4月TopNotch パナマ エスメラルダ・ゲイシャ2014本焙煎情報




3/29(日)、4月TopNotch パナマ エスメラルダ・ゲイシャ2014の本焙煎の模様をUStream放送しました。
本焙煎の模様は、YouTubeでご覧いただけます。

環焙煎風景・エスメラルダゲイシャ2014

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本焙煎の結果は、次の通りです。
 

水分量  9.8%
焙煎時間  14:51
目減率  14.2%
 

評価
このゲイシャは焙煎時間がある時間を超えるとフレーバーが弱くなります。
そして、焙煎度合いが浅いと甘味が引き出せず、酸味が強い珈琲になり、焙煎度合いが深くなると明るい酸味が減少します。
テスト焙煎で焙煎終了温度を1℃違いにして検証し、甘味と酸味のバランスが最も引きさせるDISCOVERYの終了温度が
分かりました。業務用の焙煎機でDISCOVERYの終了温度と同じ焙煎度合いになる温度をこれまでのデータから導きだし、
終了温度を187.6℃と設定して焙煎しました。
また、昨年の焙煎では浅めに焙煎して酸味を強調しましたが、今回は、焙煎時間はそのままにしてフレーバーの強さを保ち、
焙煎終了温度を1℃上げることで甘味を引き出すことにしました。
焙煎終了本体温度は187.9℃とほぼ想定通りに焙煎が終了しました。
 

珈琲を淹れると立ち昇る湯気からは珈琲とは思えない程フローラルな香がします。
一口、口にふくむと昨年より透明感が増したことがすぐ分かります。
オレンジのような柑橘系の華やかなフレーバーは強く、甘さを伴っています。
喉越しはスムースでいて、レモンティーのような残り香が鼻を抜け、余韻が心地よいです。
こんなに華麗な珈琲は、是非、松屋式でドリップして召し上がって頂きたい1品です。
 
昨年のエスメラルダ・ゲイシャを召し上がった方には、透明感と甘味が増して美味しさがさらにアップしたことを
実感して頂きたいと思います。
また、初めてエスメラルダ・ゲイシャを召し上がる方には、世界から絶賛され、人々を魅了している
ゲイシャフレーバーの真髄を存分にご堪能頂きたいと思います。
 
いくつかゲイシャは焙煎してきましたが、これまでの焙煎経験が活かされ見事に香味が開花した最高傑作に仕上がりました。
 

焙煎担当のコメント
今回のゲイシャに関しては徹底した温度管理を心がけた。
何分で何度になり何度でチャフが外れるかまで徹底して管理した。
ここまで管理してくると直火の焙煎機でありながらここまで正確にグラフを書いてくれるのかと思うほどに
きれいにトレースしてくれる。
そして、その通りの味に仕上がって少し驚いた。
今回の焙煎で徹底した温度管理とデーターの分析の大切さを実感した。
今回の焙煎は本当にできがいいと思った。