月別アーカイブ: 2015年2月

Qグレーダーとは

2015/2/17




Qグレーダーとは何?、ソムリエに似てるの?と聞かれることが多かったので、
これを機にQグレーダーについて、まとめておこうと思いました。
 

一部、私の個人的な見解が入っています。あくまでも参考程度に捉えていただきたいと存じます。
 

Qグレーダーとは、
「SCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準・手順に従いコーヒーの評価(グレーディング)ができると認定された技能者」のこと
 

写真の「Q」のマークが付いた珈琲が、Qグレード認証コーヒーです。
0100q-01
 

Qグレード認証コーヒーとは、SCAAが定めるスペシャルティコーヒーの基準を満たしていることを
CQI(Coffee Quority Insutitute)が認証した珈琲です。
 

そのSCAAが定めるスペシャルティコーヒーの基準を満たしているかを判定するのが、Qグレーダーです。
Qグレーダーは、SCAAが定めるスペシャルティコーヒーの基準を知り、判定する能力が必要です。
判定に必要な能力(一般知識、味覚、嗅覚、官能評価、生豆評価)は8科目19項目に及びます。
すべての項目に関して、試験に合格した者をQグレーダーとしてCQIが認定します。
 

では、どんな判定をしているのか?
 

生豆評価
 

1.欠点豆の種類と欠点豆の数
2.焙煎豆のクェーカー(未成熟のため、焙煎しても色が付かない豆)の数
 

によりSCAAが定めるスペシャルティコーヒーであるかを判定します。
 

官能評価
生豆評価が基準を満たしていれば、次は官能評価です。
SCAAカッピングフォームを使って、香、フレーバー、後味、酸味、バランス等の評価項目に対して
カッピングによる官能評価をして点数を付けます。
合計点数が、珈琲の評価となります。珈琲を数値化して評価するのです。
SCAAのカッピングフォーム
cuppingform_coe
カッピングの様子
IMG_0672Evernote-Camera-Roll-20150124-151704

IMG_0676Evernote-Camera-Roll-20150124-151728

 
SCAAが定めるスペシャルティコーヒーの基準は、合計点数が80点以上です。
80点以上のコーヒーにQグレード認証が与えられ、Qグレード認証コーヒーとして販売することができます。
先の写真の「Q」のマークが付いた珈琲は、Qグレーダーが80点以上と判断した証であり、
品質が確保されているとも言えます。
 

参考までに、80点以上のコーヒーは、以下のように大別されます。
80点以上:フレーバーは生産国や産地が分かる程の明確な特徴を持たないが、クリーンカップで品質が高いコーヒー
85点以上:フレーバーで生産国や産地が分かる程の明確な特徴を持つコーヒー
90点以上:フレーバーで生産農園が分かる程の明確な特徴を持つコーヒー
 

これは、ミシュランガイドの格付けに似ていると思ってます。
 

但し、一般的に「スペシャルティコーヒー」及び「スペシャリティーコーヒー」という言葉が使われますが、
明確な定義や厳密な基準はなく曖昧なため、区別するために「SCAAが定めるスペシャルティコーヒー」と
記載しました。
 

そんな判定能力を持つQグレーダーは、2015年2月時点
 

Qグレーダー保持者は世界77か国
全世界のQグレーダー数(正式公表なし)  約3700人
日本のQグレーダー数 約280人
 

存在するようです。

不思議だねぇ・・・



環ではないフツーの珈琲屋のお話

その店は、モカのナチュラル使っておりました。
いつもどおりに豆を発注したらモカのウォッシュが届いちゃいました。

豆自体の在庫がないので仕方なくそのウォッシュを焙煎しました。
いゃあ・・・しみじみ味が違うもんですねぇ・・・

取りあえず・・・
他でナチュラルを発注して・・・
このウォッシュはとっとと売っちゃう予定・・・
(返品してもいいんだけどこっちも向こうもめんどくさいんで・・・)

ちなみに・・・
その店はモカとしか書いていないのでウォッシュを売ってもウソではないのです・・・

その店は基本・・・モカはナチュラル派なんです。

最後は予熱で決まる

2015/2/16



焙煎を突き詰めていくと最後に予熱に行き当たる。
重たい焙煎機をどのように温めるとその焙煎機は豆に対してどのように影響するか・・
すべてのことをぎりぎりで動かすとその部分影響を強く持つ
ざっくりと焙煎していた時に見えなかった部分がこのごろは感じることが出来る。
昔から存在していたのだが残念ながらぼくには見えなかっただけのことなんだと思う。
焙煎を極めるというのは結構大変だとこのごろは感じる・・・

