月別アーカイブ: 2015年11月

12月Superb商品のテスト焙煎・カッピング情報を追加しました。

2015/11/26




12月Superb商品のテスト焙煎・カッピング情報をDIARYに追加しました。
各商品ページにもリンクを追加しています。
なお、焙煎担当のコメントは、後程、追加します。
 

Ethiopia

 

12月Superb エチオピアセットのテスト焙煎・試飲情報



11/20~25、テスト焙煎をしました。
グジG1は、焙煎終了温度を2℃ずつ変えて3種類(焙煎終了温度:214、216、218℃)、
コンガG3は、7種類(焙煎終了温度:220、224、228、230、232、234℃)をテスト焙煎しました。
 
11/25、松屋式による試飲を行いました。
(テスト焙煎、試飲の詳細は、以下のとおり)
 

グジG1
松屋式による試飲
澄んだ甘酸っぱい香が心地良い。すずらんの花に自分自身が囲まれているかのような錯覚を感じる。
夏みかんのような酸味はクリスマスイルミネーションが夜空を色艶やかに照らしだすかのように明るい輝きです。
マーマレードジャムのような甘さがより一層、果実感を醸し出している。珈琲が果実であることを実感できます。
時折、紅茶のようなテイストが顔を出すところは、ゲイシャにも似ています。
完全に冷めるとブランデーのような芳醇なフレーバーに変わります。
ゲイシャと同様に、酸味がお好きな方にはお薦めの珈琲です。
珈琲らしくない珈琲をお楽しみ下さいませ。
 
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焙煎終了温度:214℃は、香・酸味が最も強く、透き通っている。甘さは最も弱く、酸味が強く感じらる。
フレッシュの夏みかんの様。
焙煎終了温度:216℃は、香がフルーティに感じられる限界と判断。甘さが増して、フレッシュな夏みかんが
マーマレードジャムに変わった印象。
焙煎終了温度:218℃は、芳ばしい香が混ざってくる。フルーツ感がなくなりつつある。
芳ばしさと珈琲の濃さが増して、Teaフレーバーが増している。
酸味が穏やかになった分、最も飲みやすい珈琲である。
 
どの珈琲も酸味が感じられる焙煎度であり、焙煎終了温度:218℃が最も飲みやすい。
ただ、今回は、フルーツ感がテーマのため、香がフルーティでマーマレードジャムのような甘さを感じる
焙煎終了温度:216℃で仕上げることにしました。
 
 

コンガG3
松屋式による試飲
焙煎を進めることで芳醇な香に変わったモカ香。
甘さもフルーツの甘さからブラウンシュガーのように変わります。
焙煎を進めたことでコクも豊かになり、ほのかな苦味が加わって、ビターチョコレートのようです。
冷めると、ブランデーのような洋酒を想わせる香は強くなります。
果実感が溢れるグジG1とは、異なる焙煎で作った香味です。
もう1つのモカフレーバーをご堪能くださいませ。
 
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焙煎終了温度:220℃〜224℃は、酸味が強く、スモーク臭も強くないため、モカの持ち味である
フルーツ感がまだ残っている印象。
焙煎終了温度:228℃は、深煎りの領域に入った印象。ただ、まだモカの酸味が強く、芳ばしさとの
バランスがベストではない。
焙煎終了温度:230℃は、モカの酸味、苦味、甘味のバランスが非常に良い。
深煎りでありながら、モカ香をしっかり感じられる。
焙煎終了温度:232℃〜は、スモーク臭が強くなり、モカの甘い香が曇ってしまう。
勿論、焙煎度が増すにつれ、モカらしさが消える。
深煎り好きの方なら、これ以降の焙煎度でもモカと他の珈琲を判別出来るであろうが、一般的には
この焙煎度以降の珈琲でモカであると認識するのは難しくなる。
 

懐かしい味がテーマ。
モカと分かり、バランスが良い焙煎終了温度:230℃で仕上げることとなった。
 

 
テスト焙煎
グジG1
水分量:9.4%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
214.4 15:17
216.1 15:37
218.1 16:01

 
コンガG3
水分量:9.8%

焙煎終了時の本体温度(℃) 焙煎時間
220.5 16:01
224.3 16:55
228.0 17:23
230.6 17:24
231.4 16:51
233.7 16:40

 

