Esmeralda Auction Lot Mix(Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed 200g)
内容量:Esmeralda Auction Lot Mix(Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed 200g)
※50g袋×4個でお届け致します。
写真はイメージです。
【Drip$ 25gレシピ】
珈琲粉:松屋式用粗挽き 25g
(市販の粉よりかなり粗挽きです。ミルをお持ちでない方、粗挽きに挽けない方、豆ではなく、「粉:粗挽き」でご注文されることをお薦めします。)
蒸らし時間:4分
抽出量:150cc
全量:290cc(140ccのお湯で薄める)
【動画:「大人のたしなみ」Drip$25g レシピ淹れ方】
【動画:Esmeralda Auction Lot Mix 本焙煎試飲】
【Drip$の淹れ方】
※Drip$で松屋式の基本的な淹れ方をまとめました。
「飲んだ後も珈琲香炉で香りを楽しめます!ゲイシャの極上アロマでリラックス」
【動画:珈琲香炉をちょっとだけ試す】
【動画:環のたしなみーエスメラルダのドリップバッグで珈琲香炉】
【生豆情報】
生産国:パナマ
農園名:エスメラルダ
エリア:カーニャ・ベルデス(CañasVerdes)
生産者:プライス ピーターソン
標高 :1550m~1800m
品種 :ゲイシャ種(Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed) RA認証
精製 :フリーウォッシュド
カッピング評価:フローラル、レモングラス、スイートピーチ、 ジューシー
【動画:Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed テスト焙煎】
【動画:Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed 本焙煎】
【動画:Esmeralda Special 2019 ES-W2-4 Lino Carnaval Washed 本焙煎2】
「環のEsmeralda Special」
Last Geishaを販売してから早いもので2年半以上が経とうとしております。
久しぶりのEsmeralda Specialです。
昨今は、どこの国もゲイシャを生産しておりまして、香味の品質はさておき、ゲイシャは身近で簡単に飲めるようになりました。
ですが、過去にパナマ産のゲイシャを飲んだことがある方なら、ゲイシャと言っても香味の強さは様々だと実感していることでしょう。
ゲイシャに限らず、珈琲の香味は栽培環境によって変わります。
正に「気候風土の産物」であることが良く分かります。
この2年半の間に、エチオピアやエクアドル産のゲイシャを焙煎しましたが、
エチオピア産ゲイシャはモカの香味がしますし、エクアドル産に至っては、ゲイシャの香味がまったくしませんでした。
比較的、安定してゲイシャの香りがするのは、やはりパナマ産ゲイシャです。
それでも、ゲイシャのフレーバーは全体的に弱くなっているというのが、この2年半で受けた印象です。
2019年6月、松屋コーヒー本店の会長もいらっしゃった「エスメラルダのカッピング会」に参加しました。
カッピング会では「これまでで最低」と言える程、エスメラルダ・ゲイシャのオークションロットからまったく香りがせず、
ガッカリしたことを強く覚えています。
以下が当時のカッピング会の報告
【投稿:エスメラルダ・ゲイシャのカッピングに行って来ました!!】
【投稿:ひとりごとー生豆屋こそ、焙煎の腕を上げた方が良い!!】
一方、個人的には収穫もありました。
数年、感じていた「ゲイシャの香味がハラミージョエリアよりカーニャ・ベルデスエリアの方が華やかになっているのではないか?」という推測が、
このカッピング会で確信することが出来ました。
エスメラルダ農園で最初にゲイシャの栽培が始まったハラミージョエリアはゲイシャフレーバーが最も色濃いと定評があり、オークションでも人気のロットです。
ですが、個人的には既にハラミージョエリアのフレーバーのピークは過ぎ、
次に作付けされたカーニャ・ベルデスエリアの方がフレーバーは強く、フレーバーのピークを迎えていると感じました。
今回のカッピング会では香りがせず、香味を取るのに苦労しましたが、そんな中で最も香りが強く華やかだった水洗式は、
本商品カーニャ・ベルデスエリアの「ES-W2 Lino Carnaval Washed」でした。
そんなLotを松屋コーヒー本店さんが落札し、焙煎豆を飲ませてもらいました。
カッピング会とは全く異なり、ゲイシャ特有の香りが見事に香っていました。
ビックリしたのと同時に、久しぶりにゲイシャを焙煎したくなり、商品化することに致しました。
香りが最も強いロットとは言え、ゲイシャの香りはあっても、昔ほどの香味の強さはありません。
香味の良い時期との決定的な違いは、
「香味が平らになり、甘い戻り香の余韻が弱くなった」ことです。
柑橘系の香りがして、口に含むと浅煎りの酸味はします。
でも、それで終わりのように香味幅が薄いのです。
特に果実味を感じる甘さが弱くなっていると感じます。
そこで、今回は、良き時代に少しでも香味を近づけようと、
同じオークションロットを少しだけ焙煎度を変えた2種類をブレンドすることに致しました。
香りは、少しだけ浅めに焙煎した珈琲で
甘さなど味は、少しだけ深めに焙煎した珈琲で
香味を作りました。
ブレンドも何度も試作を繰り返し、冷めてからも濃厚な香味を味わえる比率(深め 8: 浅め 2)に決めました。
珈琲からはゲイシャらしいジャスミンともレモンとも例えられる華やかな香りが拡がり、懐かしくも感じます。
口に含むと、糖度が高い温州蜜柑のような甘酸っぱい果実味は濃厚でジューシーそのものです。
有り余るフルーツ感は飲み干した頃、余韻として戻り、心地良く鼻に抜けていきます。
冷めても厚みのある香味幅は健在で、香りは華やかさを増し、絢爛です。
他では味わえない「環オリジナルのEsmeralda Special」、是非ご賞玩くださいませ。
ゲイシャの最高峰と言われるエスメラルダ農園。
その成功の歴史については、これまでにもご説明してきた以下のページをご参照ください。
【エスメラルダ農園ゲイシャの歴史】
2014年11月 Esmeralda Special 2013 ES-04 Mario San Joséをご参照ください。
【これまでのエスメラルダ・スペシャル・Washed】
2015年4月 Esmeralda Special 2014 ES-W7-5 MARIO PASCUA
2015年11月 Esmeralda Special 2015 ES-W3 MARIO ENERO
2017年1月 Esmeralda Special 2016 ES-W-5-2 Noria San José
2017年6月 Esmeralda Special 2015 ES-W3 MARIO ENERO
2018年6月 Last Geisha Esmeralda Special 2015 ES-W3 MARIO ENERO