月別アーカイブ: 2015年11月
マニアに告ぐ・・・珍しい豆は、飲むべし
2015/11/30
美味しい珈琲なんていっくらでも飲めるもんです。
美味しい珈琲豆なんていっくらでも買えるのです。
だって珈琲屋は美味しい珈琲をつくる為に努力しているんですがら・・・
ぼくも環をはじめる前はそうでした。
美味しい珈琲を作ることしか考えていませんでした。
焙煎を極めることしか考えていませんでした。
今はちょっと違います。
焙煎を極めるための努力は今までと変わらんのですが・・・
珍しい豆・・・怪しい豆・・・に対する評価がメチャメチャ変わりました。
コピ・ルアックなど珍しい豆をうまい・不味いで昔は評価していました。
今は違います。
面白いで評価します。
自分のうまいなんてそんなに難しいことではないのです。
そんなもんけっこう簡単に探せるしつくることはできるのです。
そんなもんよりも今しか味わえない珍しい豆・怪しい豆を体験するべきです。
だってその怪しい豆は一生巡り合えない可能性が高いのですから・・
それが自分の口に合わなかったとしても大した問題ではないのです。
そんな経験ができたことを喜ぶべきなのです。
うまい珈琲なんていつでも飲めるんですから・・・
ちなみに・・・
代表はニカラグア ローリナの焙煎に不満なようですが・・
ぼくてきにはOKです。
普通の珈琲ではない味を味わえるのですから・・
12月商品ご予約者様限定品が決定!
2015/11/29
こんばんは。。
先程、焙煎しました「ローリナ」ですが。。
テスト焙煎なしの1回勝負。焙煎が完璧ではなく、少々、渋味があります。
ですが、大変、珍しい珈琲ですので、皆様に味わって頂きたく、ご予約者様限定品としてお付けすることにしました。
ドライの香は、マロンクリームのようなホックリとした甘い香。
口に含むと、メロンのような甘さが感じます。
キャラメル系の苦味なく、円熟味をおびた柿のようです。
ハニー精製の香が強く、ローリナ本来の特徴を掴むことは難しいかと思いますが、
敷いてあげるなら、ゲイシャのナチュラル精製よりさっぱりとしております。
フレーバーが繊細な分、飲みやすいところがローリナらしいです。
但し、焙煎終了時の火力が低かったため、完璧な焙煎ではないため、飲んだ後、渋味を感じます。
予め、ご了承くださいませ。。
12月商品をご予約頂いた皆様、今、暫く、お待ちくださいませ。
※12月1日が火曜日のため、ご予約商品の発送は、12月2日となります。
焙煎データによる再現性の検証【ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1】
12月TopNotch ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1は、「香味の再現」がテーマでした。
3月TopNotchで販売したブルーマウンテンNo.1の香味を再現することです。
焙煎データによる再現性の検証をしてみました。
以下、3月と12月の様々な焙煎データを抜粋してみました。
3月 | 12月 | 誤差 | |
外気温(℃) | 5.7 | 11.3 | |
室温(℃) | 26.5 | 22.6 | |
湿度(%) | 30 | 32 | |
含水率(%) | 10.7 | 10.7 | |
投入量(g) | 3800 | 3800 | |
出来上がり量(g) | 3214 | 3220 | +6 |
目減り率(%) | 15.4 | 15.3 | -0.1 |
中点(℃) | 89.9 | 89.8 | -0.1 |
中点時間 | 1:38 | 1:31 | -0:07 |
1ハゼ(℃) | 171.4 | 170.8 | -0.6 |
1ハゼ時間 | 12:58 | 12:52 | -0:06 |
終了温度(℃) | 195.5 | 195.9 | +0.4 |
終了時間 | 16:28 | 16:25 | -0:03 |
以下、焙煎データをグラフにしたものです。
※青色:3月本焙煎データ、赤色:12月本焙煎データ
排気温度の最大誤差は、4.6℃、本体温度の最大誤差は、4.9℃(中点以降の最大誤差は、1.2℃)でした。
ダンパー操作を行うと、グラフ上、ダンパー操作の線が上下します。
ダンパー操作の上下している箇所を見ると、1箇所を除き、ほぼダンパー操作のタイミングが同じになりました。
※当店のダンパー操作は、焙煎時間で操作するのではなく、本体温度を元に操作します。
当店では、キーポイント(1ハゼ、中点、焙煎終了等)となるタイミングが、10秒以上の誤差が生じた場合、焙煎に問題があると判断します。
その観点からは基準内にあり、焙煎データ上は、ほぼ再現出来たと言えます。
また、様々な温度についても、排気温度を除く、誤差2℃以内であることから、こちらの点からも、焙煎データ上は、ほぼ再現出来たと結論付けました。
排気温度については、誤差がない焙煎に近づけていくことが、これまでも、これからも課題です。
ブルーマウンテンという豆について
環の焙煎でブルーマウンテンを煎ったんです。
いつも環で焙煎する豆は、良い豆ばかりです。
オークションの豆なんかはすごく高かったりします。