焙煎担当のコメント

12月商品ご予約者様限定品候補【Nicaragua Fincas Mierisch Laurina】

2015/11/24




こんばんは。。
 

テスト焙煎しながら、様々な作業をしているのですが。。
 

12月商品ご予約者様限定品候補の「Nicaragua Fincas Mierisch Laurina」を少し、ご紹介したいと思います。
 

品種Laurina:ローリナは、某大手コーヒーメーカーが、秋になると販売するブルボン・ポワントゥのことです。
大変希少かつ珍しい品種です。
写真のように、小粒で豆の先端が尖っているのが特徴です。
IMG_3768IMG_3770
 

下の写真は、左:エチオピア シダモG4、右:ローリナ
粒の大きさは、エチオピア シダモG4と変わらないですが、先端が尖っていることがよく分かります。
IMG_3773
 

通常のアラビカ種と比べて、カフェイン含有量が約半分と少ないため、ナチュラル・デカフェとも呼ばれているそうです。
 

生豆から、パルプ・ド・ナチュラルと思われる甘い果実のような香が漂っています。
 

勉強のために、2年前、某大手コーヒーメーカーのブルボン・ポワントゥを飲みました。
浅めの焙煎でしたから、透明感のある酸味は感じました。
ただ、焙煎してから2〜3ヶ月経過していたため、酸化していて、香味を正確には取れませんでした。
 

ということで、こちら初焙煎になります。
少量しかないため、テスト焙煎も出来ません。
 

焙煎度合いや焙煎プロファイルは、どうしようかと思案中です。
初めての焙煎、ちょっとワクワクもしてます。。
 
珍しい品種ですから、記録として残したく、焙煎のUStream放送も考えてます。
 

焙煎がテスト焙煎なしの1回勝負ということもあり、ご予約者様限定品「候補」としています。
 

※限定品を変更する場合もございますので、予め、ご了承くださいませ。
 
12月商品の予約販売は、11月30日までです。

「RESERVATION」

ページよりお買い求めくださいませ。
 
ご予約を心よりお待ちしております。

ENJOY COFFEE と OMAKE COLLECTION

2015/11/23




こんにちは。。
 

お気づきでしょうか?
「DIARY」メニューに、新メニューが登場していることを。。
スクリーンショット 2015-11-23 14.39.00
 

新メニューは、「ENJOY COFFEE」と「OMAKE COLLECTION」。
 

「ENJOY COFFEE」に、これまでにご紹介した珈琲のお供やお楽しみ方をまとめてみました。
「DIARY」→「ENJOY COFFEE」
スクリーンショット 2015-11-23 14.39.31

 

また、「OMAKE COLLECTION」に、毎月、ご予約者様にお付けしている限定品(所謂、オマケ)も、まとめてみました。
「DIARY」→「OMAKE COLLECTION」
スクリーンショット 2015-11-23 14.39.58

 

ご興味のある方、ご覧くださいませ。
 

ちなみに、12月商品のご予約者様限定品は、「ローリエ」という品種(某メーカーのブルボン・ボワントゥ)の珈琲を
お付けしようと検討中。。大変希少な珍しい品種です。
 

どうなりますことやら。
決定しましたら、正式にご連絡致します。
 

折角なので、これまでのキャニスターも「キャニスター・コレクション」として、まとめてみたいと思ってます。

焙煎は修行です

環では
焙煎をして・・・・
データーをパソコンに打ち込んで・・・
試飲して・・・・・
問題点を話し合い・・・
またまた焙煎し・・・

とにかくそのループの繰り返し・・・
通常・・・商売ではそんなループにはなりません。

商売では焙煎し・・・・
お客さんに売っちゃって・・・
生豆を仕入れて・・・
またまた焙煎し・・・

普通はそんなループです。

このストイックなループは、禅の修行に匹敵する気がします。
環の一年後は宗教になっているかも・・・

・・・それはない・・・・と思う。

クリスマスケーキ再撮影完了!!

