中点と投入温度

中点というのは焙煎機に豆を放り込んで上昇に転ずる点です。
なんとなく投入温度が同じなら中点がおなじになりそうですがそう簡単なもんではありません。

バーナーが強い火力を加えていれば中点は上がります。
釜がめちゃめちゃ熱ければ中点は上がります。
投入する豆温が高ければ中点は上がります。

すべてはあたりまえのことなのです。
熱なんてもんは必ず熱い方から冷たい方へ流れるもんですから・・・

焙煎人からみえているもんは中点と中点までに達した時間だけ・・・
それをどう解釈して理解するかが大切なのです。

釜にたまった柔らかい熱で豆をあっためるのか・・・
炎という強い熱で温めるのか・・

すべて焙煎人の自由なのです。

それによって上昇率も大きく違うし目指す味も変わってきます。

焙煎人がまず知らねばならないのが焙煎機と言うものが鉄の塊で火を強くしてもすぐには温まらず・・・
火を弱くしてもすぐには落ちないということです。

つまり・・・
舵をきるのは早めに行わねば目的地には辿り着かないということなのです。

それを一番最初に教えてくれるのが投入温度と中点と中点に達する時間なのです。

そんなことを初心に帰って考えていました。
焙煎のグラフをは、もっとじっくりみれは新しい発見があるだろうなぁ・・・

・・・時間がないのですが・・・・残念。