インドネシア・クリンチ マウンテン 200g
内容:インドネシア・クリンチ マウンテン(中深煎り) 200g
※珈琲は、200g袋でお届け致します。
※写真はイメージです。
【動画:インドネシア・クリンチ マウンテン の試飲】
【Drip$ de 松屋式 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める。※濃さはお好みで薄める湯量で調整してください。)
※松屋式5杯抽出で香味を確認してます。松屋式5杯抽出の方が、より厳密な香味を実感頂けます。
【動画:「大人のたしなみ」Drip$ de 松屋式 25g レシピ淹れ方】
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
【インドネシア・クリンチ マウンテン】
生産国 :インドネシア
エリア :スマトラ島パダン南東130kmにそびえるクリンチ山
農園 :輸出業者:TAL(Trijaya Agro Lestari)。生産はミナン族。
標高 :1900m~ スマトラ産最高標高
品種 :不明
生産処理:スマトラ式
【動画:インドネシア・クリンチ マウンテン テスト焙煎】
【動画:インドネシア・クリンチ マウンテン 本焙煎】
「神々が住む山が育んだスィートアーシー」
インドネシアで最も高い標高1900mで生産されたクリンチ・マウンテンの登場です。
「標高が高い所で生産されたインドネシアはどんな香味がするのだろうか?」という興味から
取り扱いをしてみたコーヒーです。
テスト焙煎の第1印象は、パンタン ムサラのように水洗式精製かと思える程、クリーンカップで
品質の高さが一口で分かります。
アーシーな香味は強過ぎず、品があります。
「インドネシアらしくないコーヒー」でこれまで当店が扱ってきたインドネシアに近い印象です。
中煎りにしますと、甘酸っぱい香味の後に、上品とは言え、戻り香にアーシーの余韻を感じます。
酸味があるが故に感じるフルーティさですが、フルーティーな香味に土っぽさは合いません。
中深煎り以降の深い焙煎度では、粘性を伴うとろっとしたクリームのような甘さが魅力でした。
個人的には本商品の酸味よりもコクやボディと言った点を評価しました。
総じて、「高地産グアテマラにアーシーフレーバーを上品に付けた」という印象です。
そこで、本商品では、スモーク臭が気にならない程度まで焙煎を深くして酸味を極力消し、
フルーティーアーシーではなく、「スィートアーシー」を目指すことに致しました。
そして、個人的に評価した「粘性を伴う甘味・コク・ボディ」については、
本商品とは別に完全なる深煎りを焙煎し、アイス珈琲の「土台の味」にすることに致しました。
エキゾチック混じりな芳ばしい香りが高く広がります。
ややシルキーがかった滑らかな口当たりの液体は、黒糖のような甘さです。
隠し切れなかったかのように優しい酸味が飲み干す最後に一瞬顔を出し、瞬く間にキレ良く消えていきます。
余韻は、黒糖の甘味と上品なアーシー香が織りなす「スィートアーシー」の戻り香に包まれます。
一口飲めば分かる質の高さと上品な「スィートアーシー」をお楽しみくださいませ。
「クリンチ・マウンテン」
エチオピアと並び他では再現できないキャラクターで人気のスマトラ島マンデリンは標高が1200m~高くても1600mが普通ですが、
スマトラ島は活火山らしく標高2000m越えの山々が沢山存在します。
その中でもクリンチ・マウンテンは富士山の裾野の様な位置に栽培が続けられていました。
バリサン山脈の中心で3805mも標高があり、その裾野の1900m地点では今もコーヒー栽培が続けられています。
リントンが有名なだけに中間地点のリントンとして今までは販売されてきましたが、彼等の栽培した最高標高の豆だけを確保して
買い付け、輸入されました。
標高を表す素晴らしく力強い酸とメープルの味わいがあり、今までのマンデリンで表現できなかった味わいです。
コーヒーマニア垂涎の珍しい豆です。
スマトラ島西部パダンから南東130㎞にそびえるクリンチ山。
スマトラ島を縦断するバリサン山脈(Bakit Barisan)の中心で、スマトラ島最高峰(標高3,805m)の活火山です。
安山岩質の成層火山で山容は美しく「神の住む山」別名インドラプラ山(Indrapura)と呼ばれています。
1838年以降十数回の噴火記録があり、近年では2009年、2011年、2013年に噴火しており、山麓は厚い火山灰で覆われています。
周辺一帯はクリンチ・スブラット国立公園(Taman Nasional Kerinci Seblat)となっており2004年に世界遺産に登録されました。
輸出業者は、TAL(Trijaya Agro Lestari)。
買付時は2~3MT毎にロット分けし、カップ選別後、契約ロットは保管費を支払い産地の提携倉庫にて保管しています。(標高1,402~1,409m)
TALはSepty氏とErwin氏が共同経営している輸出業者です。
以前はErwin氏が社長として主にEcomにアチェのコーヒーや汎用品を供給していましたが、数年前に家庭の事情で一時閉鎖し、ジャカルタへ移住しました。
昨年帰国し再稼働する際、Septy氏の転職が重なり、共同経営として稼働しました。
Septy氏は日本市場を熟知しており、その品質管理の厳しさから多数の手選別作業者が辞めていった反面、現在の手選別レベルは同国屈指を誇ります。
あまりの品質の高さに他の輸出業者が購入し、グレード1として販売した程です。