2015/11/22




こんばんは。。
 
テスト焙煎をしながら、クリスマスケーキの再撮影しました。。
 

前回、撮影した写真を見て、何だか寂しいな〜と思いまして。。
 

サンタクロースを登場させることにしました。。
 

「ホワイト・クリスマスにサンタさんが良い子へプレゼントを運んでいるシーン」を表現したつもりです。
 

ガトーショコラは、どうしてもケーキの表面が凸凹しているので、何度も練習をしていざ、本番。。
IMG_3748
 

「Winter Selection 2015」の文字が読めなくなってしまうアクシデントはありましたが、
サンタさんも綺麗に描くことが出来て、マズマズ。。一安心。。
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そこで、一口試食してみました。勿論、クリスマス・ブレンドとともに。。
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この黒豆入りガトーショコラは、チョコレートも黒豆も甘すぎない絶妙な甘さでした。。
チョコレートが苦手な私でも食べられる美味しさ!!
チョコレートの生地は、しっとりとしていて、ほんのりビター。。
黒豆の食感がアクセントとなっています。
チョコレートが強すぎないので、コチャレの芳醇な香と相性抜群です。。
コチャレとのマリアージュで、チョコレートケーキがブランデーで風味づけされたようです。
 

ちょっと大人のクリスマスケーキが楽しめますよ。。
 

そんなクリスマスブレンド 2015は、只今、ご予約販売しております。
今年のクリスマスは、チョコレートケーキとクリスマスブレンドで。。。
【クリスマスブレンド 2015】
christmas_blend_2015
 

WinterSelection 2015 にもクリスマスブレンド 2015が含まれています。
【WinterSelection 2015】
WinterSelection_TopNotchWinterSelection_Superb

THE・雑務部!



月の半ばを過ぎて「DFR 環」の方も、テスト焙煎などで色々ボルテージが上がってきてます。

 

当然の如く、自分の担当部署も動き出す訳ですが…
今回はちょっと違いました!

 

中川氏(焙煎担当、メカに強い)のブログ等でも言及してますが…

【焙煎担当:中川のブログ】
「事件です・・・」「やっと治った・・・」「残念でした・・・」
 

コンプレッサーがアカンのです!
調子が良くない。

 

というより「トラブル(故障)」です。

 

質が悪いことに「完全沈黙」ではないので、
ちょっと調整してみてOK、でもアウト。

 

またいじってみて、イケる。

 

でも安堵した頃にまた…(涙)。

 

まぁ、そうやっているうちに「原因」が解ってくるんですが(笑)。

 

兎に角、一般的に「コンプレッサー」なるものは「すぐさま目につく(もしくは取れる)場所」にはないもの。

 

環の場合も同等でして、作業場の一番奥に鎮座してます。
で、対処の度に引っ張り出して…。

 

(その都度、前に在るものを移動)

 

結果、納得?するとこまでは解決出来た
(と信じたい)ので完了。ということに(笑)。

 

それではいよいよ通常モード。

 

と、その前にもうひとつ。

 

昨年と同じく、今年も「Christmas Blend」と「Winter Selection」を発表しました!

 

詳しくはサイト閲覧でお願いします。

【Christmas Blend】
christmas_blend_2015
【Winter Selection 2015】
WinterSelection_TopNotchWinterSelection_Superb

 

そんな「Christmas Blend」につきものなのが、X’masケーキ。

 

市販のモノに「環」のネームを入れて「オリジナル仕様」にして撮影します。

 

(もちろん撮影後はstaffで美味しく戴きます)

 

今年は、ネーム入れを自分達で行いました!

IMG_3722IMG_3728
 

これもまた、詳しくはサイトのブログに掲載されているので(笑)。

【クリスマスケーキの撮影ブログ】
「クリスマスケーキの撮影!!」「クリスマスケーキ再撮影完了!!」
 

でも、この日の自分は「冴えていた」ことは事実。

 

なかなかのヒラメキだったと、自画自賛します。

 

以上、豆の焙煎とはまったく関係無い作業の数々。

 

それをこなすのが「雑務部」の仕事。

 

全ては、完全に意識を「DFR 環」に向けるため。

 

例えるなら、それは「ロケット打ち上げ」。

 

そんなことはを思いながら、「雑務部」は活動しています。

テスト焙煎評価でのカッピング廃止について




こんにちは。。
 
11月Superbケニアセットのテスト焙煎、カッピング情報でも、少し触れましたが。。
 
改めて、テスト焙煎時に、カッピングと松屋式ドリップの両方で珈琲を評価してきましたが、
12月商品より、松屋式ドリップによる試飲のみにすることとなりました。
カッピングは、生豆の質、個性を判断する時に用います。
 
