Drip$でゲイシャの25gレシピ完成!!【結論:蒸らしは5分】

こんにちは。。
 

先日より、検証している「Drip$でゲイシャの25gレシピ」
 

その検証結果を、昨日、FacebookとYouTubeでライブ配信して、ゲイシャの25gレシピが完成しました。
【Drip$でゲイシャの25gレシピ】
珈琲粉:25g
蒸らし時間:5分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccの湯で薄める)

 

50g5杯抽出(全量:600cc)と同等の濃度で、同量程度の出来上り量を目指してレシピ作りをしていました。
中々、濃さが出せずにいたのですが、昨日の朝、ゲイシャを淹れて、ヒントを得ました。

 
1/26(木)のライブ配信で粉の挽き目を7.5にするところ、間違えて、挽き目9番で挽いた粉を一晩放置。
翌朝、何気なくゲイシャを淹れた(25g、抽出量:150cc、全量:300cc、蒸らし時間:3分)ところ、
濃い珈琲液が抽出出来たのです。
 

粉の内部に炭酸ガスが残っていて、成分を抽出しきれていないんだなと思い、もう1度、蒸らし時間を検証することに。
 

それまで2分蒸らしをしていた時、湯をかけると泡が粉の表面に現れ、水位が上がるのが気になっていました。
蒸らし時間を3分に延ばして検証を続けていましたが、それでもほんの僅かに泡が現れ、思うような濃さが出せなかったのです。
 

そこで、蒸らし時間を4分に延ばしてみました。それでも、湯のひたひた感は改善されたのですが、濃さがイマイチ。
さらに1分延ばし、蒸らし時間:5分で再検証。
 

すると、雑味はないのに、しっかりとした香味がするのです。
ドリップポットの5杯抽出よりも美味しく濃い。。感動です!!
 

炭酸ガスが完全に抜けきると、成分が最大限抽出されます。
その液体は、炭酸ガスが抜け切らない粉から抽出される液体より濃くなります。
濃度が濃い水溶液は、溶解力が弱くなります。
濃度が濃ければ濃いほど、溶解力は弱くなり、粉全体から均一に、かつ、ゆるやかに成分を溶かすようになります。
美味しいと感じる成分が溶け出し後、雑味成分が溶け出し始めます。
濃度が濃ければ濃いほど、成分が抽出されるスピートが遅くなり、雑味成分が抽出される前に抽出が終わるのです。
5分蒸らして完全に炭酸ガスが抜けた方が雑味も多く抽出してしまうのではないかと思われがちですが、
美味しいと感じる成分だけを粉全体から抽出するので、雑味はより少なく、濃い珈琲になります。
 

ということで、当店の蒸らし時間の標準を「5分」にすることにします。
 

そして、ゲイシャの場合は、10cc程、薄める湯を少なくし、全量290ccにした方が、
全量300ccよりしっかりとした香味を感じられます。
 

ベストなレシピは完成しました。
Drip$はドリップの技術は必要ありません。
当店が確認している「美味しい」を、誰にでもそのまま実感してもらうことが出来るようになりました。
 

近日中に、Drip$とゲイシャのセットを発売します。
是非、この機会に、誰でもプロより美味しく淹れられるDrip$で、世界最高峰のゲイシャをお楽しみくださいませ。
 
 

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