1/22にテスト焙煎をして、1/23にカッピングと松屋式による試飲を行いました。
エスメラルダ農園のゲイシャの焙煎度合い(浅)、2ハゼ直前の焙煎度合い(中深)、その中間の焙煎度合い(中)の3種類を用意しました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)
カッピング
浅煎りの豆から甘酸っぱい香がしてゲイシャフレーバーを最も強く放っていました。
焙煎度合いが強くなるにつれ、香もゲイシャフレーバーも弱くなり、甘さが増す傾向にあります。
フローラルな香とともにスイートレモンを思わせる華やかなフレーバーは上品に存在しています。
どこか甘涼しい印象です。ゲイシャフレーバーは浅煎りの方が強いですが、中煎りの方が甘さとボディが増していました。
ゲイシャフレーバーが繊細なだけに焙煎度合いを浅煎りにするか、中煎りにするかは松屋式の試飲で決定することにしました。
松屋式による試飲
浅煎り、中煎りからもレモンティーのようなフレーバーは存在してました。
このゲイシャは、レモンティーと言うよりはアールグレイに数滴ミルクを入れたような印象です。
明るい酸味は浅煎りの方が強く、ゲイシャフレーバーも濃く出ていましたが、浅煎りの方が味が単調でした。
中煎りはゲイシャフレーバーだけでなく、最後にふわっと甘さを感じ、珈琲に奥行きがありました。
中深煎りはゲイシャと分かるほどのフレーバーはありませんが、大変、甘くリキュールが入ったチョコレートのようでした。
中深煎りは甘く、珈琲として大変美味しいのですが、エルインヘルトのエチオピア・ゲイシャの純粋なフレーバーを味わって頂きたいため、フレーバーが分かりづらい中深煎りでの焙煎は断念しました。
浅煎りはフレーバーが濃く出ている分、分かりやすいですが、カッピング同様、味は単調な印象です。
今回は、1ハゼ終了してから2ハゼ手前の発熱反応が起きる前(中煎り)で煎り止めして、仕上げることにしました。
テスト焙煎
水分量:10.3%
焙煎時間 | 焙煎終了時の本体温度(℃) | |
浅煎り | 14:53 | 212.5 |
中煎り | 15:25 | 215.8 |
中深煎り | 16:16 | 219.6 |
焙煎担当のコメント