5月特別企画 ナチュラルセットの本焙煎情報




4/27(月)、5月特別企画 ナチュラルセットの本焙煎の模様をUStream放送しました。
本焙煎の模様は、YouTubeでご覧いただけます。

環焙煎風景・イルガチェフ コチャレ

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環焙煎風景・ガテマラ プンダ

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本焙煎の結果は、次の通りです。
 

イリガチェフ・コチャレ・ナチュラル グアテマラ・プンダ・ナチュラル
水分量 9.7% 10.7%
焙煎時間 15:17 16:19
目減率 13.9% 16.7%
評価 イリガチェフ特有の酸味を出しつつ、ナチュラル特有の甘さを出すために、酸味が消えない短時間焙煎で
焙煎度合いを深くすることに力を入れました。
DISCOVERYでのテスト焙煎通り、焙煎が終了しました。
 
イリガチェフの柑橘系の香にナチュラル特有の甘い香が加わって甘酸っぱい香が強く広がります。
香同様、明るく華かな柑橘系の酸味と豊かな甘味が秀逸です。まるで、スイートマンダリンオレンジ。
そのテイストは、ゲイシャ同様、珈琲と呼ぶのが憚られる程、超越しています。
甘さを引き出すだめに極力、焙煎度合いを深くしました。
プンダのナチュラルフレーバーは深煎りにしても消えない強さがあります。
狙い通り、甘さが際立つ珈琲に仕上がりました。
プンダのナチュラルフレーバーはモカやイエメンとは違って、ナッツ系でブラジルの珈琲に似ています。
ブラジルより酸味やボディー、コクが豊かで珈琲に奥行きがあります。
飲み干すと、チョコレートを食べた後に感じる酸味がほんのりとします。
アーモンドチョコレートのようなテイストです。

 

焙煎担当のコメント
イリガチェフ・コチャレ
今回のコチャレの焙煎で最後まで問題となっていたのは、この豆の差圧の下がり方をどのように対処するかということでした。
差圧の下がりがチャフのまとわりつきによって起こるということがわかってきていたんでプロデューサーがきついまとわりつきの豆を取り除いておいたこととスクリーンを合わせることによってできる限りのハゼを揃えることによって差圧の下がりは余り影響ないレベルと判断して通常の排気ダンパーを使いました。
ただし、ハゼがだらだらくることに関しては可能性があるということで足並みを揃える部分をちょっと強めの火力を使ってはぜさせることに重点を置いて焙煎をしました。
きれいなハゼと短時間の焙煎が出来たと思います。
酸味も余韻に感じることが出来ました。
 
グアテマラ・プンダ・ナチュラル
この豆は、非常に強い豆だといわれているので差圧が下がる部分を少し補正して蒸らしダンパーを少しだけ開け気味にしてみた。
あと、予熱を少し弱めにかけて焙煎に臨んだ。
焙煎というのはほんの少しの操作でいろいろと変化が出ておもしろい。ただし、理想の焙煎を探す努力を怠ってはいけない。
そんなことを教えてくれた豆でした。