25年間ぼくは何をやっていたんだろう・・・

このへんが分かったらどこにも負けない焙煎というものが本当に出来る気がする。

ノウハウは進化する



ものづくりをやっていて思うこと
同じものを何度も作ることはノウハウということに関しては役立ちます。
あなあけくんを久しぶりに作ったんですが、たった1本だけを作ったんで実験できた気がするのです。
いつもと違う作り方が出来たのです。
そして、そこから見えてくるのがノウハウの進化なのです。

時間がない時にはやれなかったことが今回は試せたのです。
そして、このやり方のほうがいい感じに仕上がることがわかったのです。

このやり方は他のものにも応用が効くのです。

なんかものすごいノウハウのように感じるかもしれませんがまったく大したことではないのです。

軸の太さを太くする時に紙を巻いてのりで止める。
そのあとに瞬間接着剤を染みこませる。
たったそれだけ・・・・

最初の紙をとめるのをセロテープで止めるのではなく糊というところがポイントとなります。

このやり方であなあけくんとIpodの三脚をつくりました。
(ヤスリが使えるのがいいです)

お試し用ミル販売開始のお知らせ

2015/2/15




お試し用ミルを選定していましたが、本日より販売を開始することになりました。
 
コーヒーミル・セラミックスリム(MSS-1B)
コーヒーミル・セラミックスリム(MSS-1B)
 
ミルをお持ちでない方へ、珈琲をプレゼントする時に最適なミルです。
プレゼントをためらわずに受け取ってもらえるよう小さくコンパクトな物に拘りました。
ミルの性能は勿論ですが、女性でも持ちやすく、使い勝手が良い物を選定しました。
 
珈琲豆を挽いている時の香も珈琲を楽しむ醍醐味の1つです。
粉になった瞬間、香が華開き、最も強く感じられます。
 
当店では、珈琲と一緒に芳ばしい香りもプレゼントすることをお薦めします。

予約商品限定キャニスターについて




毎月キャニスター入り商品をご予約頂いているお客様へ何か感謝の気持ちを表すことができないかと考え、3月商品より予約販売のキャニスターへ
商品名をサンドブラストで刻んでご提供することにしました。
 

Evernote Camera Roll 20150214 000453Evernote Camera Roll 20150213 234721
 

職人が1つ1つ丁寧にサンドブラストしている当店だからこそできるサービスです。

どうぞ、ご検討くださいませ。
 

以下の3月の予約販売商品からサービスを開始します。
 
3月TopNotch(予約)ジャマイカ クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1
Jamaica
 
3月Superb(予約) ホンジュラスCOE2013 Moreno
HondurasCOE2013
 
3月Superb(予約) ホンジュラスCOE2014 El Milagrito
HondurasCOE2014

3月商品予約販売開始のお知らせ




昨日は、Happy Valentain Dayになったでしょうか?
お待たせしました。本日より、3月商品の予約販売を開始しました。
 

3月は、卒業、退職など、年度の節目であり、別れの季節でもございます。
お世話になった方へ、大切な方へ感謝の気持ちを込めて贈るプレゼントに最適な商品が揃いました。
 

「RESERVATION」

ページよりご確認くださいませ。

おとなの週末に掲載されました。

2015/2/14




おとなの週末の読者プレゼントにプレゼント商品を提供致しました。
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シンプル・イズ・ベストの罠



シンプルイズベスト・・・
誰もが知っている言葉
なんとなく正しそうな言葉・・・

ぼくてきにはこの言葉は正しいと思っています。
ただし、なんやかんやめちゃめちゃ試行錯誤して・・・
その後ムダをそぎ落としていって最後にいう言葉なのです。

ぼくはまだまだ試行錯誤が足りないので・・・
シンプルイズベストという言葉が言えないのです。

これがいえるようになると・・・
ちょっとは珈琲の焙煎が分かったと言えるようになる気がします。

誰もワカラナイこだわりについて

2015/2/13



今回過熱水蒸気に付けた蒸気調整弁は・・・
ぼくだけしかワカラナイこだわりがありまして・・・
説明しなければ本当に誰もワカラナイ・・
せっかくここまで作ったのに誰もワカラナイというのは悲しいので
ちょっと説明・・・

ここで説明してしまうのもこれはこれでちょっとした敗北感がある・・・

だけど説明しないと本当に誰もわかってくれない・・・

じつは・・・この蒸気調整弁は・・・
決まったタイミンクでしか開けることができないように干渉するようにできているんです。

吸気口開閉ハンドルと排出口のリミットスイッチ取り付け部分と干渉するようにできています。

これによって絶対にミスをおこすことができないような仕掛けになっています。

・・・・自分で説明していて虚しい・・・・
ちなみに・・・この装置の試運転をやった感じはバッチリでした。