1年間、テスト焙煎時にカッピングでも珈琲の評価をしてきました。
その中で、カッピングと松屋式ドリップで評価が異なることが多々、ありました。
評価が異なる場合は、実際にお客様が召し上がる形態を考慮し、松屋式ドリップでの評価を優先してきました。
 
例えば、香や酸味を引き出したい焙煎では、カッピングでは浅めの焙煎のカップが好印象となります。
浅めの焙煎よりやや深い焙煎度合いの珈琲は、香味が強く感じられず、評価が下がります。
ですが、これを松屋式ドリップで試飲しますと、浅めの焙煎は、酸味が強く、渋さを感じる珈琲だったりします。
逆に、浅めの焙煎よりやや深い焙煎度合いの珈琲は、酸味、甘味等の香味のバランスがよく好印象だったりします。
 
このようにカッピングの評価が必ずしも松屋式ドリップによる試飲と同じにならない訳です。
 
昨年度は、生豆が持つ個性を分かりやすく引き出すことに力を注いだ1年でした。
今年度は、苦味や焙煎が作り出す香味も含めて、珈琲としての美味しさを表現していく所存です。
 
焙煎が深くなるにつれ、当たり前ですが、香に焙煎臭がつきます。
焙煎臭が付いた珈琲は、豆が持つ香を判別しにくくなります。
焙煎度合いが深くなると苦味も増す訳ですが、深い珈琲をカッピングすると苦さが強く感じられ、
それ以外の香味を取ることを阻害します。
ただ、苦味は、珈琲を構成する重要な味の1つであります。
カッピングで苦く感じた珈琲でも、松屋式ドリップで抽出すると非常に上質な苦味が珈琲感として
魅力的な珈琲であることが多々、あります。
 
カッピングを廃止しようとした理由の1つでもあります。
 
今後は、実際にお客様が召し上がる形態だけで、テスト焙煎の珈琲を評価していきます。
但し、当店は、抽出方法として、松屋式ドリップを推奨しております。
そこで、テスト焙煎の評価方法は、松屋式ドリップによる試飲のみにすることと致しました。

残念でした・・・



コンプレッサーのちっちゃな逆止弁・・・
これが上手く動作しなくて苦労したんです。

そして・・・
原因を何とかみつけて、スムーズに動くように確認して組み付けたんですが・・・

だめでした・・・

8時間ぐらい動かしていたら突然吹き上がりました。

またいちからやり直しです。

ただ・・・原因の場所はわかっています。

今回直してダメだったら・・・

部品を交換するしかなさそうです。

12月商品本焙煎UStream放送のお知らせ




12月商品の本焙煎について、以下の日程でUStream放送をすることとなりました。
焙煎に興味がある方、是非、ご覧くださいませ。
 
今回は、UStream放送:週刊フレーバーでクリスマスブレンドに使う「エチオピア コチャレ・ナチュラル」を
DISCOVERYで焙煎した後、クリスマスブレンドのベースを業務用焙煎機で焙煎します。
ちょうどクリスマス1ヶ月前の11月25日(水)は、焙煎祭りのように放送が続き、クリスマスブレンドが出来上がります。
お楽しみに!!
 
11月25日(水)21時00分〜 クリスマスブレンド2015[エチオピア コチャレ・ナチュラル](DISCOVERY)
       22時30分頃(週刊フレーバー放送終了後)〜クリスマスブレンド2015[ベース]
11月26日(木)21時00分〜 エチオピア イルガチェフェ・コンガG3
11月27日(金)22時30分頃(週刊ばらちゃん金曜日放送終了後)〜 エチオピア グジG1
11月28日(土)21時00分〜 ジャマイカ・クライスデール2014 ブルーマウンテンNo.1
22時30分〜 グアテマラCOE2013 ラ・ピラ農園
 
なお、12月1日は、火曜日になります。12月商品の発送は、12月2日(水)となります。
予め、ご了承くださいませ。
 
週刊フレーバーのチャンネルを使ってユースト放送をやります。
 
ちなみに、タイムラインの受け答えは、生豆投入前、焙煎終了後に限らせてもらいます。
焙煎中は、タイムラインの受け答えは出来ません。焙煎の見学もないので悪しからず・・・
 

http://www.ustream.tv/channel/フレーバーチャンネル

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