニカラグア等、数か国の上、
その生産国の中でも限られた農園でしか栽培されておりません。
希少な珈琲として、「コピ・ルアク」が有名ですが、コピ・ルアクの生産量より遥かに少ないことからも分かる通り、極めて希少な珈琲です。
そして、もう1つ大きな特徴としては、「カフェイン含有量が通常の半分」程度なのです。
カフェインの取り過ぎが気になる方にお薦めの珈琲です。
小さく尖った特殊な形のローリナ種は、香り高く、フルーティさが持ち味です。
そんな持ち味を引き出すために、短時間で焙煎をすることにしました。
ローリナ種は豆が小さいため、焙煎中に「爆ぜない」と言われています。
※通常、焙煎中にパチパチと音をたて、爆ぜて珈琲は膨らみます。
ただ、香りを強く引き出すためには、通常、元気をよく爆ぜさせることが必須です。
元々、爆ぜない豆ではありますが、爆ぜないなりに強く爆ぜさせることに注力しました。
ポイントは、火力です。
強い火力をかければ短時間で焙煎は出来ます。
しかし、火力が強すぎると小さな豆は火が通りやすく、焦げてしまう可能性があります。
そして、豆の芯に水分が残り、舌に突き刺さるような渋みを伴う酸味とエグミが強い珈琲が出来上がります。
逆に火力を弱くすると焦げませんが、カロリー不足から強く爆ぜさせることは出来ません。
お茶ような優しいテイストの珈琲が出来上がります。
焦げず、豆の内部に水分が残らない絶妙な火加減で焙煎したのが、本商品です。
柑橘系の果実香は強く、ドライプルーンのような甘酸っぱい香味は秀逸です。
雑味を感じないクリアな喉越しからは気品すら感じます。
しっかりとした飲みごたえを兼ね備えた魅惑の珈琲に仕上がりました。
ルイ王朝が寵愛したローリナ種。
ブラジルの地でも高潔に華開きました。
是非、お試しくださいませ。