まとめ:ドリップバッグ抽出時の粉温度2

こんばんは。。
 

先日、ドリップバッグ抽出時の粉温度を再度計測しました。

 

今回の検証は、Drip$を事前に5分温め、最初の注湯温度を上げた場合、
蒸らし時間3分と4分で抽出成分が変わるのか?という検証です。
 

蒸らし時間の変化が季節の影響ならば、最初の注湯温度が変化する可能性があり、
それと同じような状況を今の寒い時期でも作り出せるかもしれないと考えた次第です。
 

今回データと前回とデータを重ね合わせてみました。
Dripbag4Dripbag5
 

焙煎担当:中川の試飲による感じた変化は、
 

「蒸らし時間3分、4分とも、事前にDrip$を温めた方が珈琲の濃度が濃い」
「蒸らし時間3分、4分とも、事前にDrip$を温めて抽出しても過抽出になっていない」
 

ということ。
 

では、データを比較して、分かったことは、以下の通り。
【蒸らし時間3分の比較】
Dripbag6Dripbag8
 

【蒸らし時間4分の比較】
Dripbag7Dripbag9
 

1.「Drip$の事前温めの有無によらず、上センサーの温度は蒸らし後、ほぼ同じ温度になる」
2.「Drip$を事前温めすると、
 最初の注湯直後と蒸らし後の抽出時、下センサーが上センサーより温度が高くなる。」
 ※上のグラフ内において、黒点線で囲んだ部分
3.「Drip$を事前温めすると、蒸らし後の抽出時間が短くなる。」
Dripbag10
 

これから推測できることは、以下の通り。
「湯温が高い方が、ドリップバッグ内の最下点に湯が早く到達する」
「炭酸ガスの抜けが早い」
 

特に、蒸らし後の抽出を確認すると、Drip$の事前温めがある場合、
下センサーの温度が急上昇していることから
注湯直後に、湯もしくは抽出液が下センサーに到達し、炭酸ガスが完全に抜けているため、
注湯直後からスムーズに抽出が進んでいるように見える。
注湯食後、下センサーが上センサーの温度を上回り、上センサーが温度のアップダウンを繰り返しているのは、
ドリップバッグ下部が、注湯直後から湯又は抽出液で満たされ、
抽出液が落ちる速さと湯が溜まる速さのバランスで
上センサー付近の水位が上下することにより温度もアップダウンしていると推測できる。
 

Drip$を事前温めしない場合は、
蒸らし後の注湯直後、下センサーの温度が緩やかに上がっていることから、
注湯しても、湯もしくは抽出液が下センサーに到達するまで時間がかかり、
炭酸ガスが抜け切れていないため、抽出が緩やかに進んでいるように見える。
下センサーが上センサーの温度を上回らないのは、
ドリップバッグ下部に湯や抽出液が浸み込むまでに時間がかかり、
注湯直後から湯の水位が上センサーより上になり、上センサーが湯に浸かりっぱなしだからと推測できる。
 

その観点で蒸らし後の抽出を動画で確認すると、Drip$の事前温めがある場合の方が
抽出時の水位が低いことが確認できる。
【蒸らし時間3分】左:Drip$事前温め 無、右:Drip$事前温め 有 ※それぞれ蒸らし後の抽出から開始します。

 

【蒸らし時間4分】左:Drip$事前温め 無、右:Drip$事前温め 有 ※それぞれ蒸らし後の抽出から開始します。

 

色々と推測はできるものの、検証回数が少なく、結論を出すレベルではない。
今後も引き続き、検証していきます。
 
 
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