9月Superb ブルンジセットのテスト焙煎・カッピング情報



8/21~23、テスト焙煎をしました。
COE2013ギシャンブーシャCWS、COE2014マホンダCWSとも1ハゼが早めに終わるため、焙煎終了温度を214℃から2℃ずつ変えて
3種類(焙煎修了温度:214、216、218℃)をテスト焙煎しました。
 
8/24、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎、カッピングの詳細は、以下のとおり)
 
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COE2013ギシャンブーシャCWS
カッピング
焙煎終了温度:214℃と216℃以降では香味が変わります。共通して言えることは、ボディーは軽め、余韻もキリッとキレがありました。
焙煎終了温度:214℃は、ドライの香りが甘酸っぱく完熟ピーチのような香でした。ただ、ドライの香で期待したものの、珈琲の味は
香とは対照的で甘さはあるものの弱くスイートポテトのようでした。ナッツ系のフレーバーもどことなくしました。
さやえんどうのような青臭さも感じました。香味が不完全な状態でした。
焙煎終了温度:216℃は、ドライの香がスパイスがかった甘い香。焙煎担当:中川はカルピスやフルーツの甘酸っぱい香を捉えていました。
珈琲は、焙煎終了温度:214℃に比べ、濃く、マロンのような甘さとドライトマトのような酸味が印象的でした。
焙煎終了温度:218℃は、ドライの香りが弱く、甘酸っぱい香から甘い香に変わっていました。
珈琲は、ドライの印象通りで酸味はほぼ感じられず、甘さはシロップのようにさらりとしていて薄い。
ほんのりスモーク臭も感じられ、焙煎が進行して香味が単調になった印象でした。
焙煎度合いは中煎りぐらいまでが最適だと判断しました。
松屋式による試飲
カッピング同様の結果でした。本焙煎では、焙煎終了温度:216℃の焙煎度合いで仕上げることになりました。
焙煎度合いが浅すぎず、深すぎないピンポイントの最適な焙煎度合いで仕上げることとなりました。

 
COE2014マホンダCWS
カッピング
こちらも、焙煎終了温度:214℃と216℃以降では香味が変わります。ただ、どの焙煎度合いも美味しいというところがCOEの順位の高さが
現れているように感じました。
焙煎終了温度:214℃は、ドライの香が一際甘く印象的です。ネクタリンのような甘い香は果実感あふれ、心地良いです。
珈琲もドライの香りの印象と同様で、淡い甘さが第一印象。チョコレートのような酸味が後味で感じられる。マロングラッセのような残り香が
口の中に広がる。冷めると果実感溢れる甘さが増し、フレーバーはパイナップルのようです。
焙煎終了温度:216℃は、ドライの香りは果実ではなく、ブラウンシュガーのような甘い香に変わった。
珈琲も焙煎終了温度:214℃に比べ、酸味が少し減少し、甘さが増した。カカオや紅茶のフレーバーを感じる。
冷めると酸味がシャープになってチョコレート感が増す。
焙煎終了温度:218℃は、ドライの香は甘く、かすかなスモーク臭を加わって、チョコレートケーキのようでした。
珈琲は、焙煎終了温度:216℃より苦味が増し、全体的に味が薄くなって柔らかくなった印象。
グレープのような酸味も控えめで、甘さも弱まりこし餡のように優しい。
焙煎終了温度:216℃より苦さが増した分、冷めるとフレーバーはビター感が強いチョコレートに様変わりした。
松屋式による試飲
カッピングと同様な結果であった。焙煎終了温度:214℃のフルーツ感がある甘さも焙煎終了温度:216℃の珈琲が濃く、カカオのフレーバーも
それぞれに魅力があり、甲乙つけ難い。ただ、焙煎終了温度:214℃は冷めると若干の穀物のような香がしたため、
焙煎終了温度:214℃の焙煎度合いを目安に焙煎時間を10秒程度延ばして本焙煎を行うこととなった。
 

テスト焙煎
COE2013ギシャンブーシャCWS
水分量:9.2%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
214.0 14:49
216.1 15:04
218.0 15:26

 
COE2014マホンダCWS
水分量:9.7%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
213.9 14:58
216.3 15:22
218.2 15:29

 

焙煎担当のコメント