4/21〜23、テスト焙煎をしました。
どちらも218℃で煎り止した珈琲がフレーバーが弱くなっていることを確認したため、今回は2種類(焙煎終了本体温度:216℃、218℃)を
テスト焙煎しました。
4/26、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎、カッピングの詳細は、以下のとおり)
COE2014LH Sitio Santo Antonio
カッピング
216℃のドライは、レーズンのような発酵がかった香が柔らかく、柑橘系の香も混ざって優しい。
218℃のドライは216℃よりやや甘さを増した香。ナッツ、アプリコットのフレーバーが思い付いた。
216℃の珈琲はメープルのような優しい甘さとピーチのような強くない酸味がとても上品でマイルドなテースト。
触感はクリーミーで、決して強くはないがボディも円やかでした。
218℃の珈琲は、216℃と比べると酸味、ボディが乏しく、全体として物足りなさを感じました。
松屋式による試飲
カッピング同様、酸味、ボディが218℃の方がライトでした。
酸味、甘味、苦味のバランスも216℃の珈琲の方が良く、煎りを深くするとフレーバーが弱くなることは明白でした。
出来る限り、ハゼを終わらせる方向で極力浅めの焙煎でフレーバーを引き出すことにしました。
COE2014LH Fazenda da Pedra
カッピング
216℃のドライでは、サント・アントニオ同様、バニラのような優しい甘い香と酸味の香りがしました。
218℃のドライでは、甘さに加え、フローラルな香もしていました。酸味の香りはドライトマトのようでした。
香は218℃の珈琲の方が評価が高かったです。
ですが、実際の珈琲は、216℃の方がフレーバーが強く感じられ、全体として調和が取れていました。
218℃の珈琲はフレーバーが弱くなっている分、平たい厚みのない味という印象です。
216℃の珈琲はナッツのフレーバーに甘さが伴って、麦チョコレートのようでした。
プラムのような酸味は控えめながら健在です。全体として、サント・アントニオよりフレーバーはライトな印象。
218℃の珈琲は酸味・甘味が216℃より弱く、全体として味が薄い印象です。
焙煎が深くなるとフレーバーが弱くなるのは如実です。
松屋式による試飲
カッピング評価同様、松屋式でも216℃の珈琲の方が珈琲に幅があり、魅力的でした。
こちらも浅めの焙煎に仕上げます。サント・アントニオと飲み比べ出来るよう焙煎度合いを合わせます。
テスト焙煎
COE2014LH Sitio Santo Antonio
水分量:10.4%
焙煎終了時の本体温度(℃) | 焙煎時間 |
216.2 | 15:30 |
218.2 | 15:41 |
COE2014LH Fazenda da Pedra
水分量:9.5%
焙煎終了時の本体温度(℃) | 焙煎時間 |
216.4 | 15:12 | 218.3 | 15:23 |
焙煎担当のコメント