6月TopNotch エル・インヘルト2014パカマラのテスト焙煎・カッピング情報




5/23、6月TopNotchのエル・インヘルト2014パカマラをテスト焙煎をしました。
前回パカマラは焙煎終了温度:220℃まで焙煎して甘味を引き出しましたが、今回は浅めの焙煎にするため、
焙煎終了温度:216℃と218℃の2種類を焙煎してカッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)

 

カッピング
ドライは、スパイシーな甘い香とハーブのような爽やかさを伴う柑橘系の香が折り重なって感じられました。
焙煎終了温度:216℃でも極端に浅い焙煎ではないため、強くハッキリした酸味ではなく、甘さを引き立てる酸味が特徴です。
焙煎終了温度:216℃は、ピーチのような酸味がメイプルのような甘さを引き立てていました。
アールグレイティーやフレーバーティーが想い浮かぶところは、どこかゲイシャに似た所があるかのようにも感じます。
スパイシーさやミントなどのハーブ、果実感、ティーフレーバー等、幾重にもフレーバーが重なり複雑に絡み合っている印象です。
焙煎終了温度:218℃は、焙煎終了温度:216の香味に加え、すずらんのようなフローラルな香も感じました。
甘さや濃さ、余韻の長さは焙煎終了温度:218℃の方が増していますが、一つ一つのフレーバーが焙煎終了温度:216℃より
不明瞭に感じました。
 

松屋式による試飲
影の引き立て役のような酸味は焙煎終了温度:216℃の方がハッキリとしている分、他のフレーバーを明確にしていました。
本焙煎は焙煎終了温度:216℃に合わせて、煎り止することとなりました。
前回の甘さとは対照的な香味をお楽しみくださいませ。
 

 
TopNotch_1

 

テスト焙煎
水分量:10.4%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
216.0 15:29
218.2 15:48

 

 

焙煎担当のコメント
パカマラは、豆のサイズがでかいわりに火の入りもいいしハゼもきれいです。
焙煎としては楽な豆です。
しかし、味のストライクゾーン自体はそんなに広いわけではないので
その辺を気をつけないといけないと感じました。