環ブレンドも、Shidzu環ブレンドも

こんにちは。。

最近、ブレンドコンテストを機に、「ブレンド」について、話すことが多いですが・・

ブレンド作り方は、自由で良いと思う訳です。。

環ブレンドもShidzu環ブレンドも豆の構成(割合)は同じです。
そして、環ブレンドは、ベースがありません。。
自ずと、Shidzu環ブレンドも、ベースがないことになります。

常識外れと言われれば、そうかもしれませんが、個人的には美味しければ、ベースに拘る必要はないと思うのです。

ベースを決めたからと言って、
「ベース本来の香味が出ない」または「最も感じる香味がベースではない」ということは
ブレンドでは良くあることです。

そこが、ブレンドの面白さです。

そして、ブレンドの怖さでもあるのです。
作りたい香味が決まっていれば、何度もブレンドの割合を調整しては抽出・試飲を繰り返すことになるからです。

当店の場合は、代表である私自身が納得する香味になるまで延々と繰り返します。
環ブレンドの時も決まるまでに3~4日近くかけて、何度もブレンドの割合を変えては抽出・試飲を繰り返しました。
抽出・試飲の回数は分からないですが、十数回以上繰り返した後、最初に作ったブレンドの割合に戻ったという経験があります。

ですから、Shidzu環ブレンドのようにブレンドの割合が決まっているのは、非常にレアなケースでして・・

当店においては、ブレンド作りはシングル珈琲を販売するよりも、はるかに手間暇がかかっております。
それだけ香味に拘ってブレンドを作ると、我々が確認している香味・美味しさで召し上がってほしいという気持ちになります。

だから、Drip$のレシピを公開したり、アフターミックスのブレンドの際は、極力、1個ずつ(販売単位のg数ずつ)ブレンドするのです。

アドバイスにはなりませんが、とにかく作って、味を確認してみて、迷路に迷い込んだら、最初に戻ってみては如何でしょうか?
案外、最初の作ったブレンドが美味しかったりします。。