2/20〜22にテスト焙煎をして、2/24にカッピングと松屋式による試飲を行いました。
COE2013 Moreno、COE2014 Milagritoのそれぞれで、浅煎り、中煎り、中深煎りの3種類を焙煎してカッピングし、試飲を行いました。
(テスト焙煎、カッピングの詳細は、以下のとおり)
COE2013 Moreno
カッピング
ドライでは、浅煎りはスイートオレンジのような香がしていました。中煎りからはバニラを想わせる
甘い香がしていました。中深煎りになると、芳醇さが増したから甘い香がしていました。
酸味は浅煎りが最も強く爽やかです。中深煎りになるとハッキリと感じる程ではありませんでした。
甘味は中煎り、中深煎りが強く、中深煎りではナツメグのようなスパイシーさが甘さに加わって
いました。
3種類とも口当たりが滑らかでシルキーです。鼻に抜ける残り香がしっかりと余韻として感じられます。
特に、中煎り、中深煎りは、ミルクチョコレートやビターチョコレートのような甘い残り香が心地
良かったです。
松屋式による試飲
浅煎りは酸味が強いため、中煎りと中深煎りを試飲した。
どちらも甘酸っぱさが印象的珈琲です。パイナップルのように甘く、少し酸っぱい。
中深煎りの方が苦さが強いため、甘酸っぱさを楽しんで頂けるよう、本焙煎では中煎りで煎り止して仕上げます。
春の暖かな陽気には明るい酸味が少しきいた珈琲が良くあいます。
COE2014 Milagrito
カッピング
ドライでは、柑橘系の香が浅煎り、中煎りからしていました。
酸味は浅煎りが最も強くライムのようでした。
中煎りでもドライトマトのような甘さを伴った酸味が印象的でした。どれからも甘くフローラルな香が漂っていました。
甘さは中煎り、中深煎りで強く、チョコレートフレーバーです。中深煎りはマーブルチョコレート、中煎りはチロルチョコレート、浅煎りはフランスの柑橘系の香料が添加された高級チョコレートのようでした。
COE2013モレーノ農園同様、こちらも口当たりが滑らかですが、余韻は短いです。
まろっとした触感の軽やかな珈琲です。
松屋式による試飲
浅煎りは酸味が強いため、中煎りと中深煎りを試飲した。
COE2013モレーノ農園より甘さは控えめですが、どちらもシトラス系の酸味が綺麗に出ていました。
後味はグレープフルーツのようです。冷めると甘さが増してきます。
COE2013モレーノ農園を比較出来るよう、焙煎度合いを合わせて仕上げます。
1口目は、COE2013モレーノ農園より軽い印象です。
日差しが強く、少し汗ばむような春でも暑い日にスッキリした酸味が良く合います。
テスト焙煎
COE2013 Moreno
水分量:10.7%
焙煎時間 | 焙煎終了時の本体温度(℃) | |
浅煎り | 15:59 | 216.1 |
中煎り | 16:14 | 218.8 |
中深煎り | 16:23 | 219.9 |
COE2014 Milagrito
水分量:10.7%
焙煎時間 | 焙煎終了時の本体温度(℃) | |
浅煎り | 15:33 | 214.5 |
中煎り | 16:30 | 218.9 |
中深煎り | 16:44 | 219.6 |
焙煎担当のコメント