こんばんは。。
製作後記として書こうかとも思ったのですが・・
そこまででもないかな~と思いまして・・
生豆は、真空・低温で焙煎所のフレーバーコーヒーとは別場所で保存しています。
焙煎前にフレーバーコーヒーに運んできます。
焙煎するまでフレーバーコーヒーに置いているのですが、保管庫で置いておくと
生豆の豆温は、低くなり過ぎ、焙煎には適していません。
生豆を常温に置いておきますと、季節によって、生豆の温度が変わってしまい、
これはこれで焙煎に適さない温度になることがあります。
場所によっては、夏は25℃以上になりますし、冬は20℃以下になってしまいます。
データを収集していても、生豆の温度が季節によって変化してしまっていたら、
見えてくるものも見えてこない訳です。。
何年も前から焙煎直前の生豆の温度を一定にしたいと言い続けてきたことが、
やっと実現しました。
フレーバーのように直火式の焙煎機は、外的な環境の変化を受けやすいです。
下のグラフの赤丸部分を見てください。
緑の線は、バーナーの温度です。
赤丸部分は、焙煎機に点火して予熱中です。
ガス圧を一定にして予熱していた時にバーナー温度の上昇が緩やかになる現象が起きました。
何も焙煎機を操作していません。
さて、ここで問題です。。この原因は、何でしょうか?
正解は、
「お店にお客様が入ってきて、入口が開閉して、室内の空気の流れが変わった」
です。
焙煎所のフレーバーコーヒーは、焙煎ルームはなく、焙煎機が置かれている場所は壁で仕切られていません。
焙煎している場所と珈琲豆を販売している場所が一体となった1つの部屋です。
ですから、お店の入り口が開くと大きく空気の流れが変わるのです。
室内の空気の流れが変わったことにより、焙煎機が吸気する空気の量が変わった訳です。
このように、データを収集・解析するという意味では、当店にとって、焙煎する環境は非常に重要です。
これまで焙煎のデータ収集・解析をしてきましたが、焙煎の研究においては「序章」であり、
焙煎ルームが出来た時、初めて「スタートライン」に立てると考えています。
速く焙煎ルームを持ちたいものです。。
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