9月TopNotch ハワイ・コナ グリーンウェル農園2014 エクストラ・ファンシー テスト焙煎・カッピング情報




8/23、9月TopNotchのハワイ・コナ グリーンウェル農園2014 エクストラ・ファンシーをテスト焙煎をしました。
これまでの焙煎方法で焙煎終了温度:214℃、216℃-A、218℃の3種類と焙煎方法を変えて焙煎終了温度:216℃-Bをテスト焙煎しました。
8/24、カッピングと松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・カッピング情報は、以下のとおり)

 

カッピング
全体に言えることは、ナッツ、カカオを連想するフレーバーは上質で大和撫子のように慎ましやかなのに凛として品格があります。
焙煎終了温度:214℃では、ドライの香は甘さはあるもののウッドのような香が強い。珈琲も薄く、エンドウ豆やオクラのような生野菜の青臭さが
感じられる。焙煎が未完成で化学反応が充分でないことが分かった。
焙煎終了温度:216-Aでは、ドライの香はベリーチョコレートが連想するくらい甘酸っぱい香。珈琲も酸味は控えめであるが、生クリームのような
脂肪から感じる甘さは上品。円やかなボディーととろっとした触感があり、マウスフィールはシルキー。ナッツやカカオのフレーバーも感じられ、
上質な苦味も加わって、総称するとヘーゼルナッツの生チョコレートのようである。
焙煎終了温度:218℃では、ドライの香は最も強く、甘苦さを感じた。
珈琲は、焙煎終了温度:216℃-A に比べ、酸味が減り、甘味・苦味が増しているが、濃さは薄い。
酸味は爽やかなライムがほんのりとします。甘さはクリームのどっしりした感じではなく、さらりとした淡いシロップのように変化。
ビターチョコレートのような余韻がふわっとします。全体として焙煎終了温度:216℃-Aに比べて、珈琲が優しくなった印象。
焙煎方法を変えた焙煎終了温度:216℃-Bは、狙い通り、焙煎終了温度:216℃-Aに比べて、酸味を強調することは出来たが、角があるような鋭さ。
タバコのニコチンのような、やや不快に感じる苦味も出ており、酸味・甘味・苦味のバランスが取れていなかった。
 

松屋式による試飲
カッピング同様の評価で焙煎終了温度:216℃-Aと焙煎終了温度:218℃が好印象でした。
焙煎方法は変えず、今回は、焙煎終了温度:216℃-Aの焙煎度合いで本焙煎は仕上げることとなりました。
 

 
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テスト焙煎
水分量:10.3%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
214.3 15:40
216.4(216-A) 16:09
216.2(216-B) 15:47
218.3 16:24

 

 

焙煎担当のコメント