そんな豆をずっと焙煎してきてわかったことがあります。
ブルーマウンテンは
美しい・・・
とにかく豆が美しいのです。
惚れ惚れするぐらいに美しいのです。
ブルーマウンテンを豆で買って飲むという贅沢は
この豆の美しさからスタートせねばなりません。
この美しい豆を河野の手挽きのミルでひいて・・・・
ゆっくり珈琲をたてる。
そのストーリーの主役ができる・・・
ブルーマウンテンを買った人の特権なのです。
これだけ美しい豆だったら高くてもいいかなぁ・・・
そんなことを感じました。
珈琲好きはブルーマウンテンなんて名前だけだろうと思わずに
しっかりしたブルーマウンテンを一度だけでも試してみてほしいと思います。
美しさに一発で心変わりします。
ぼくが心変わりしたように・・・
12月TopNotch ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1 テスト焙煎・試飲情報
11/26~27、12月TopNotchのジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンをテスト焙煎をしました。
焙煎終了温度を220℃に固定して、予熱とダンパー操作を変えて、3種類をテスト焙煎しました。
11/28、松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎・試飲情報は、以下のとおり)
松屋式による試飲
粉砕、注湯時から甘い香りがしていました。甘い香は、どことなくフローラルにも感じます。
急激な気温変化により、予熱不足だった1回目の焙煎、予熱を強くしたものの、まだ予熱不足状態の2回目の焙煎は、
ナッツ系のフレーバーが強く出ていました。
クリーンカップで甘さもあるので、この焙煎でも充分に美味しい。
ただ、ナッツ系の油分の甘さとマスカットのような酸味のバランスが若干、悪かった。
2回目の焙煎方法でダンパー操作を1箇所変えた3回目の焙煎は、熱い内はアプリコットのような甘酸っぱい香味。
抽出している時から感じるマロットした液体の感触が、口の中ではベールのように感じます。
この感触こそ、ブルーマウンテンだなと実感します。
冷めると酸味が減少し、甘さがナッツ系の油分の甘さに変わります。
本焙煎のテーマは、香味の再現です。
甘さの強さは、3月商品の方がもう少し強かったため、予熱と煎り止の火力を調整して、本焙煎に望むことになりました。
テスト焙煎
水分量:10.6%
焙煎終了時の本体温度(℃) | 焙煎時間 |
1回目:220.2 | 17:14 |
2回目:220.0 | 16:58 |
3回目:220.6 | 17:05 |
焙煎担当のコメント
環の本焙煎
毎月の大イベント・・・
環の本焙煎です。
毎回毎回発見です。
業務用とディスカバリーの相関関係・・・・
なんで代表はわかるんだろう・・・
不思議でした・・・
その理由が分かりました・・・
努力です。
業務用の焙煎機とディスカバリーのハゼや終了のデーターをきっちり頭に入れていてどの豆ならば何度違うのか・・・
それをしっかり頭に入れているのです。
過去のデーターをしっかり見て予想しろと言われていて
なんかよーわからんかったですが、ちょっとわかった気がします。
もっともっとエクセル使いにになろうと思います。
色を合わせりゃあいいんでしょ・・・からの卒業をせねば・・
キャニスターコレクション
こんばんは。。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが。。
HPの「CANISTER COLLECTION」ページで、これまで作成したキャニスターをご紹介することになりました。
サンドブラスト職人こと、「中の人」の作品集です。
技術も進歩していることが、分かります。
ご興味のある方、ご覧くださいませ。
【CANISTER COLLECTION ページ】
HP→「DIARY」→「CANISTER COLLECTION」
※HPの配置場所を変更する場合がございます。
延期になっていましたが。。
お客様オリジナルキャニスター作成サービスも来年には始めたいと構想を再開しました。
どうぞ、お楽しみに。
本日の本焙煎(エチオピア・グジG1)とローリナ本焙煎のUStream放送について
こんばんは。。
「週刊ばらちゃん金曜日」の放送がお休みになりました。
本日のエチオピア・グジG1の本焙煎は、業務用焙煎機が冷め次第、放送を開始致します。
焙煎は、22時頃には開始出来そうと予想しております。
また、12月商品ご予約者様限定品のローリナについて、以下の日程で焙煎をUStream放送をすることとなりました。
焙煎に興味がある方、是非、ご覧くださいませ。
11月29日(日)21時00分〜 Nicaragua Fincas Mierisch Laurina(DISCOVERY)
週刊フレーバーのチャンネルを使ってユースト放送をやります。
ちなみに、タイムラインの受け答えは、生豆投入前、焙煎終了後に限らせてもらいます。
焙煎中は、タイムラインの受け答えは出来ません。焙煎の見学もないので悪しからず・・・
http://www.ustream.tv/channel/フレーバーチャンネル